すべてに手抜きのないディズニー、すべてに手抜きだらけのホール業界

 

年末の映画話題作といえば「スターウォーズ/フォースの覚醒」だろう。前作から10年ぶりということもあり、派手なプロモーションも行われている。そして、この映画の製作がウォルト・ディズニー社であり、映画公開がどこまで同社の業績を押し上げるか、株式アナリストの間では議論となっている。

このディズニー社は、とにかく人の心をソフトに、時には鷲づかみにするのが上手い。ディズニーランドで入場ゲートに向かうと、キャストと呼ばれるスタッフが満面の笑みを浮かべて「こんにちは」。いろいろなホールでスタッフをキャストと呼んでいるが、ほとんどが一応の笑顔で「いらっしゃいませ」のお約束の言葉挨拶。

園内に一歩踏み入れれば、そこは非日常空間。ホールのように無粋な自動販売機、喫煙ルーム、海のポスター、エヴァのフィギュア、トリセツもない。

そしてひとたびアトラクションに乗れば、大人も子供も宇宙冒険、秘境探検、幽霊屋敷の探検に出かけることができる。パレードが始まれば、キャラクターと一緒にステップも踏める。ディズニーランドでは、「誰でも主人公になれる」のだ。ホールで、まあ、主人公になれるとしたら、カド台でドル箱を高く積み上げるくらいだろう。

もちろん、ホール側がディズニーランドのような非日常空間を演出することは不可能。なぜなら、パチンコは身近にある大衆娯楽だからだ。だが、ホールも実行により魅力度をあげることはできる。ディズニーランドではスタッフトークからアトラクション、装飾に至るまで手抜きはない。その努力がリピーターを増やし続けている。

「スターウォーズ」に話を戻そう。セブンイレブンでは、公開2ヵ月前からチケットの先行販売をしている。いろんな場所で「ライトセーバー」や「ダースベイダー」の関連グッズやポスターが出回り始めている。さまざまなクロスメディア戦略による事前告知に手抜きはない。

カテゴリー: 他業界動向

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