「部下指導に失敗する上司×成功する上司」 ―部下指導に失敗する上司は、自分だけが教える人。部下指導に成功する上司は、教えた部下に教えさせる―

社員研修のオーソリティ・藤崎敏郎が伝授する人財育成の真髄 第40回

「部下指導に失敗する上司×成功する上司」 ―部下指導に失敗する上司は、自分だけが教える人。部下指導に成功する上司は、教えた部下に教えさせる―

部下指導で教える際には、次の“教え方の6ステップ”を踏むと、部下に伝わりやすい教え方になります。

♦ステップ1.目的を教える
ただ、やり方を教えるのではなく、目的を教えるのです。その業務の結果が何につながるのか。例えば、業務が職場全体の業績にどのように影響するかを教えなければなりません。そして、自分の仕事の思いも付け加えて話すと、部下のやる気が向上します。例えば、「私はお店をお客様で一杯にしたい。だから、この仕事がとても大切なんだ。力になって欲しい!」

♦ステップ2.業務の手順を分解し、急所を教える
どのような仕事も業務の手順を分解して、急所を教えると部下指導がうまく行きます。まず、作業分解のコツを教えると、具体的には、業務を時間で分けて考えたり、場所で分けて考えたりすると分かりやすいでしょう。例えば、部下に店舗の問題点は何かと聞いてもすぐに答えが出てこないかもしれません。しかし、開店前の業務の問題点は何? 開店直後のオペレーションの問題点は何? ピークタイムのサービスの問題点は何? と、分けて質問すると答えやすくなると思います。そこで出た問題点がテーマになります。そのテーマについて、業務の手順を分解して急所を教えるのです。行動する順番に言語化して、急所を付け加えれば誰もが分かりやすいテキストになります。

♦ステップ3.業務をやってみせる
手順にそって、自分がやってみせる。このやってみせる効果は、とても大きいのです。部下ができていないのは、自分が手本となってやって見せていないからだと思って、何度もやって見せましょう。

♦ステップ4.業務をやらせてみる
手順にそって相手にやらせてみる。そうすると、できている部分、できていない部分がわかります。前のステップ3と、このステップ4は、ロールプレイングのことです。できていないことは、ロールプレイングを繰り返すと、うまくいくようになります。ロールプレイングは最高の教え方です。

♦ステップ5.業務を評価し、助言する
評価という意味は、できている部分は褒め、できていない部分は改善させることです。教える人が質問をして、できていない部分を本人に気づかせるのが上手なやり方です。部下は改善しようという気持ちが大きくなるからです。例えば、「どこができていて、どこができていないと思う?」と聞くとうまくいきます。本人が気づくと、自分から改善するようになります。

♦ステップ6.業務の後を観る
教えた後も、ちゃんとできているかどうか観察することです。これが抜けているケースが多いものです。すると、いつの間にか教えたやり方と違っているケースもあります。この6つのステップは、人を教えるゴールデンステップです。

そして、このやり方をいつまでも上司である自分だけがやってはなりません。同じようにできる部下を育成することが部下指導のゴールです。プラスαのステップとして、教育を効果的に行うために「教えた部下に教えさせる」というやり方をしばしば使いながら、今の自分と同じ仕事ができる人を育成していくのが上司の大きな役割です。

 

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カテゴリー: パチンコ,人材教育

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