臆病な適格投資家にリスクの少ない投資プラットホーム

プロの投資家は適格機関投資家と呼ばれ、アメリカでは、投資経験がない適格投資家は800万人と想定されている。
最強の投資術は、投資をしないことである。
しかし、仮に投資をするならば、「なるべく負けないこと」が投資に勝つことだといえるだろう。
「Bolstr」は、適格投資家が、地域特化型のビジネスに投資できるプラットホームだ。
クラウドファンディングと、オンライン上での個人間での「資金の貸し借り」を取り扱う世界最大消費者金融サイトの「LendingClub」を併せ持ったサイトだ。
大きな投資で賭けに出るのを躊躇する投資家は、Bolstrがフィルタリングしたローリスクの投資案件を、1,000ドルから25万ドルまで投資することができる。
2014年4月に「マーケットプレイス」70,000ドルの資金調達に成功したロブスターサンドイッチのファーストフード店は、調達金額の1.25倍に達するまで、毎月売上の4.0%を分配すると約束し、資金調達に成功した。
売上100,000ドルを仮定し、10,000ドルの投資家には、調達資金の1.25倍(12,500ドル)まで22か月間、毎月571ドルが支払われるという計算だ。
投資家としては、このビジネスが上手く進み、売上が早期に上がるほど、投資金の回収も早まるため、周囲にこの店を宣伝してくれるという企業側のメリットもある。
投資資格は適格投資家のみに限定し、第三者による証明(投資アドバイザーや公認会計士等の専門家が証明)と自己証明(投資家自らが純財産額及び年収等の必要情報を入力し、税務申告書その他の資料によって証明)の2つの方法で証明された人だ。
登録投資家は、開示されている情報について、専用のBlogで質問し、その質問と回答はすべての登録投資家に開示される。
出資者の申込金は募集期間中、専用口座にプールされ、募集期間終了までに募集目標金額に出資申込が達しなかった場合には、資金は出資者に返金される。
目標金額に到達した場合は申込金は専用口座から企業の口座に移され、出資完了となる。
Bolstrでは、登録企業は、弁護士のリーガルアドバイスを義務づけられ、Bolstrにアカウントを持つ弁護士から選択するのが原則となっている。
現在は、投資家、資金調達希望者のどちらからも手数料を取っておらず、収益モデルをどのように作るのか注目される。
また資金調達募集の登録企業が少ないということも今後の課題だ。
日本では金融商品取引業という規制があり、現時点では同様のサービスを行うことは難しいが、クラウドファンディングの拡がりにより、 少額電子募集取扱業務のみを行う者に対する規制の見直しもされている。
ビジネスプロデューサー協会では、2012年から、プロジェクトに特化したクラウドファンディングについて、プレゼンテーションが行われている。

BPA JAPAN記事より BPA JAPANサイト

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