~ 盆前商戦の「ぱちんこ機」につき考える《中編》 ~

業界のご意見番・小森勇の一喝(71)

~ 盆前商戦の「ぱちんこ機」につき考える《中編》 ~

 

《前編》では昨年11月~今年2月までにパチンコ市場に投入された、話題の「ぱちんこ機」に対する現時点での評価を簡単にまとめてみたつもりです。
《中編》では直近の3月~4月8日までの新台の、現状での動向と予測、そして6~7月にかけての“話題の”新台に付いて思い切って突っ込んだ評価をしてみたいと思います。

もっとも自分の評価は、個々の機種の細かいスペック分析ではありません。
【ぶっちゃけ、その“話題の”機械を導入した場合、マーケット自体はどう動くのか!】という、生意気ながら“大胆な”マクロ予想です。

《前編》にも記しましたが、世間でよく「機械分析」というと、すぐ【予想MY値、モードTY値、時短回数、特図2の場合のラウンド振り分け比率、損益分岐点スタート値】etc…の解析という話しに成ってしまうのですが、こうした各方面からの精密解析で高評価だった機械が“当たる”か?と云えば、実は当たらない事の方が多いと思います。
なぜなら、市場投入時期・台数規模、更には話題店に“尖った台数”が入ったのかどうか、導入店舗長がどういったスタート・粗利運用しているか?までを全部見ていかないと、【当たる、当たらない】は言えないからです。

 

❶まず3~4月にかけての市場投入機のうち、販売台数も“そこそこ”で投入効果の測定の対象となる機種は、
➀「サイボーグ009 VS デビルマン」(1/319.68)
②「FAIRY TAIL」(1/319.7)
③「バジリスク」(1/319.6)
④「一騎当千SS3」(1/319.9)
⑤「大海物語4SBC」(1/119.8)
⑥「偽物語299ver.」(1/299.3)

の6機種であり、今後5~6月にかけては、

⑦「ミリオンゴッドDESCENT」(1/319.6)
⑧「弾球黙示録カイジ4」(1/319.9)
⑨「冬のソナタRemember」(1/315.1)
⑩「北斗の拳7百裂乱舞」

の4機種が、市場影響力が大きいと思われます。
この10機種のうち最も販売台数が多いと思われるのが、⑧の「カイジ4」というのが今年の“異変”です。
今年は「新規則」への移行期と云う特殊事情もあって、「新規則」に成る前の保通協適合がかなり時間がかかった事もあり、例年だとGW前に多めに投入される『大型版権モノ』がほとんど無い!という変則事態でもあります。

➀~⑥の機種については、投入されてからまだ1カ月少々以内の機械やリリース前の機械もあるので、機械の貢献度合いを「軽々しく」云々すべきではないでしょう。
藤商事さんの②フェアリーテイルは新登場のBIGコンテンツであり、販売体制にも相当力が入っていましたので、今後もOUTが20,000発以上で推移してくれれば業界の明るい未来への貢献機となります。
各店の運用を、ダイコク電機様のSISで拝見させてもらったところ、「玉利25銭」で2週間運用されていますので、まあまあの運用かと思います。

注目すべきは④の「一騎当千3」が導入1週間のOUTが44,270発と、凄く頑張っていることです。
高尾さんは6月に⑧の「カイジ4」を35,000台程、市場投入されると耳にしておりますので、最近とみに頑張っておられる印象が強いです。
我々“業界人”としては、この新しい動きは誠に喜ばしいのですが、次々と話題のヒット機を出されて来る事に、心底喜びを覚えます。
「カイジ4」もハイミドルタイプで、理論上「モードTY」が6,967発、「MY値」が18,000発と聞き及びますから、保通協試験をギリギリのところで通されたラッキー機かと期待します。

この「MY18,000発」という最大瞬間出玉に関しては、この2年間というもの、サミーさんの「真北斗無双」が“一人で”市場を支えて来た感がありますので、そこに“弟分”となる「カイジ4」が加わるとなると、ホール内のメインコーナーに大きな幅ができて、ホールの“景色”も良く成ることが期待できます。
勿論「カイジ4」の投入される6月4日(月)以降、“大黒柱”の「真北斗無双」の稼働を急激に下げてしまっては“元も子もない”事は言うまでも有りません。
幸いダイコク電機様の直近SISを拝見すると、「真北斗無双」は「玉利12銭」で平均運用されているようなので、「カイジ4」投入時に「玉利7~8銭」で放出営業されると、「無双」「カイジ」両方が盛り上がるのではないでしょうか。

4月3日からの⑤の「大海4SBC」については、従来の甘デジの1/99を“少々越える”意欲的なスペックであることと、折りしも“みなし機”撤去という時期が重なっている事もあって約50,000台程が市場投入されているようです。
直近の週間SISでも「玉利10銭」で運用されているので、若干“垂れぎみ”の『甘デジ=遊ぱち』マーケットの再興の主軸に成って頂けたらと期待します。

6月中旬に納品されるであろう⑨の「冬のソナタ」ですが、こちらは「海物語」と同じ原理で開発された機械なので、特段の出玉感を追求する機械ではありませんよね。
しかしよく考えたら「冬ソナ」って、前作の「冬ソナFINAL」からもう5年ぶりなんですね。
安心して遊べるミドル機として、「大海4」「沖海4」と並ぶミドル機の“定番”として、「冬ソナ」が“復活”してくれることを期待したいです。
しかも主役の『ユジン』こと【チェ・ジウ】さんがメデタく結婚する!というニュースを耳にしたばかりのタイミングです。まさかKYORAKUさん、そこまで“読み込んで”保通協を通したんじゃありませんよね(笑)。

⑩の「北斗の拳7百裂乱舞」については、詳細な情報を得てませんのでコメントを差し控えさせていただきます。

 

━話題機がリリースされるお盆前━

 

❷さて次はいよいよ、今年7~8月の『お盆前商戦』ぱちんこ機です。
この辺りは、
⑪「ウルトラセブン2」(1/319)
⑫「大海物語4 BLACK」(ミドル)
⑬「真・花の慶次2漆黒ver.」(詳細不明)
⑭「リング呪縛RUSH」(詳細不明)

の4機種が“本命競争”をしそうです。

この中でも⑪の「ウルトラセブン2」は噂の2,400発大当り搭載の機械で、昨年1度保通協の試験で落とされたものの、細かな所だけを修正して先月3月に“根性で”合格適合をされた機械と聞き及びます。
他の⑫⑬⑭は、ほぼ毎年新台がリリースされているのに対し、⑪の「ウルトラセブン」はなんと【13年ぶり】の市場投入と云うではありませんか。
もう頭の中には《セブン、セブン、セブ~ン》というメロディが鳴っています(笑)。
初代「大ヤマト」と共に、2006年頃のパチンコ全盛期に、夜遅くまでどれだけあの“赤枠”の前に座ってお金を使ったことでしょう(笑)。

その後も京楽産業.さんからは「ウルトラマン」「ウルトラマンタロウ」「ウルトラマンタロウ暗黒の逆襲」のウルトラシリーズ3機種が出ていますが、何と云っても印象が強いのは13年前の「ウルトラセブン」です。
今は万事“射幸性の抑制”という時代トレンドなので、過去の話しにして頂きたいのですが、あの、通路に積まれたドル箱の山が鮮烈に網膜に焼き付いているのは自分だけでしょうか。
勿論この2月1日以前の保通協の試験基準内での話とはなりますが、『セブン』という偉大なる大先輩の名を襲名した今度の「ウルトラセブン2」には、期待しない方が無理というものではないでしょうか。
2,400発大当り搭載機が今後は“永遠に”出てこない事を考えると、「真北斗無双」「カイジ4」によって、夏前に“盛り上がっている”ぱちんこマーケットに「北斗無双」と並ぶ“大本命”機が出てくる事は、業界人として端的に喜ばしい事と思います。

期待感が高まる『SLOT6号機』のリリースは、(保通協試験手続きの関係上)どうしても10月以前は難しいと考えますので、7、8、9、そして10月の大事な期間は【ぱちんこ機】の話題機で大いにホールを盛り上げる必要があります。

 

❸そしてこの「ウルトラセブン2」に加えて、盆前ギリギリには⑬⑭の「慶次2漆黒」と「リング」も加わって来ます。
「慶次」「リング」は毎年リリースされている“定番機”ですから各店とも“外せない”機械だと思います。
自分が大型店の店長でしたら、ダイコク電機様の機械分類用語でいうところの『ハイミドル』のフォワードとして、「ウルトラセブン2」「カイジ4」の2トップ、中盤のボランチに「真北斗無双」「真花の慶次2」を配置して、もっとも得点の稼げる布陣をひきたいと考えます。

※「北斗無双」と「花の慶次」については、既に店の主軸に成っているホールもあろうかと思います。
毎年の様に「北斗ブランド」と「慶次ブランド」は出荷されて来るからです。
従って、「ウルトラセブン2」と違って、新台の「北斗」「慶次」が“かぶって”くることに成りますから、そのあたり、充分な稼働と粗利のバランスを考えて、配置変更や運用を実践しないといけないと思います。
その辺りも含め、次回【業界のご意見番・小森勇の一喝(72)《後編》】にて詳しく論じたいと思います。

カテゴリー: パチンコ,新機種情報,機械

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