高玉単価問題の抜本的解決策は見いだせないのか!?

業界のご意見番・小森勇の一喝 第1回

高玉単価問題の抜本的解決策は見いだせないのか!?

 ぱちんこ業界に関連して働かれる皆様、おはようございます。ご縁があってコラムを書かせて頂くことになりました。「一喝」というと高いところから上から目線で叱り付けるイメージがありますが、自分のは全くそうではありません。自分の目線は一人のホールウォッチャーとして、そのお店に来店されるお客さん目線です。またお店で働く従業員さん目線です。この目線からしか根源的な問題の解決策は見出せないと常に考えています。

2月2日のfbで某ホールオーナーが、警察庁はぱちんこ業界を育成する考え方はないことが分かった!と、サッチョーの小柳課長の講話に対して意見を述べておられました。でも自分の意見は異なります。そもそも風俗営業として取締の対象として位置づけられているパチンコ業界です。それがイヤで“陽の当たる”業界にしてもらおうと、新法を作ってもらう様々な働きかけをされるのは全く結構なのですが、仮に所轄官庁が経済産業省になろうとも、パチンコ業界を育成発展させてもらえるか?といえば、保証の限りではありません。やはり私たちの業界は生まれた時から自助自立していくしかない中で、先輩たちが必死の思いで“身体を張って”70年近く存在してきた業界であることを忘れてはなりません(※勿論、アウト・オブ・ローの業界だなどと論じている訳ではありません!)。

ですから、今こそ2015年現在の、日本中のお客様視点、および「嫌・パチンコ」の方の考え方をも十分汲み取って、警察庁と真正面から向き合っていかないと決して解決の道は見出せないと考えます。そのために、全日遊連、日工組、日遊協が真剣に今後の遊技機の開発に知恵を絞り合い、かつ機械を買うホール側もしっかりとしたポリシーを持って自店の育成に役立つ機種、台数を購入することが喫緊の課題です。

前置きが長くなりましたが、今回の「一喝」です。私たちの業界で最重要の課題は何か?大手チェーンを中心にぱちんこ機はMAXタイプばかりが売れていく。その結果「玉単価」はMAX機で1.9円、遊ぱちと言われる「甘」デジ機でも1.0円を超える有り様。この玉単価で5,000円で30分~1時間遊べるかと言えば殆どインポッシブル!こんなことは50歳以上の幹部で業界と深くかかわって来られた方ならば、一瞬で分かるはずです。こんな一瞬で分かることが、日遊協や日工組、更には同友会などの団体で正式に、深刻に議論されないのでしょうか?いや内部では議論されていると思いますが、まだまだ表面化してきません。

低玉貸しに走らず、4円ぱちんこで5000円で30分~1時間遊べるぱちんこ機を作って、売ろうとすれば、どういう問題に直面するか?大手チェーン中心に所謂”業界等価”で営業されているお店には正直言って「買ってもらえない!」ということです。なぜなら、ぱちんこ機のベース値が18以下で今営業しているところに、ベース30~40になる台を大量導入することなど事実上「不可能」だからです。

だったら“業界等価”を止めればイイ。ところがどっこいそうはいかないことは、昨年4月~8月にかけて“業界等価”を止めた道府県の数が20に満たなかったことをみても、一筋縄ではいかないことがお分かりかと思います。誰が「猫の首に鈴を着けるのか?」です。いっそサッチョーの“天の声”で、玉単価が1.5円以上あがる機械は保通協の実射試験で落ちるとか、大阪府で3年前にB賞品の市場等価性の検証がなされたように、全国47都道府県でも順次、賞品の市場価値性のチェックが義務付けられるとかの指導が入らないと、この高玉単価の問題の抜本的解決策は見出せないのでしょうか??

行政の強い口調の講話の話はさて置いても、客数減に悩むホールの解決策を考えてみましょう。1パチ増台もイイ、「1000円で900玉貸」もいい、4円→「1000円で232玉貸」もいいでしょう。業界は試行錯誤です。でもそれでお客が増えましたか? 1パチの伸び悩みを目にする今日この頃です。一部では確かに4円→4.31円貸しにして、店の売上増に成功したところも有るでしょうけど、逆にお客離れを起こして売上減になったところも多いはずです。はっきりしていることは、貸し玉変更、交換個数の変更とかによって他店舗との“差別化”はできるかもしれないけど、自店を含めエリア全体の素晴らしい増客には繋がって来てはいないことを、この消費税増税後の1年間で認識すべきだということです。

いま、「はっきりしていることは」と書きましたが、はっきりしているのは私を含めて少数の業界人だけで(笑)、一般の部長さん、エリア長さん、店長さん、チーフ、リーダーさん達には、残念ながら『はっきりしていない』!ことが大問題なのです。だから、ここに“ご意見番”として投稿させていただくわけです。

1回目からあまり飛ばしすぎると皆さん疲れちゃいそうなので、これ位で1回目を終えたいと思います。また2回目を投稿しますのでどうぞ気長にお付き合いください。

草々

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