もう平均値データだけで議論するのは止めよう!

業界のご意見番・小森勇の一喝 第2回

もう平均値データだけで議論するのは止めよう!

 

1. こんな論調がよく見かけられます「以前は4円パチンコで20,000発有ったのに、今は18,000発に下がってしまった。これはMAXタイプばかり売れて、MAX機にしかお客が付かない弊害ではないか?」。

言われている内容自体は間違っているわけではありません。しかし、だからどうすべきだと言うんですか? MAX機は極力控えめに導入すべきだ! と叫んでみても現実は“犬の遠吠え”にしかならないでしょう。大手の一番機械を購入するホールに今後もガンガンMAX機を導入することを止めさせられる? と言うのでしょうか?

議論のあり方が間違っています。1200台超で日売り4,000万円を超える店と、360台で低玉比率高く日売り200万円位の店のデータが、“混載され”一緒くたにされて議論することに、いか程の意味が有るというのでしょう? 20年程前に都会500台自主規制、田舎250台自主規制が“守られて”いた頃でしたら全国データは実に貴重な指標だったでしょう(※でもその頃は全国データなど必要としていませんでした)。

 

2. 1000台超、30,000発、13,000枚、日売り4,000万円超のお店データと、360台、12,000発、5,000枚、日売り250万円位のデータを混載して平均化して観ること自体が意味をなさない時代になってしまいました。

Ⅰ.ですから今は「稼働帯域別」に、①30,000発超のお店、②20,000~30,000発のお店、③10,000~20,000発のお店、④10,000発未満のお店… という風にせめてセギュメントして分析しないと意味をなさない時代になってきました。
Ⅱ.(低スロ)中心のお店群にあっても、Ⅰと同様にセギュメントして観ていく時代でしょう。

 

3. なぜこんな主張をするかと言えば、玉(コイン)単価、客滞率、MY値、M♦値、勝率など、稼働によって変動がほとんどない、と思われている数値ですが、実は稼働によってけっこう変動するからです。例えば40,000発動くCR牙狼金色と、10,000発しか動かない金色の玉単価はかなり狂ってきます。同様に16,000枚動くスーパーBINGOネオの設定2のMY値は、9,000枚のお店とは350枚も吹き上がり方が異なってきます。本当にその機械の特性を理解した上で最良の状態でその機械をお客様に提供しようと心掛ける場合、この違いを判らないと大いなる痛手を蒙ります!

 

4. わが畏友=高橋正人社長((有)T.K.C.)が主張されるパチンコ機のBA値の考え方にしても、単純に85位で良いのか?あるいは敢えて95まで上げて使うのか? は、その機械の稼働をどこまで持っていきたいのかによって変動してよい数値なのであって、決して全国データで86が適正! などと決められる訳ではないのです。これを無視して、ウチは85でも42,000発だ!いや90に上げたのに40,000発を超えない!という議論をしてみても空虚だと感じるのです。90に上げて3週間後に43,000まで上がっていくのか? を見ていく必要があるのです。

 

5. 最後にもう1年半も使っているパチスロ「北斗の拳(転生の章)」の面白いデータをみて、今日の一喝を〆ましょう。大部分のお店ではとっくに過去の機械となって、20スロの稼働が8,000枚を切っていると思います。しかし、先週現在力のある優良店では、12,000枚超も入れておられるのをみてビックリしました。そこで稼働帯域別のセギュメントされたDATAをみたところ、以下のようでした。たまたまコイン単価はA群、B群とも同じ3.46円となってましたが、コイン粗利と台粗利が全然違ってきます!

A群店:IN12,000枚、台売41,520円、台粗7,200円、C粗利60銭
B群店:IN 9,000枚、台売31,140円、台粗3,300円、C粗利37銭

 

いかがでしょう?こんな“古い”スロット機ですが、IN枚数によってこんなにも利益が違ってきてしまうのです。B群のお店では「もう北斗転生の神通力は無いから5スロ回しかな?」の思いで店長は考えるかもしれませんね。でもA群の店長さんは、今後ますます何日かに一回、北斗転生に高設定を入れて、抜ける時にはガッチリ頂く営業ができると笑顔で感じておられることでしょう。この北斗転生のおかげで「ウチは、黄門ちゃまも、モグモグもしっかり買うことができた!」との思いでしょう。

もう平均値をみてザワザワするのは、止めましょう!

業界の黄門ちゃま より

カテゴリー: パチンコ,機種構成,計数管理

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