【相模の国=座間市・大和市 篇  日本有数の”激戦”かつ”激変”市場を歩く】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 119回

【相模の国=座間市・大和市 篇  日本有数の”激戦”かつ”激変”市場を歩く】

座間について探査してから、もう二年以上経過した。
さすがにそんな昔のことを記憶されておる方々も殆ど有るまい。
あん時は「スーパーDステーション座間」(1058台)がグランドして直ぐの、ごく手短な報告で済ました故、漫遊記というよりかは、単なるニューストピックスに過ぎんかった。
それ故今日はとくと漫遊させてもらう致そうぞ。
先ずは時系列での整理じゃ。
ⅰ 「ACT LIGHT」         2007年 6月  (元:ヒメカン大和)
ⅱ 「デルーサ・ザMAX」      2008年11月 (元:グリフィン2008年8月閉店)
ⅲ 「トワーズ大和深見」       2010年10月  新規
ⅳ 「ACT MAX」          2010年12月 (元:MQ=三益球殿)
ⅴ 「123座間」          2012年2月  新規
ⅵ 「やすだ大和」          2012年8月  新規
ⅶ 「デルパラ大和」         2012年8月  (元:ACT MAX)
ⅷ 「GAIA大和駅前S館」(閉店)  2012年10月  閉店
ⅸ 「ドキわくランド大和駅前」    2012年12月  (元:グランドオータ)
ⅹ 「スーパーD’ステーション座間」 2014年12月   新規
ⅺ 「大魔人座間」    (閉店)  2015年9月 ➡ メガGAIA座間に建直し
ⅻ 「GAIA大和中央」 (閉店)  2016年6月  閉店
★ 「ACT大和」(※ともえが経営?)2017年4月22日(元:ACT LIGHT)
★ 「メガGAIA座間」       2017年4月27日(元:大魔人を解体・建直し)
(1)どうじゃ、神奈川県と云うと、横浜伊勢佐木町や川崎駅前が最激戦区のように言われるが、実はこの座間・大和もそれに負けん位の“超激戦区”なのじゃ。
上の店舗推移には入っておらんが、ⅵの「やすだ大和」の1km東には、マルハン最大級の「マルハン横浜町田」(1400台)という巨大なマグネットも控えておるでのぅ。
少なくとも関東では、マルハン、やすだ、Dステと云えば“泣く子も黙る”強豪揃いであることはよう分かっておろう。
「トワーズ」=オザム殿は関東有数の無借金企業ときておる。
そこに関西最大売上企業の「123」=延田殿、鳥取出身ではあるが、機械の買い方が半端でない「デルパラ」殿が参戦しておるエリアと成っておる故、おいそれと“通常の”営業力を持っている企業でも、迂闊にこの地域に近づくと大やけどを覚悟せねばならぬ事は想像に難くないであろうが。
じゃけん、30年前は“神奈川最強”との誉れ高かった「大魔人」殿ですら、この座間から撤退を余儀なくされたのも決して異とする訳では無いことも納得できるというものじゃ。
そこに更に千葉最強と云われる「ともえ」殿が参戦された訳じゃから、もう何をか云わん!と評すべきじゃろう。

━大河ドラマのような超激戦区の歴史を紐解く━

(2)さてこの座間・大和エリアの今後の予測を急ぐ前に、何ゆえかかる超激戦区に変貌して来たのか?の分析をして、その後、このエリアの予測展望に入って行っても遅くはあるまい。
元々2007年までは、座間・大和エリアと云えば、座間は「大魔人」(往時523台)、大和は「ジャパンニューαエレム」(742台)が“2強”と云っても過言では無かった。
大魔人は90年代から、現金機の〈アレンジマン、ソルジャー等の“爆裂機”〉の殿堂の様な郊外型カーパチ店として、関東ではつとに有名であった。
また「ジャパンニューαエレム」店は、海物語の客付きが鉄板の様で、周りがイオンとイトーヨーカドーの巨大なショッピングセンターという最高立地も手伝って、これまた素晴らしい稼働を誇っておったもんじゃ。
“異変”が起こったのは2008年の11月、ちょうど初代パチンコ牙狼が出た時に合わせたかのように大阪から「デルーサ・ザMAX」が777台で出店してきたのがキッカケであった。
折悪しく「大魔人」殿はその前に全面改築を準備すべく休業中であった。
この牙狼が想像以上に大ヒットし、MAX機と云えば「デルーサ」と云われる位、高単価を好むお客を一気に“かっさらって”いったという訳じゃ。
まるで桶狭間の闘いに於ける信長の奇襲作戦の大成功の様じゃ。
爾来「デルーサ」殿は777台ながら、土日は600人以上の集客、平日でも400人を切る事は無いという“モンスター級”の店に仕上がり、昨16年末のMAX機撤去までの8年間は、文字通りブイブイ云わせてきたわけである。
「デルーサ」殿の大成功に引き寄せられるが如くに、「トワーズ」殿が大和に約4000坪の土地を買われて1120台の「大和深見店」を出店成され、「ACT」殿も自店南に2店目の「ACT MAX」を500台で追加出店されて、既存の「ACT LIGHT」と併せ約1000台に為され、その後大阪からデルーサ殿を追いかけるように「123座間」(※当初856台→すぐ増台されて936台)が、これまた1000台級で、デルーサ殿の100m南に出店された。
以上が座間・大和商圏大変動の”第一幕”である。
(3)これで一服(?)どころではない。123出店後の2カ月後のGW前には、まるで延田殿に引き寄せられた様に、今度は横浜市瀬谷区に「マルハン横浜町田」(1400台)が圧倒的な規模で新規出店成されたわい。
これはマルハン殿の最大規模の巨艦店であるぞよ。
地名は横浜の瀬谷区とは成っているものの、町田市はおろか大和市、横浜青葉区などにも甚大な影響力を及ぼす巨大な磁石みたいなお店じゃ
(※今回は座間・大和の探索に的を絞っておるので、これ以上の言及は避けるが)。
まだまだ終わらんぞょ。
この「マルハン横浜町田」の開店をあたかも様子見るように、2012年の8月には、今度は大和市の西北、しかもマルハン殿から1kmの至近距離に「やすだ大和」(912台)がグランドしてこられたのじゃわ。
もうここまで来ると“何が何だか訳わからぬ”ようなシッチャカメッチャカと云うものであろう。
今だから種を明かすと、本当は「やすだ」殿はマルハン殿のグランド前にはとうに店は完成しておったのじゃょ。
されどマルハンが自店よりも1.5倍以上の規模で出てくるという事で、急遽“相打ち”に成る事を避けて、敢えて開店を3カ月以上遅らせたものとワシは見ておるのじゃ。
更に同じ8月の盆過ぎに、その「やすだ」殿から2km南に「デルパラ」(780台)が日本最大級の低玉専門館として矢継早のグランドときた。
いまこの「デルパラ」殿は、稼働率だけで行くと神奈川県下でもトップクラスの状態に成って来て居る。
いやはやこうした新・主役の矢継ぎ早の登場をみると、いったいココの商圏は“どないなっとるんじゃ!”と叫びたくもなるではないか。
以上が”第二幕”である。
(4)全国の他のエリアであれば上記の〈第二幕〉ですっかりフィナーレと成って行くもんじゃ。
ところが、まだまだ〈続編〉があるのじゃ。
第二幕から2年有余が経過し、今度は座間のヤマダ電機の撤退跡にナント群馬の大手=D’ステーション殿が神奈川3店舗目を、上永谷、綱島に次いで「スーパーD’ステーション座間」(1058台)としてグランドオープンさせてきよったもんじゃから、更に“混迷”の度合いを深めてきてしもうた訳じゃ。
多くのコンサルタントは〈国道246から見えないこの場所は、ヤマダが早々に撤退するくらいだから、失敗する可能性大〉と予測し、げんにどの大手P企業も出店を躊躇したもんじゃった。
ところが蓋を開けてみれば大成功じゃ。
と云う事で、ここで分かった事は《物販での立地と、遊技場における立地とは、成功の条件が結構異なる》という事である。
さぁて大方の予想を覆してD’ステ殿が大成功するなかで、これでやっと《座間・大和エリア》も天下泰平に治まるかと思いきや、遂に第三幕の見せ場が訪れた。
「メガGAIA座間」(1176台)の登場である。このGW前の4月27日のことじゃ。
しかも国道246の交差点にあった嘗ての「大魔人」(523台)の跡地。
借地地主の関係で絶対に拡張不可能であった筈のこの場所で、如何にしてその『2倍』の遊技台数が可能になったのか?はワシしか知らぬ秘密じゃが(笑)
いずれにしても座間・大和エリアを震撼させ得る巨大な遊技場が、Dステ殿の“表玄関口”に出来てもうた訳である。
これが現在の”第三幕’、完成である。

━過去10年最も変容を遂げた市場━

(5)いま改めてこのエリアを振り返り歩いてみて、この10年間の“日本一”目まぐるしい変容を見るにつけ、様々な想いが去来して参る。
ⅰ)10年前は“大阪風コテコテ”装飾で日本有数の圧倒的な稼働を誇った「デルーサ」殿がすっかり嘗ての勢いを無くされてしもうた。
やはり看板であったMAX機が完全に無くなったことで「デルーサ・ザMAX」のMAXの意味が変わってしもうた訳じゃな。
低玉・低スロの割合が非常に多くなってしもうた。
ⅱ)5年前のグランドオープンが“大失敗”と云われた「デルパラ大和」が、みるみる盛り返して、(低玉専門館)じゃが、稼働率では今や大和市一番と成っておる。
パラッツオ殿が「低貸新台専門店」のキャッチコピーでいっとき話題をさらったが、元はと云えばこの「デルパラ」殿が元祖発祥の店で在るぞよ。
ⅲ)嘗て平塚駅前とここの大和2軒で元気溢れて居った「ACT」殿が、全ての店を手放されてしもうた。
「メガGAIA」殿の座間出店にちょうど合わせるかのように「ACT LIGHT」の方と「ACT平塚」が、千葉の「ともえ」殿の経営に変わってしもうたのじゃ。
ところが当面は屋号を「ACT」のままで経営為さるというから、これまた不思議じゃな。
ⅳ)大和駅前に2009年末に「グランドオータ」として立駐付で話題をさらった店が、今は「ドキわくランド」と名前を変えて居る。
どちらも太田殿の経営に変わりは無いが、親子の“内紛”により、親から息子へと所有権が移ってしもうたようじゃな。
いやはや、書き出せばキリがないほど話題に尽きないこのエリアであることぞょ。
(6)最後にふとGAIA殿の立場に成って考えてみた。
嘗て神奈川一の大魔人がどうしてGAIAに成ってしまったのかと。
答えは案外簡単じゃった。
GAIA殿はもともと大和駅前で2軒やっておられて大和の魅力をよーく分かっておられるし、相鉄線沿いでは三ツ境と海老名駅前でもしっかり稼いでおられる。
と考えれば相鉄線沿いは、いわばGAIA殿にとっては関東有数の“拠点”である訳じゃな。
このことに想いが至らなんだワシも迂闊であったわぃ。大和駅前を撤退された際も、忸怩たる思いを抱いての“撤退”じゃったのじゃろう。
世が移り変わるとも、変わらぬものは在日米軍「厚木基地」のジェット機の騒音じゃ。
しかし綾瀬市に在るのに「厚木基地」と名の付くワケは、いったい奈辺にあるのやら。
▼123座間
▼低貸の巨艦店 デルパラ
▼スーパーDステーション座間
▼メガガイア座間

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

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