【伊予の国=松山市 篇 出湯と城と文学の街に訪れる三つ巴戦争前夜】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記

【伊予の国=松山市 篇 出湯と城と文学の街に訪れる三つ巴戦争前夜】

 

松山に参るのは2年ぶりぐらいかのぅ。道後温泉の坊ちゃんの湯に浸かって2階で湯涼みして以来じゃ。
松山という街は三言で表わすとすれば《いで湯、城、文学の街》と云う事に成ろうかのぅ。
この言葉からして、なんか“のんびり”して、万事にギスギス難しいこと言いっこ無しヨ!という感じじゃろぅ。
例えば遊技場についても日本で何処よりも早く「業界等価」買取りによる営業を始めた街なのじゃ。

今から思えば“とんでもない”事かも知れんが、何十年も前は、“まぁ細かいこと言いっこ無しヨ”という事じゃったんだろう。
つまり、“カネかね”と云う意味での業界等価というよりかは、温泉に浸かって開放的にノンビリされたんじゃから、取った玉の分もド~ンと持って行きなはれ!というノリでの業界等価じゃったんだろうと推測するわけじゃ。
ところがノンビリしとるからと云って、接客の方も適当でユルユル、ナアナアだったかと云えば、案外左に非ず。

後に取り上げる『丸之内遊技場』(現:丸之内ヘリオスグループ)の佐々木重太郎という立志伝中のオーナーが昔々居られてのぅ。
昭和50年代から遊技「客」に対して《お客様いらっしゃいませ!》と、店員が頭を下げる営業を始められたという凄い秘話が在るのじゃ。
ぱちんこ屋と云えばさながら“鉄火場”の様相で、客の多くは台は叩きまくるし、店員は店員で“客にナメらたらお終い”と云う事でわざとパンチパーマとやらを当てておった時代じゃ。
そんな時代に〈お客に頭下げて挨拶言葉をかける〉等とは将に言語道断、誰も思いつきもしなかった時代じゃ。
このため平成に入ってからは、この丸之内の「接客」を見学するため全国のホール関係者が、丸の内遊技場の本店のある宇和島市や、松山大街道にある「ブロードウェイ丸之内」店をわざわざ遠方から見学に来たと聞く。

ま、温泉や芸者の多いこの松山はユルユルなのか、はたまたキツイ鉄火場なのかどっちなのか?よう分からんが、いずれにしても楽しみじゃ。いざ出立。

 

━地元勢の熱き戦い空港通りエリアと南環状線エリア━

 

❶松山空港に降りて真っすぐ東の市街に向かう空港通りを進むと、もうぱちんこ屋の看板が順番に見えてくるではないか。
「ロッキー空港通」「大盛空港通」「天国空港通」「バーニング・ブラッド」「セントラルDIVO空港通」「JJ空港通」「丸之内ヘリオス1000竹原」、そして伊予鉄とぶつかるところで北のJR松山駅に向かうと、駅前に「キスケPAO」という具合じゃ。
このうち「セントラルDIVO」以外は皆、愛媛県内の企業店舗である。
「バーニング・ブラッド」とは“燃える血潮”ちゅうことか!やっぱり温泉町は熱いのぅ。
なにやら見学する前にこっちまで熱くなって来よるわぃ。
この空港通りの“終点”の3店が特にホットSPOTじゃ。

・「セントラルDIVO」(832台)     2014年4月G.O. 高知市の「慶尚グループ」経営
・「JJ空港通」(896台)        2016年12月G.O 松山市の「ワタナベプリント」経営.
・「丸之内ヘリオス1000竹原」(1003台) 2014年12月G.O.宇和島市の「丸之内ヘリオスグループ」

と、なんと似通った時期にこの3つの大型店が競うように出来ているではないか!
やはりこの松山は(熊本に負けん位)熱いのぅ(笑)。
高知から愛媛に“攻めてくる”強力なセントラルに対して地元勢が奮起したとしか言いようがない。
まるで戦国時代に土佐の長曾我部元親が伊予の国を攻めて来たときとソックリではないか。

今のところ“攻め込んできた”セントラルの方が稼働で上を行っておるようにワシには見えるがのぅ。
でも一寸先は闇の如く分からんぞ。
なんでも丸之内殿は間もなく7月28日に1003台➡1363台へと、360台の増台をしてリニューアルオープンすることを宣告されておるからのう。
しもた!もうちょっと遅く8月に見に来るべきじゃったな。
これにまたJJ殿が加わって“空港通三つ巴戦争”が勃発という事じゃの。これは見ものじゃわい。

❷ 熱い松山はこの空港通りだけじゃ無いぞぇ。
こんどは松山市内の「南環状線道路」の方に向かうと、ちょっと北に「パワーステーション小栗(オグリ)」(888台)が大きな間口で待っておる。

こちらは今年の2月に大リニューアルオープンをしたばかりの店じゃ。
「パワーステーション」という名で愛媛県内に4店やっておられるが、調べてみるとパワーステーションの関係者に、あの「東京日の丸」の日野元太殿の名前もチラホラするではないか!
そうか、忘れておった、「ヒノマルグループ」の発祥の地はこの愛媛である事をすっかり忘れておったわい。
この小栗店じたいは「松山ニューグランドホテル(有)」という会社の経営ではあるが、日野殿と何らかの繋がりが在る事は間違いあるまい。

そう言えば、松山市内にある「パワーステーション」4店は、なんと元は全て「キスケ㈱」の「ホームラン」という店ではある。
と云う事はパワーステーション殿は、キスケの山路殿とも強い繋がりが有るという事に成ろう。
こりゃ益々松山勢どおしの連携の臭いもしてくるぞ。

かたや「丸之内」の佐々木殿の本拠はもともと宇和島であるだけに、もしやして松山勢とは微妙にソリが合わんのかも知れぬな。
いや、これらはワシの勝手な想像に過ぎんがのぅ(笑)。
さて、「南環状線」を更に東に走ると、「天国朝生田(アソウダ)本店」(1032台)が構えて居る。
この店もこの1年以内に大増台、外装も全面刷新されてリニューアルオープンしたばかりで、松山に天国アリ!の気合十分じゃ。

❸ 上記の2ケ所が、松山市内の最大の激戦SPOTであることは間違いあるまいが、あと少々気に成る方面が有るので触れてみたい。

それは松山➡高知に向かう国道33号と松山自動車道の松山インターとが交差する手前に在る「コロンボ松山インター店」(691台)が、その一つ。
もう一つは高松に向かう最大幹線道路の国道11号沿いの東温(とうおん)市に、3年前に新店オープンした「大盛東温店」(400台)である。
この2店は時間の関係で巡回致しかねるが、立地のポテンシャルとしては良い営業ができる場所に在ると云えよう。
いずれまた時機を見つけて是非とも視察に参りたいものじゃ。

それにしても2014年から17年にかけて、松山周辺には随分と多くの新店が次々と出来たもんじゃな~。
江戸に住んでおると、松山の様な江戸から離れた所の情報に疎くなるもんじゃな。
もう一度整理すると、

ⅰ)セントラルDIVO空港通(832台) ・・・14年4月G.O.
ⅱ)大盛東温(400台)        ・・・14年8月G.O.
ⅲ)丸之内ヘリオス1000竹原(1003台)・・・14年12月G.O.
ⅳ)コロンボ松山インター(691台)  ・・・15年4月G.O.
ⅴ)JJ空港通(896台)       ・・・16年12月G.O.
ⅵ)パワーステーション小栗(888台) ・・・17年2月R.O.
ⅶ)丸之内ヘリオス1000竹原
(1003台→1363台へ)  ・・・17年7月増台R.O.

 

━強豪大手も二の足を踏む松山市━

❹ 徳川幕府を倒したのは、薩摩・長州・肥前、土佐を中心とした西国大名の連合であった。
遊技場の新たな動きは政治とは関係ないため、やれやれ安心じゃが、それにしても結構目まぐるしい動きが現れとるのぅ。
意外なのは松山は(高知と異なり)マルハン、ダイナム、GAIA、123等の全国チェーンの動きとは無縁である事じゃろう。
これは大変珍しいことじゃ。是非とも、他の地方でも松山市を見習って元気一般にやってもらいたいものじゃ。

さて、お楽しみの逸話の番じゃ。昔20年程前に天国の社長らと逢って懇親会に参加した後タクシーに乗った時の事じゃ。
話し好きの運ちゃんがチョット面白い話をしてくれた。

それは「不倫」の話しじゃ(笑)。
一言でいうと、松山は非常に「不倫」が多いとの事じゃ。
これも温泉で有名な開放的な土地柄のせいかのぅ。
なんでも、タクシーでその手のホテルに運んでいくんだそうじゃが、二人がそのホテルを出てくるときには、どうも別々で出てくる事が多いそうじゃ。
その温泉街を車を流していると、よく一人で乗って来る事から分かるそうじゃな(笑)。
どうじゃ、微笑ましい話しではないか。パチンコも盛ん、不倫も盛ん、とあらば、住むのに楽しい街かもしれんのぅ。
いかん、副将軍ともあろうものが係る軽い話をするようでは。畏(かしこ)み、畏み申(まう)す。

そう言えば松山は、「レディスコーナー」とか「シルバー優先コーナー」の設置が(暗黙の上か?)為されておるではないか!
このレディス優先というのもエエのぅ。おなごを奉るときっとエエ事が有るじゃろうしのぅ。

 

▼高知から攻め込んだセントラルDIVO

 

▼新装したパワーステーション小栗

 

▼新装した新生田の天国本店

 

▼松山駅前の超大型立駐付き店舗キスケPAO

 

▼世にも珍しくなったレディース、シルバーコーナー

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

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