【相模の国=座間市 《その後 編》日本有数の激戦&激変地区のその後】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記(128)

【相模の国=座間市 《その後 編》日本有数の激戦&激変地区のその後】

 

さて3カ月半前のGW中にも漫遊記(119)「座間市・大和市」篇を奏上したばかりじゃちゅうに、また座間か!と驚かれる向きもあろう。
あの時は日本一と云っても良い〈座間・大和の激変〉ぶりを、第一幕~第三幕に分けて、なかなか我ながらすっきりした報告を上げられたといささか自負しておる。
じゃが大切なのは、あくまでも《その後》どうなのじゃ?!を見届けることではあるまいかのぅ。
だいいち前回は「メガGAIA座間」(1176台)が会員募集中での外からの視察であったが故に、肝心の営業成績を見ておらん。
あれからもう4カ月も経った故に、そろそろ本物の実力が現れて居る頃と思う。
そう言う事で、(今月も蒸暑いので)今回は座間市だけの巡察でご勘弁頂くと致そう。

 

❶ 振り返れば“座間戦争”の発端は、座間の一番北端の小松原交差点に、大阪から「DELUSAザMAX」(777台)が出店した時を嚆矢とする。
(今は無くなったが)日産座間工場の隣で、或る意味最高の立地であった。
ただし正確に云うと「デルーサ」の前は京都の「グリフィン」(588台)の水田殿が2005年からやっておられたのじゃ。
ところがこの最高立地にパチンコを誘致しようとした○○倉庫などのデベロッパーによる、余りにも高い家賃にギブアップしておったところ、グリフィンの債権者の近畿産業信用組合のからみで、同じ関西の「デルーサ」殿がグリフィンの後を引き受けられたという訳じゃ。
高い家賃をペイするためにも588台➡777台への増台はmustじゃったということになる。
ところが天の神さんはデルーサの光本殿に微笑まれて、2008年秋のMAX機のデビューにタイミングがばっちし合って、大繁盛されたという訳じゃな。
あのコテコテの関西風装飾が神奈川県に合うのか?との“常識論”での疑問の声も在ったが、蓋を開けてみれば“コテコテ関西風wellcome!という事に成ってもうたから、常識論は当てに成らんわな。

 

━巨艦店同士の激突━

 

❷ ま、昔話はこれ位にして、早速現在の状況を見て参ろう。
何と云っても、グランドオープン以来初めて覗いてみる「メガGAIA」じゃ。
おぉぉ、熊本の「メガGAIA本山」(1427)のレイアウトにそっくりじゃ。
他の超大型店によく在る広い休憩室やレストラン、漫画コーナー等は存在しない。
また豪華な模様の絨毯も無い。
されど落ち着いた模様の内外装と、魅力的な新台の圧倒的なボリュームで見事に立派な集客に成功している。
折りしも7月31日に話題の「牙狼gold storm」がなんと84台も導入されておる。
これと「北斗無双」80台、「北斗の拳7転生」63台、「アナザーGODハーデス」21台の4機種で、小計248台で当分は“勝負”をかけていくのであろう。
実に「ぱちんこ機」620台の実に40%をこの4機種だけで占めている事に成る。
完全な“固め打ち”とでも云える体制じゃのぅ。

 

かたや「super D’station」(1058台)はどうじゃ。
おぉぉ、ここも良く入っとるではないか!「メガGAIA」と遜色なく人気を集めておるではないか。
以前の漫遊記(119)では、元ヤマダ電機跡という大型物販施設の居抜き入店であっても、充分「好立地」と成り得ることを述べた。
今回の座間の建物には、他に「食品館あおば」「ツルハDRUG」「ダイソー」などが1階、2階に入店していて、立派な複合施設と成っておるのじゃが、「ぱちんこ」への入店は極めてスムーズである。
よく他の複合施設に有りがちな、“P店に入りにくい”というマイナスは解消されておる。
このDステ殿の繁盛ぶりも、実はここいら辺にも在る!と云うべきかもしれんぞ。
Dステ殿の営業手法を「ぱちんこ機」について見て参ろう。
ここは最新台の「牙狼gold storm」は40台と、メガGAIAの半分の台数である。
その代わり「北斗無双」はなんと99台!更には「沖海4」が73台と、GAIA殿の1.7倍の台数で、この北斗無双と沖海4がまた良く付いておる!
つまりじゃ、この両店の決定的な違いは、この機種構成の違いと云う事に成るのではあるまいか。
旨いこと“棲み分け”しちょるのぅ。暑い中、来てみて良かった。よう勉強に成ったわ(笑)

 

❸ どっこいこの2店だけで座間は終わりでないぞぇ。
この《GAIA、Dステ》集積から真っすぐ2.5km北に行った所に《123、DELUSA》集積がある。
時代から云うとこちらの集積の方が5年先に出来た先輩に当たる。
この2.5kmの距離感というものが、営業に如何に影響するのか?をしかと見極めにゃ帰るわけにはいかぬ。
「123座間」(936台)は2012年2月12日かどっかのグランドであったと記憶しておる。
なんでそんな細かい事を知っとるのか?って。フフフ、ここの出店調査をしたのはワシだからじゃ、ガハハ。
1と2の数字を並べた日にちに、ようグランドしたもんじゃと改めて思い出すわい。
123を外見からみると、なにやらパステルカラーの線が交互に入っておる。
今だから明かすが、これを設計したのは関西では有名な高松伸という設計家なのじゃ。
まさかそんな著名な設計士がパチンコの設計をするとはのぅ。

 

━全店主役級の役者揃い━

 

最初この「123」殿は“苦戦”を噂された時もあった。じゃが今はどうじゃ。
普段でも300人強の来客が在る様じゃから、今の時代、優良店の一角に入ってもおかしくないのではあるまいかのぅ。
ぱちんこ機の機種構成を見てみると、《GAIA、Dステ》両店程“尖がった”機械揃えはしておらぬ。
牙狼、北斗無双、北斗の拳7転生、沖海4もふつうに入っておるが、そんな飛び抜けた台数ではない。
ただ「アナザーGODハーデス」が9台入っている辺りは、さすが関西の企業というべきじゃろう。
その代わりと云っては何じゃが、5月に出てついこの前まで人気NO.1であった「必殺仕事人Ⅴ」を27台と、どこよりも多く残しておる。
この辺りは延田殿のバランス感覚とでも云うのかもしれない。
この「123座間」殿は最近よく「並ばせ屋山本」とかいう企画を使って、月2回程ようけ朝から並ばせておるようじゃな。
このあたり、座間がやはり凄い激戦区であることを痛感させられるのぅ。

 

❹4店舗目は嘗て神奈川に“武勇”を馳せた「デルーサ・ザMAX」(777台)である。
前回の119号でもふれたが、8年間もMAX機を金看板にしてきた店だけに、そのぱちんこMAX機を全撤去してからは根本的な戦略の組み直しを迫られたお店じゃ。
今は0.4円、1円、2円ぱちんこの台数比率がぱちんこ全体の2/3位を占め、〈低価格でMAXの効果を期待できる〉とでも云うコンセプトと見た。
まあ、グリフィンから経営を引き継いでやがて9年に成る故、充分この店は“稼がれ”たことと思うから良いではないか(笑)。
まさか2008年当時ここに来られた時は、座間に新たに合計2200台もの超大型店が立て続けに出店するとは想像だにされなかったじゃろうし、隣の大和市、横浜瀬谷区域に合計3500台もの超大型店が3軒もできるとは予測外であったと思われるからじゃ。
半分「低貸し」のお店として末永く嘗ての名声を維持される事を懇い願うばかりじゃ。

 

❺ 最後に、かかる座間、大和、瀬谷区の超激戦区において、依然として頑張って営業を続けておられる店にも触れねばなるまい。
「大松」(213台)、「エコー」(172台)の2店である。
特に「大松」殿は上記の《GAIA、Dステ》と《123、デルーサ》の丁度中間にあるお店で、南林間駅へと向かうバス路線の交差点に位置している。
いま存在する座間市の遊技場で最も古いお店と成ろう。
機種構成をみても、上記4店舗とは根本的に違う機械で一定のお客の支持を得ておられるようじゃ。
是非とも末永く生き残って行かれる姿を私たちに見せてもらいたいものじゃな。
栄枯盛衰の激しすぎる座間を改めて見るにつけ、ワシももっともっと長生きせねばならぬのぅ(笑)。

 

▼座間戦争の原点とも言える[デルーサ・ザ・MAX]

 

▼国道246号線に燦然と屹立する[メガガイア座間]

※元・大魔神跡地に2倍以上の台数となったガイアマジックである。

 

▼メガガイア屋上から見える距離の[SUPER D’ステーション座間]

 

▼高松伸の設計による[123座間]

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