第150回 【筑前の国=北九州市八幡西区 強豪同士の鍔迫り合い(続編)】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第150回

【筑前の国=北九州市八幡西区 強豪同士の鍔迫り合い(続編)】

 

またしても久しぶりの北九州じゃ。
昨年六月に《GAIA出店前の不気味な静けさ》を報告書として大目付に送り付けておいた【※「漫遊記(122号)17.6/8付】が、あれからいつの間にか九カ月過ぎてしもうた。

当然この間に「メガGAIA本城」として昨年12月7日にグランドは過ぎてしもうた。
しかし「zoneグループ」「FACE」「マルハン」という“試合巧者”のツバ競り合うこの〈本城、高須エリア〉じゃけん、そう拙速に視察して優劣を云々しても意味を為さぬ。
本当の事を言えば、この2月末の巡察時点でも〈まだ早い〉。
しかし、昨年末の「Dステ―ション=NEXUS㈱」による九州での一挙12店舗グランドオープンの陰に隠れてしもうて、すっかりこの本城の事は忘れられつつある様に見受けられる。

それが一番イカン!おまけに完全なる“ネット社会”じゃ。
流れる時間の早さにとても付いて行けずに、ネットで検索して分かった気に成って、それで次の話題に飛び移ってしまう!いつから人間はかかる軽薄浮佻な行動パターンに成ってしもうたのじゃ・・・。

ともあれ、そういう訳で、今日は強豪が犇めく名にし負う《本城エリア》に突入じゃ。

 

❶ 予想通り「メガ」GAIAの名前でやって来た。832台で「メガ」と命名するのは、明大前の「メガGAIA」(670台)以来二番目である。
それほどにこの本城に賭ける意気込みは半端ではない事を感じさせおるわぃ。

ⅰ)設置遊技台の台数をみると、
・マルハン本城(900台)
・ベルエアーMAX(760台)
・zone(625台)
・zoom(514台)
・FACE950高須(943台)
という事で、単店では「メガGAIA」の台数は、地域で3番目という事になる。
一流ブランドばかりが出揃ったこの《本城・高須エリア》に於いて、「メガGAIA」に変身する前の旧:「FLAG & FRIEND」の602台では、出店する意味が無い!という事じゃろうのぅ。
なにせ“太かこつ”好きの九州人が、もとの602台での新店を見ても“細か!”としか感じられんじゃろうからのぅ(笑)。

ⅱ) ここでも最大の着眼点は、新店の成否を決めると云われる【20円SLOTの台数&機種構成】と云う事になろう。
SLOT台数だけを取り出してみると、
・マルハン(346台)
・ベルエアー(320台)
・zone(273台)
・zoom(114台※10スロのみ)
・FACE(537台)
そしてメガGAIA(407台)
となっており、実は「FACE950高須」が最もSLOT台数を抱えており、メガGAIAは2番手という事になる。

しかもFACEの福山殿がこのSLOT台数に増台されたのは、なんと!昨年の4月のGW前とくるから驚嘆すべきではないか。
その時期と申せば、まだGAIA殿が旧:フレンド跡をおやりに成る事が決まったか決まらなかったかの時点であるぞぇ。
この時点で高須店をP406台、S537台と云う様にPS逆転比率となる改装をされる!という事は、ガイア殿の出方を“先読み”なされた!としか言いようがあるまい。
さすが日遊協の九州支部長殿としての福山殿の面目躍如というべきであろう。驚くべき情報分析力というべきではなかろうか。

ⅲ)次に問題となるのは、上記各店の【駐車台数】という事ではあるまいか。
某P店情報サイトに拠れば、
・マルハン(駐840台分)
・ベルエアー(駐700台分)
・zone(駐493台分)
・zoom(駐363台分)
・FACE(駐? ※おそらく600台クラス)
そしてメガGAIA(437台)
となっており、駐車台数だけでみれば、メガGAIAは5番手という事である。

以上の簡単な各店比較により、《本城・高須エリア》の強豪6店舗は、ほぼ“がっぷり四つ”の体勢で臨み合っておる事が容易に看て取れるであろう。
ただし、上記の整理は単なる表面上の数値の比較に過ぎん。実際のところ、各店の現在の稼働状況、更には将来の力関係の予測は、やはり各店を廻ってみん事には何とも言えん。

 

━黄門ちゃまが見る各店のポイント━

 

❷ 昔から《日本を代表する競合エリア》として有名じゃったこのエリアを、簡単に分かったような分析などできる由もあるまい。
25年前くらいからの時間軸をも押えておかん事には、語る事は許されるものではあるまい。
という事を踏まえて、多少古くからこのエリアを観察して参ったワシの“最新の感想”を述べさせてもらうに留めておこう。
※今回は時間の関係で「マルハン本城」と「FACE950」には脚を延ばせなんだが・・・。

・「ベルエアー」はスロットが強い!320台のSLOTが全台20円貸しで、観た4店舗の中では一番稼働が付いておる。
やはり『沖ドキ30φ』(40台)、『バジリスク絆』(20台)、『凱旋』(10台)、『ハーデス』(10台)という“心臓部”がパチスロ全体を牽引しておる。
パチンコの方も平日での3割の入りであるから、そこそこと云うべきじゃろう。
※「ベルエアー」殿は、八女郡広川町の1016台がほんの2年前までは、福岡を代表するほどバリバリの高稼働であったが、八女市の八女インター出口近くに大阪の「スタジアム2001」(930台)が出来てからは、急激に稼働を落としてしまわれた故心配しておったが、この本城店を見る限りでは、此処に集中しておられて気合が入っちょるのじゃろう。頑張ってもらいたいものじゃ。

・「zone」は平成7年のグランド以来約20年間、九州を代表する店舗の一つとして有名過ぎるくらい有名であったが、今日覗いた感じでは随分と稼働を落とされたのぅ。
低玉貸し無し(!)で一貫してやってこられただけに、1年ちょっと前のパチンコMAX機の撤去というのが一番影響した可能性があるやもしれん。
元々パチンコ部門が滅茶苦茶強い店だっただけに、今後の「設定付きパチンコ機」のでき具合次第では、とんでもない様なパフォーマンスを見せて貰える可能性充分なお店である。
それと暫く10年程は大改装をされておらんが、金村社長の事ゆえ、近々大きなリニューアルがあってもおかしくない頃じゃ。
孰れにしても今は“沈黙”するzone殿は不気味じゃ。

・「zoom」は、zoneの真向いという日本有数の立地条件で、嘗ては八幡西区から若松区へ向かう車客の殆どをゲットされておったもんじゃ。
2007年頃じゃったか、日本全国に低玉貸し旋風が吹き始めた頃、このzoomも思い切って全館を【P1円、S10円】のスタイルに一挙に変身して、真向いのzoneとキレイに棲み分けしたのは実にアッパレであった。
この《本城・高須エリア》では、FACE系列の「エリア21」と「プレイス21」の2店も「FACE950」と棲み分ける意味で低玉、低スロ専門店と成っておるのと、軌を一にする。
いやはやこのzoomの高稼働は、いつ観に参ってもアッパレじゃのぅ。

・最後に「メガGAIA本城」じゃ。
元のFLAG & FRIENDを居抜きで借りて、思い切って230台の増台をかけたせいか、店内の見通しは悪くなった気がするのぅ。
しかしこれも致し方あるまい。
その代わりSLOTを大幅に増やしたのが集客の原動力と成っている。
ジャグラー系を137台が看板である他、旧基準機では『ミリオンGOD神々の凱旋』を44台持っているので、旧基準機の品揃えの良い「ベルエアー」には及ばないものの、全国大手の新店という事で充分健闘しているように感じられる。

 

❸ いやはや、想像した通り各強豪店の鍔迫り合いはハンパではないわい。そりゃそうじゃろぅ。
この《本城・高須エリア》が沸かなかったならば、全国どこをみてもシラケムードに成ってしまうというものじゃろう。
九州を巡察し分析する場合に心得ておかねば成らぬ事は、【ライバル店の良いものは、ソックリ真似して取り入れる!】という文化である。

それ故、傍から看れば【九州は“熱い”】という事になる訳じゃ。
裏返せば、九州ほど【保守的な地方】も無い!とも言えまいか。
“敵”の良いものはドンドン真似して取り入れろ!という九州文化は分かり易くて良いのぅ(笑)。
パチンコ機が来年あたりから【設定付き】に成ってくることで、この競って真似し合いの文化がイイ様に作用してくれると、九州もまだまだ面白いエリアとして注目を浴び続けることであろうのぅ。

 

▼前身はオレンジ色のストライプだったLINEが金と銀色に変わった[メガガイア本城]

▼大型の低貸専門館として盤石な[zoom]

▼九州を代表する銘店[zone]

▼SLOTが目茶目茶強い[ベルエアーMAX本城]

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

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