第153回 【武蔵の国=深谷市・熊谷市(市境) 篇 昨年埼玉で唯一新規出店があった地域を巡る】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第153回

【武蔵の国=深谷市・熊谷市(市境) 篇 昨年埼玉で唯一新規出店があった地域を巡る】

 

 

中山道を上毛群馬に向けて江戸から70kmほど行くと、熊谷宿、深谷宿となる。
これまで何度もここを通過しておるが、上毛(こうずけ)の伊勢崎・高崎・前橋や、信濃の上田・長野の方にばかり目が向いて、通過するこの深谷などについては大目付から特段の偵察指示は無かった故、ワシも記録を纏める事はせなんだわ(笑)。
しかし去年年末の埼玉県での唯一の新店として、「ベルCITYザCITY」(722台)が開店した!と云う事で、至急その辺りの市場動向を調べるようにと、先だって指令が参ったわ。
そこで一年ぶりに深谷を訪れる事に相成った。

 

 

❶しかし深谷と一口で云ってもかなり広い。
平成18年に旧岡部町、花園町、川本町の3町を吸収合併して(平野部の都市としては)熊谷市に次ぐ県下二番目の広さの市と成ってもうたわぃ。
遊技場に於いても、合併された旧各3町にそれぞれ有名な店舗が点在しておる故、とても深谷全部を調べ上げるわけには到底いかぬ。
幸いと云うべきか今回グランドオープンした「CITY」殿は熊谷市に接した場所に位置しておるので、ついでに熊谷市の深谷市に近接する2店もついでに覗いて参らむ。

という訳で、今回巡察する店舗は・・・

➀「ベルCITYザCITY深谷」(722台)
②「Mr.パチンコ深谷」(471台)
③「一番舘深谷」(554台)
④「NANDAIMON深谷」(555台)※低貸し専門館
⑤「スーパーDステーション熊谷」(1034台)
⑥「グランドOHTA熊谷本店」(705台)

の6店舗と致す。

この6店舗は、JR籠原駅を中心としてほぼ車だと15分以内に皆入ってしまう故、同一商圏内の店舗と見てよい。
特に➀「シティ」殿は、熊谷より南の〈東松山市〉に於いて632台の優良店を展開しておるだけに、今回の深谷進出には並々ならぬ意気込みを持っておられた筈であろう。

②の「Mr.パチンコ」は平成8年(1996年)に、当時全国に〈ぱちんこフランチャイズ〉を展開する事で有名になった、新潟県上越市の㈱三井企画のフランチャイジーとして絶好調の稼働を誇っておったのが、ワシの目にも焼き付いておる。
当時の記録では『大鷲英樹』という経営者がやられてった様じゃ。
これで分かったわぃ。この後『キングイーグルス』というチェーン展開されたその名前は、もろ『大鷲』殿の御名前から発しておったのじゃのなぁ(笑)。
因みに会社名は㈱福神商事じゃ。

今回の➀の物件も《「シード」➡「キングイーグルス」➡「ベルCITYザCITY」》と所有者が変わってきた訳じゃが、福神商事殿としては、②の店も同時に売却したかったようじゃが、どうやら②に買手は付かなんだようじゃな。
そのせいか現在の「Mr.パチンコ」は力が入っておらぬと見え、20年前の信じられん程の高稼働だったのがウソのようじゃ。
でも➀②とも売られる予定が、➀のみ売れて、②が残ってしまった訳じゃから詮無きことやもしれぬわぃ。

ところが②の真向いの③の「一番舘」もあまり入っとらんのぅ。
➀が「シティ」に替わった故、対抗して“燃えて”おられるかと思いきや、チト残念じゃ。
一昨年(2016年)4月に東所沢の「プレゴ」殿の真横のヤマダ電機跡に新店を構えられた時までは“元気印”であられたと記憶するが、その後チョット元気が無く成られたようにも感じるわぃ。
なんとか奮起して深谷を盛り上げてもらいたいものじゃのぅ。

④の「ナンダイモン」殿は2006年からの深谷進出で、元は栃木の会社とみゆる。
できて12年経って、いまは大型の低貸し専門店として集客に努めておられる故、これで良い!と云うべきじゃろう。

 

━埼玉No,2の広さを誇る市を見る━

 

❷さてと、JR籠原駅(※熊谷市になる)の西側の上記の4店舗を一通り見た故、今度は籠原駅から東側の
⑤「スーパーDステーション熊谷」(1034台)と、⑥の「グランドオータ」の2軒も覗いてみよう。
たしかこのDステ殿は12~3年前に群馬から初めて埼玉に進出された記念すべき店舗じゃったと記憶しておる。
いま改めて訪れてみると、軽くR曲線を描いた鉄板葺きの屋根デザインなど、けっこうレトロな雰囲気が漂っておるのぅ。
でもこのスーパーDステの大成功のおかげで、その後の上里、鴻巣、坂戸、入間、花園(深谷)、杉戸への連続出店へと続いて行った訳じゃから、今思うと感慨深いものが有る。

当初は国道17号にも17号深谷バイパスにも面しておらず、奥まった立地故、多くの業界関係者は“苦戦必至”とまで噂したものじゃが、歴史は見事にそうした悲観的な見方を覆してくれた訳じゃ。
平日の今日覗いてもようけ客が入っとるではないか。
多分上記6店舗の中では人数でも稼働率でもトップであろうな。
恐らくこのローコスト型店舗でのこの入れ込みじゃけん、ようけ稼いでおられる事じゃろうのぅ(笑)。

 

 

❸最後は、Dステ殿より南に下り、国道17号と17号バイパスとの別れ際に位置する⑥の「グランドOHTA」(705台)に参ろう。
立地的にも視認性にも「スーパーDステーション」よりは勝っておる。
ただ、稼働的には⑤のDステの後塵を拝している状況じゃな。じゃが元々30年年前は日本一の店舗数を誇ったOHTA殿のことじゃけん、今後どんな一発逆転が有るやも知れんからの。

 

 

❹今回は時間の関係で、JR深谷駅より西の「マルハン深谷」(640台)と、「アスカ深谷」(321台)は廻ることができなんだ。
なにやら聞くところによると、深谷市の一番南西の端に当たる〈関越道花園I.C.北側〉の4万坪強の広大な敷地に〈日本最大のアウトレット〉が出来る予定との事。
計画では今年中のオープンとの事であったが、一向に工事が進んでおらんようじゃ。
この辺は元々旧:花園町であった場所じゃ。どうも深谷市の中心と云うのは〈深谷駅~籠原駅間〉と、この〈花園I.C.周辺〉との2ケ所に大きく分かれるという事ができるのではあるまいか。

その証拠に〈花園I.C.周辺〉には、

・「DAIEI花園」(951台)
・「Dステーション花園」(860台)
・「ダイナム深谷花園」(480台)  ※ゆったり館ながら4円Pと47枚貸SLOTが主体

の3店が覇を競うかのように近接しておる。

最初にこの花園インターに眼を付けられたのは、今は引退されたDAIEIの金井オーナー殿の天才的閃きが有った!と記憶している。
今は娘婿殿がダイエーグループ(※宮城のタイガーグループをも買収された!)を率いていると聞いておるが、この「DAIEI花園店」は2005年当時の“宇宙ステーションのような”デザインのままで、地域一番店を維持しておられるのではあるまいか?
2012年暮れに「Dステ花園」、2014年盆前に「ダイナム」が出来た時も、ワシはそれぞれ見て廻ったものじゃが、その時は「DAIEI」が一番店として頑張っておった。
今回は花園インター周辺まで行く時間が無うなってもうたが、次回はアウトレットが出来る頃に再訪するのが楽しみじゃわぃ。

 

▼昨年埼玉唯一の新店[ベルCITYザCITY深谷]

▼老舗店舗[Mr.パチンコ深谷]

▼勢いを取り戻せるか[一番舘深谷]

▼堅調続く[NANDAIMON深谷]

▼レトロな店づくり[スーパーDステーション熊谷]

▼逆転なるか[グランドOHTA熊谷本店]

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

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