第171回 【上野(こうずけ)の国=伊勢崎市 続編 激戦区から超激戦区へ】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第171回

【上野(こうずけ)の国=伊勢崎市 続編 激戦区から超激戦区へ】

 

 

ちょうど一年前に「JanJanデルノザウルス伊勢崎オート前」(610台)が、➡「メガGAIA伊勢崎オート前」(1278台)へと“倍増”して直ぐに、この伊勢崎を廻ったのが懐かしい。

あの時は《市内中心部の南北導線エリア》に10店舗存在する中小店舗が存在を維持できるのか?あるいは閉店を余儀なくされるのか?が伊勢崎の最大のテーマであると結論づけたが、さてその後1年経って状況は変化しちょるもんじゃろうか?これが今回の《第一の課題》じゃ。

ところがこの第一の課題を検証せんとする矢先に、またまた伊勢崎の市場に激震が走りよったわ。
なんと昨年もう1軒残っておった「JanJanデルノザウルス伊勢崎東」が此たび閉店し、すぐ隣りのAPITAショッピングセンターの中に「メガGAIAアピタ伊勢崎東(960台)としてGrand openしたのじゃ!
つまり伊勢崎市内にガイア殿は2店舗で2,200台超もの遊技台を展開されることに相成ったという訳じゃ。

分かり易く申さば、JanJan殿の伊勢崎市内の2店舗をJanJan本体から分割して、ガイア本体に吸収した!という訳じゃな。
当然これによりJanJan殿の認定済みのスロット台は「アピタ店」の方に“引っ越した”というわけじゃ。
かく成ると、伊勢崎市の「東」と「西」に「メガ」が出来てしまって、市内中心部のお客さんを東西方向に引っ張るという陣型ができてしまったという訳である。
しかも今回の「メガGAIAアピタ」店からものの100mには「D’station伊勢崎」(847台)が先輩格で存在するので、今度はそちらとの鍔迫り合いにも関心を持たざるを得なくなってきたのぅ。
これが今後どうなるのか?が、《第二の課題》じゃ。

 

 

❶前説はこれくらいにして、ここで改めて伊勢崎市という街を地政学的に見てみるとするか。

伊勢崎という街は、西は前橋市・高崎市、東は太田市に挟まれた県下第4位で21万人という人口の街である。
と云うことは、戦略的に上記3つの市に影響を与えうる重要な場所に在る街ということが改めて理解できよう。
これを中心の伊勢崎駅から放射状に延びる道路でもって、時計回りにみていくと・・・

ⅰ)時計の12時の真北方向へ ➡みどり市(大間々)方面へ
ⅱ)時計の1時半の方向へ  ➡桐生市へ
ⅲ)時計の3時の東方向へ  ➡太田市へ
ⅳ)時計の6時の真南方向へ ➡(埼玉県)本庄市へ
ⅴ)時計の9時の西方向へ  ➡高崎市へ
ⅵ)時計の10時半の方向へ  ➡前橋市へ
という様に、モノの見事に四方八方に通じて居る。

そして、この方角ごとに遊技場の所在を当て嵌めてみると、
ⅰ)の方向には、「サイト」、スロ専「デルコア」「ポパイ赤堀」の3店が、
ⅱ)の方向には、「マルハン伊勢崎」「Dステ」「メガGAIAアピタ」の3店が、で
ⅲ)の方向には、「わんパーク」「ダイナム伊勢崎」「ニュープラザ」の3店が、
ⅳ)の方向には、スロ専「ドバット」「BIG MARCH八斗島」「マルハン八斗島」の3店が、
ⅴ)の方向には、「PSブランド」の1店のみが、
ⅵ)の方向には、「メガGAIA伊勢崎オート前」「ダイナム伊勢崎宮子」の2店が、
――つまり伊勢崎市内の15店舗が、ちょうど街道別に区分けできるちゅう訳じゃ(笑)。

 

━第一の課題・中小店舗が存在を維持できるのか?━

 

❷そこで早速《第一の課題》から解き明かしてみよう。

過去5年間だけでみても、市内の中小店は6店舗が閉店に追い込まれておる。旧い順に・・・
「フォルテ」(336台)
「MGM」(560台)
「ポパイⅡ」(209台)
「スフィンクス山王町」(331台)
「マリーン」(266台)
「ドバット伊勢崎中央」(168台)
の計6店舗である。

このうち昨年8月の「メガGAIA伊勢崎オート前」を取り上げた『黄門ちゃま(130)』掲載以降に閉店したのは、後ろの方の3店舗じゃ。
いよいよ去年の“悪い予感”が当たってしまってきている気がする。
いくら景気の悪くない伊勢崎市といえど、マルハン、GAIA、D’STATIONといった大手が900~1300台位の“別空間”のような最新大型店舗を出してくると、必死に生き残りを図るも、刀折れ、矢尽きた!という訳じゃろうのぅ。
まさに戦国の世を想い出させるありさまじゃ。

まして此の度アピタの中に「メガガイアAPITA伊勢崎東店」(960台)が出来てしまった以上、今は生き残っておる
「ポパイ赤堀」(142台)
スロ専「デルコア」(209台)
「サイト」(260台)
「わんパーク」(240台)
「ニュープラザ」(336台)
スロ専「ドバット伊勢崎」(216台)
の“小型”6店舗は、文字通り必死の生き残り策を打ち出さねばならぬ事になろうのぅ。
いやはや大変な状況じゃ・・・

 

━第二の課題・大型店の戦いの行方━

 

❸では《第二の課題》に移らむ。

冒頭の❶で示したⅱ)ⅲ)の方向、即ち伊勢崎の東方向の遊技場は、今後どうなるのじゃろうか?

「メガガイアAPITA伊勢崎東」がgrand openしたのが7月27日(金)のことじゃ。
その直後の29日に「D’STATION伊勢崎」は大改装に入り、約二週間の島工事を経て、8月10日(金)に大リニューアルopenを致した。
この2店は僅か100mしか離れておらぬ故、どちらも沽券に関わる一大事じゃろう。
国道17号(上武道路)を隔てて道の反対方向にあるゆえ、各店舗への進入路は異なる。
今後店舗へのアクセスのし易さを含め、実に“細かな攻めぎあい”が当分の間連続するであろう。
これからの両店の“優劣”は、今日の時点ではまだ見当もつかん。

ところがじゃ、伊勢崎市内中心部からこの両店に向かう所には、「マルハン伊勢崎」(1001台)がデ~ンと構えておる。
場所は〈文化会館前交差点〉の東南角という“最高立地”じゃ。
店内に入った18日はお盆最後の土曜日とはいえ、な、何と9割近い稼働をしておるではないか!
昔から〈7のつく日〉はマルハン殿は“強い”のは誰でも知っておるところであるが、〈7〉の次の「8」の日までこんなにパンパンにお客が居るとは驚き桃の木じゃ。
マルハン殿にしたところで、「メガGAIA」の2店舗に“挟まれる”格好になった以上は、“腹を据えて”しっかりと戦略を組み立てられるということなんじゃろう。

いやはや伊勢崎市の東部方面は“大変な”状況に突入してしまったのぅ。
改めて10月頃にでも視察してみる必要性が高いと感じるわぃ。

 

 

❹やれやれ、やはり群馬の夏は江戸と比べてチト熱いわい。
この熱さの中で、激しいコンペを展開される大手殿、さらに大手の狭間で必死に状況をじっと見つめながら、打つべき手を模索為される地元群馬の小型店。
伊勢崎もご多聞に漏れず“超激戦区”に突入してしまった感を強く致した。

それにしても何ゆえこの上毛の地は、高崎にしても前橋にしても大田にしても、かように激しいのかのぅ。
隣の下野(しもつけ)=栃木のほうは、この上野(こうずけ)に比ぶれば幾分穏やかな気も致す。
来週辺りはそろそろ下野巡りと致そうかのぅ。

 

 

▼APITA内のスペースへの進入店という、GAIAにとっては珍しいケース[メガGAIAアピタ伊勢崎東店]

▼三つ巴の戦いの一角[マルハン伊勢崎]

▼メガGAIAの新店から見える、ほぼ100mの至近距離[D’STATION伊勢崎]

▼東西方向からの”股裂き”にあいつつも、必死で生き残りを図る地元店舗のひとつ[サイト]

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

メッセージを残す

メールアドレスが公開されることはございません。