第178回 【武蔵の国=八王子その後 篇 2年前にOPENした新店のその後】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第178回

【武蔵の国=八王子その後 篇 2年前にOPENした新店のその後】

 

 

いやはや丁度2年ぶりの八王子紀行となるのぅ。

あん時は撤退が相次ぐ八王子について深く考えるところが有ったものの、なに故八王子で、元気のある店が減っていくのか?明快な回答は正直いって見つからなかった。
しかしその後、立川や多摩ニュータウンを歩くうちに幾つか原因と思しきものが見えてきた気がする。

ⅰ)八王子を含む《三多摩地区》の中心(ヘソ)が立川市に移ってしまった!という事に今さらながら気づいた。既に東京地裁の支部が八王子➡立川に移り、国や都の出先機関も立川に殆ど移ってしまった。げんにJR駅の一日当り〈乗客数〉をみても、八王子駅が約85,000人であるのに対し、立川駅はその2倍の約170,000人もあること。

ⅱ〉高齢化の進行に伴い、かつての多摩ニュータウンは今や“老人タウン化”しており、30~40代のニューファミリー層にあまり人気が無くなってきている。八王子は今のところ576,700人の人口ではあるが、今後どんどん現象が見込まれること。高齢者もだんだん都心23区方向に移り住むことを考える人が増える傾向にある事。

ⅲ)これまで八王子の強みとされて来た学生数の多さ(八王子と周辺多摩地区に約11万人もいるという説も)に関しても、少子高齢化のなかで当然減って来るし、だいたい今どきの大学生は“スマホ世代”ちゅうてパチンコ・SLOTをやらん者が相当増えておる事。これも八王子駅周辺での遊技客の減少の間違いない一つの原因であろうぞ。

 

そんなこんなでチョット元気が足り無さそうに見える八王子に於いて、丁度2年前、3つの新店がグランドオープンした。
この減少しつつある八王子パチンコマーケットに“喝”を入れてくれるのではなかろうかと期待しつつ、2年前の【黄門ちゃまの業界漫遊記(103)】を終えた訳である。
さて、あれから2年経って、ぶっちゃけ今如何致しておるのじゃろう?!

 

 

❶ さて、この広大な八王子市の中にあって、2年前に新店としてオープンした3店舗のその後が気になる。
そのあと前回の[漫遊記(103)]では触れられなかった八王寺四谷地区に今回は脚を延ばしてみると致そう。
具体的には、

➀「D’STATION八王子北野」(618台)※2年前の新規出店
②「ガーデン八王子インター」(760台)※2年前の新規出店
③「マルハン八王寺四谷」(640台)  ※西八王子北部の最強店
④「トワーズ四谷」(520台)     ※③のモロ真横のお店
⑤「コスミック八王子2号」(410台) ※「オリパサ八王子駅前」撤退後の“防衛”出店

以上の5店に加え、やはり八王子駅北口の定番店舗も見ておかにゃなるまい。ということで、

⑥「PIA八王子」(1374台)
⑦「コスミック八王子本店」(961台)
⑧「ナポレオン八王子」(514台)
の、計8店舗を見てみる事により、八王子の“今”がだいたい分かるというものじゃろぅ。
※前回も書いたように、八王子駅南口と、京王八王子駅前にはパチンコ店が無くなってもうたゆえ、JR八王子北口のみが定点観測の対象と成ってしもうたわぃ。

 

 

❷まずは➀「Dステ」殿から。

前回もふれた様にここは丁度10年前に〈八王子魚卸売市場〉の半分ぐらいを土地賃借して、ガーデン殿が新店として出店された場所である。
卸売市場の一角を借りてパチンコ店を建設する!という、関東での初めてのケースであったと聞いておる。
店の周辺は住宅地域では無いものの、2km南には大きな住宅団地が拡がっており、けっこうイケそうな場所じゃった。

じゃが、当時のガーデン殿は粗利率がキツかったのか、高稼働店を維持することができず、2年前にはヒマな店に成ってしもうた。
そこに降って沸いたのが《この店をDステに売却して➡新たに八王子インターの近くの「グランド」を買い、そこに移転する》という、「Dステ」「ガーデン」共にWIN WINの話しじゃった。

さて、あれから2年経ってどうなっちょるんじゃろう?
おぉ三連休明けのヒマそうな日にも関わらず、けっこうなお客が入っちょるのぅ!周辺の作業所で働く作業服姿も多くみられるわぃ。
パチンコもSLOTもオープン当初から【玉・メダル積み無し】というスタイルで、よくもまぁここまで維持して来たものよのぅ。

聞くところによると、初代T店長はここでの功績が認められ、「スーパーDステ立川店」の店長に栄転されたようじゃ。
元気の有る店が一つでも多くなると、世の太平の為にも喜ばしいことよのぅ。

 

 

❷八王子は東京都下の市最大の広い街ゆえ、ゆっくりもできん。
次の②「ガーデン八王子インター店」へ急ぎ参らむ。
②は中央自動車道の八王子インター出口に近く、店の前はニトリという非常に分かり易い場所である。

目下、関東のガーデン殿は連続して『新!ガーデン』という店名に変更し、外壁も斬新なスカイブルーのストライプデザインに次々と成って来ておる。
さてこの八王子インターも・・と思いきや、残念ながらまだ変更はされておらん。

ま、改装を急がずとも黒字を維持できておるのと、周辺にライバル店が存在しない(※敢えて云えば「マルハン八王寺四谷」と「SAP日野」じゃろうが、4kmは離れておる)せいか、改装の優先順位が後ろの方なんじゃろう。
現状の稼働はチョイ厳しめと感ずるが、別に赤字店舗と云う訳でもなかろうから、当面は様子見といたし、近い将来『新!ガーデン』に替わるのを楽しみにすると致そう。

 

 

❸次は進路を西にとって、秋川に向かう街道方向の
③「マルハン八王寺四谷」と
④「トワーズ四谷」
更には
「トワーズ楢原」(260台)
「スコーピオン四谷」(281台)
の4店を見て廻ろう。

なぜと申すして、この4店のど真ん中にある《スーパーOZAM》と、トワーズ2軒、スコーピオンは皆《小澤家》の店じゃから。
じゃが、「トワーズ」と「スコーピオン」とはご兄弟ということらしいが、全くの別経営。ま、このあたりは色々有るんじゃろうが…。

この“小澤家の色濃い”四谷エリアにマルハンが待望の八王子進出を果たしたのが2005年の盆前のこと。
限られた敷地内に巨大な立駐を建てて、“小澤エリア”への果敢な“突入”である。

この頃のマルハン殿と云えば、この八王寺四谷のあとに「マルハン都筑」(982台)を出すなど、“超攻撃的”でイケイケであったことを記憶しておる。
ここ八王寺四谷エリアにおいても、その圧倒的な規模で“小澤家系列の”3店舗を寄せ付けず、たちまち地域一番店の座を獲得してしもわれた。

今日覗いたところでも、相変わらず高稼働で一番店の座は揺らぎそうにない感じじゃのぅ。
結果、④の「トワーズ四谷」の方はマルハンの真横であるだけに影響は大きそうじゃ。
最大のポイントは信号のある交差点から入り易いのは③のマルハンの方である、という事である。

この後、④「トワーズ四谷」を始め、「トワーズ楢原」「スコーピオン四谷」という小型店2店がどう対応されていくのか?
あと2年後にまた訪れてみる必要がありそうじゃな。

 

 

❹さて、けっこうな距離を動いたゆえ、腹も空きすきじゃ。
早く八王子駅前に移動してあったかい拉麺でもすすろうではないか。

八王子駅前は、2年前の漫遊記で見たときは「PIA」の“独り勝ち”の様相であったもんじゃが、あん時は「オリパサ」撤退後の後釜入店も未定であった。
ところがそこに地元の「コスミック」=㈱グランド東京殿が、さながら“防衛出店”するが如く入店されたのが丁度2年前の年の暮れじゃ。
さて今どうなっちょるんじゃろう。

先ずは⑤「コスミック八王子2号店」から。
実は元々オリパサ時代は小径を挟んでA館B館の2館あったのじゃが、さすがにコスミック殿はB館を閉めてA館のみでの営業をされている。
ここは八王子駅前とは云え、こっそり裏通りの雰囲気があるのでなかなか粋な店じゃ。
店内を見渡してもまま適度な客入りで、大成功とはいかぬが失敗作ではないの。

さっそく気に成るので、本命の⑦の「コスミック本店」の方に廻ってみよう。
みなも知っておろうが、ここは元:西武百貨店であった建物じゃ。
それを買われた㈱グランド東京どのが1996年と云うから、現金機総撤去後のCR機の時代の先陣を切って、2フロアで約1000台近い“八王子最大のP店”をウリに華々しくデヴューしたものじゃ。
当時のパチンコ業界誌でもひっきりなしに取り上げておられたのぅ。
あれから22年経って、今もバリバリ高稼働と云うのは驚くべきことではあるまいか。

八王子駅から1~2分歩かなくてはならぬが、すぐ隣りが大きなドン・キホーテというのが立地上の有利さと云える。
また巨大なこの本店ビルの4~5Fに温浴施設を、6Fにはホテルを運営しているというのが、パチンコ営業にとっても非常にプラスに働いておる。
なかなかヤルのぅ。とかく、近頃は、街中店舗は集客に苦戦する(!)と云われるなかにあって、この健闘ぶりは立派というしかあるまい。やれやれ(笑)。

 

 

❺最後に、八王子駅カブリツキの⑥「PIA八王子」に行く途中、
⑧「ナポレオン」とその隣の
「LION」
「Beam」
の3軒を覗いていくことに致そう。

これまで「パラッツオ」や「オリエンタルパサージュ」が次々と閉店していくなかにあって、地元の意地を見せて頑張っていたのだが・・・ちょっと以前より寂しくなった気がするのう。

決して大型店のみが勝ち残るという訳では毛頭ないわぃ。
じゃが、寂しく成ったという事は何かが欠けておるという事じゃ。

答えは自店に来て居るお客に聞いてみる事じゃ。
それを早う見つけ出して、八王子駅前は「PIA」と「コスミック」しか無い…という事にならぬように一層頑張ってもらいたいものじゃ。

という訳で今日の八王子“旅行”の締めくくりは「PIA」殿じゃな。
2013年からは、駅横の9階建の【A館はSLOT館】、奥の6階建ての【B館はパチンコ館】というようにキッチリ棲み分けされておる。
20年前ならば、こんな配置など有り得べからざる事じゃったろうが、駅前の有名店はSLOTを看板にして人を集める!という【独自の方程式】をマタハリー殿は創られておるのやもしれぬ。
あいにく体育の日の三連休明けの今日は、さすがにお客が多いとは云えぬが、それでも全体で400人強遊技しておるから、やはり周辺の中小型店に影響を及ぼしておることは間違いないのぅ。

さあ、あとは八王子インター近くの「ガーデン」殿がいつ➡『新!ガーデン』に変わるのか?が楽しみとなって来るのぅ。
密山殿、なにとぞ八王子の為に奮起くだされ(笑)。

 

▼2年前にガーデンから購入した「D’station八王子北野」

 

▼2年前に千歳観光から買った「ガーデン八王子インター店」

▼信号からすぐ入り易い「マルハン八王寺四谷店」

▼マルハンに”横づけ”されたかっこうの「トワーズ四谷店」

▼オリパサ撤退1年後に”防衛”出店した「コスミック八王子2号店」

▼コスミック本店は上階に温浴・宿泊設備を設けて大成功

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

メッセージを残す

メールアドレスが公開されることはございません。