第180回 【武蔵の国=越谷その後 無風エリアで遂に巻き起こった嵐 篇】

小森黄門とちゃまの業界漫遊記 第180回

【武蔵の国=越谷その後 無風エリアで遂に巻き起こった嵐 篇】

 

 

ちょうど一年前になるが、埼玉の越谷のど真ん中にGAIA殿が約2700坪の土地を確保されたと聞き及び、早速現地に飛んで工事開始したばかりの出店用地を下見し、『黄門ちゃま(139)』として第一報を記事として書いたことが思い出される。

あれから1年経ち、遂に「メガGAIA越谷大里」(P704、S764=計1468台)の巨艦店として、この10月19日にgrand openしてきおった。
当初ワシは1000台超で出てくると予想したが、目一杯立駐を上げて1500台近い規模でのデヴューと相成った。
それ程に越谷という街に相当な重点をおいた出店であることが窺がい知れよう。
否、正確に申さば、越谷市のみならず、北の春日部市、東の吉川市、松伏町、西のさいたま市岩槻区をも視野に入れた出店ではないか?という事は、地図を拡げてみれば容易に分かる事じゃ。

ただ、ここで重大な問題は岩槻区にも「メガGAIA岩槻」(1430台)を2年前に出店しておる事じゃ。
両大型店の距離は、実走で約7.5kmという開きがあることはある。
通常であれば先ずは自社バッティングはしない距離とは思われるが、さて今回は果たしてどうなのであろうか?それでは1年前に巡回した店舗も含め、しかと見定めると致すぞ。

 

 

❶ 10月19日(金)に「メガGAIA越谷大里」は、多数の立ち見のでる満台でのスタートとなったようじゃ。

そりゃそうじゃろぅ。工期に1年もかかってのグランドじゃけん、注目を浴びない方がオカシイというものじゃろう。
かかる興奮状態の時に店を観に行っても、評価ができぬ故、敢えて開店から7日目に当たる平日の木曜日を選んで参った。凄いのぅ。
何が凄いかって、大型スロ専でも敵わない台数の764台のスロットに700人超のお客が座って、遊技に興じているではないか!
しかもこれがオール20円SLOTときておる。
いったいどこからこんな多数のSLOT客が集まって来ておるものやら。

しかも所謂“軍団”と云われるプロの集団は徹底的に“排除”されとるというから尚更じゃ。
こりゃ益々、岩槻の「メガGAIA」のほうが気になって仕方がないのぅ。

パチンコの方は704台中、400人強といったところか。
それでもこんな超閑散期の10月にこれだけのお客を集めるというのは(10年前ならばいざ知らず)尋常の事とは思えぬわぃ。
しかも704台中、「1パチ」はたったの88台しか無いからのぅ。

やれやれこんな“一極集中”の如き状態では、周辺の中小型店は相当コタエておるんじゃなかろうかのぅ。
ではさっそく大里の周辺店舗の巡察に急ぐと致そう。

 

 

❷まずは「メガGAIA越谷大里」に一番近い「SLOTディスカバリー」(S318台)と「宝島越谷」(455台)から。

予想通り相当“くらっちょる”のぅ。
2カ月後にメガGAIAの興奮状態が一服した頃に、どの程度影響を受けたのか?改めて参ることに致そう。
特に「宝島」の徳山殿にはお会いする度に“GAIA対抗策”の話しをしてみたもんじゃが、結局“静観”されたものじゃから、少々口惜しいものがある。

次に更に北の《せんげん台》周辺もチェックせねばならぬ。
この駅の東口を「UNO」(506台)と「DUO」(492台)の2軒の店で東和産業殿が押えておられるのじゃが、観たところかなり“ヒマ”そうじゃな。
やはり“喰らっておる”か…。
5S専門店の「オレンジせんげん台」(169台)は、メガGAIAに低スロが存在しないだけに影響を受けない筈なのに、ここも多少“喰らっちょる”感じである。

今は5Sの客も20円と相互に行き来するのかも知れぬのぅ。
こりゃ急いで北越谷の方も見て廻らねばならぬ。《せんげん台》西口の方は後回しにして《北越谷駅》方面に移動じゃ。

 

 

❸《北越谷》駅前には「ダイナム北越谷」(347台)と「UNO北越谷」(554台)の2軒が営業している。

ダイナムの方は元:「アサヒ」の名前で1983年から35年間もここでイイ商売を続けて来られた。
「UNO」殿は2008年にかの有名だった『白鳥』の店を買われてから丁度10年に成るのぅ。「UNO」殿は駅前にも関わらず駐車場を130台ほど持っておられるので、却って今のところ「メガGAIA」にけっこうお客が持って行かれている様に見受けられる。
ここも2か月後に再度実地検分しに来ないことには論評しようがないのぅ。「ダイナム」殿はマイペースで一安心じゃ。

北越谷から国道4号線方向に向かうと、そこには【千成グループ】の店舗がズラリとドミナントで国道沿いに並んでおる。
スロ專「クイーンカリブ」(S344台)
「さくらEAST」(312台)
「BEGIN」(462台)
の3軒の他、更に国道を南下すると
「ニュー千成」(388台)
スロ専「ベガ」(S124台)
スロ専「オレンジ越谷」(S295台)
「BIC WISH」(451台)
・・・の計7軒がズラリと国道4号沿いに展開されておる。

こんだけ国道幹線道路沿いにドミナント展開するちゅうのも、今やわが国でも此処だけではあるまいか?!
この【千成グループ】も今は特段の大きな動きはせずに、やってきた巨大“戦艦”=メガGAIAの動向をじっくりと観察しておる、という構えである。
ただ、【千成グループ】十数店舗中、スロ専が半分近くを占めておるだけに、「メガGAIA越谷大里」の20スロが764台!というのは相当な脅威である事は間違いあるまい。
ここも今後2か月後の推移の観察が必須じゃな。

 

 

❹ 今回の巡察の最後に《新越谷・南越谷》駅周辺をぐるっと回ろう。

ここには云わずと知れた「楽園南越谷」(1642台)がその巨艦店として存在している。
今から8年前のことじゃ。
スーパーダイエー系列だったショッピングビルの《OPA南越谷》を楽園殿が購入為されて、当初1177台でグランドされたのは。
ターミナル駅の《新越谷・南越谷》駅から歩いて3分と云う近さにも関わらず、隣の別棟に700台分の立駐を持っているという事で、越谷市南部では圧倒的なシェアを誇って来た名店じゃろう。

昨年春にGAIAが大里の大三紙化工の2700坪を取得したというニュースに直ちに反応なされ、昨年11月には1177台➡1642台という大増台を敢行された!〈さあ、いつでもGAIAいらっしゃい!〉の、先手必勝の作戦である。
結果的にメガGAIAの工事が諸般の事情で遅れたこともあって、【1年前から】メガGAIA越谷大里“迎撃作戦”を実行されておったというカタチになるわぃ。
間者からの情報によると、10月19日の「メガGAIA越谷大里」のグランドにも関わらず、この「楽園南越谷」の方もお客が増加しちょるようじゃから、まずはこの迎撃作戦の第一弾は成功とすべしであろう。

ただ楽園殿の店舗はB1F~2Fの3フロアに分かれ、エスカレータでの店内移動となるため、“面的拡がり”という面では「メガGAIA」ほどの迫力は演出しづらい事は確かじゃろう。
ま、“試合巧者”の楽園殿の事であるから、今後の第二、第三弾の仕掛けが楽しみじゃのぅ。
いずれにしても、GAIA殿に徒に“ビビる”のではなく、否むしろGAIA出店を上手に“利用”して市場を沸かせ、自分も儲けよう!という発想の御仁は居られないものじゃろうかのぅ。

ところで「楽園南越谷」へ向かう手前に「T-NET南越谷」(624台)のビルが駅前に聳える。
駅前なのに自走式駐車場を240台分構えておって、「楽園」が8年間に南越谷にやって来るまでは、間違いなく越谷南部での一番店であった。
焼肉の〈安楽亭〉の親戚の会社がパチンコ店を経営している訳である。《海系》のパチンコが絶対的に強く、メガGAIA大里の影響を多少は蒙っていると思われるが、近くの「楽園南越谷」と共によく頑張っておられる。
南越谷地区の活性化という点では、今回はひとまず成功しておるのではなかろうか。
やれやれ、この調子で【大里地区への一極集中】にならぬじゃろうな。

 

 

❺ およそ1年前に予想しておった【越谷の大変動】が遂に予想通りの展開となり始めた。

永らく越谷は“無風”のマーケットであったと云っても過言では無かった。
唯一、東武鉄道の系列でチェーン展開していた「ラ・フェスタ」を、ピーアーク殿がM&Aなされ、一気に東武線沿線の草加から春日部までの区間に「P-ARK」ブランドが増加したことぐらいじゃろう。

なんせ【千成グループ】殿が十数店舗でもって越谷のドミナント化をされておったから、マルハン、Dステ、パラッツオ、ガーデン等の大手が入り込む余地が無かったという事でもある。
さて今後、越谷はどこまで変貌するものやら。

 

▼間口100mの威容をみせる「メガGAIA越谷大里」

▼メガGAIA直撃で影響を多く受けた「宝島越谷」

▼駅前型は最もメガGAIAの影響を受けると云われながら頑張る「北越谷UNO」

▼低貸し中心のため、メガGAIAの影響を殆ど感じさせない35年の伝統の「ダイナム北越谷」

▼東武線ガード下に150台の専用駐車場をもつ「ピーアーク越谷」

▼1年前に1600台超にして、早々とGAIA対抗策を打った「楽園南越谷」

▼南越谷駅からマル見えの「T-NET]は地元密着型

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

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