第187回 【陸奥の国=盛岡市(後篇) 開戦前、メガ店舗に地元強豪は如何に立ち向かうか その2】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記第 187回

【陸奥の国=盛岡市(後篇) 開戦前、メガ店舗に地元強豪は如何に立ち向かうか その2】

 

 

 

この漫遊記が世に出る頃には、盛岡も雪が降りだしてうっすら雪化粧をしている事じゃろう。
先々週は(前篇)として、盛岡駅よりも北側に位置する12店舗と、ちょうど今日grand openする「メガGAIA盛岡みたけ」の計13店舗の今後の展開等を想像してみた。

じゃが今後の事は全く誰にも解らん。
というのは全国の他の激戦区と異なり、盛岡は今まで宮城県以南の大手パチンコ企業の進出を受けたことが無いからである。

よってパチンコ遊技客のココロに「メガGAIA」の巨艦店舗がどう受けとめられるのか?軽々しくは外部のワシらがコメントしようがないではないか。
決めるのは盛岡及び周辺都市の遊技客じゃ。
いままで見たことも無い“外地”の企業店舗に対して、どの程度〈親和性〉があるのか?とくと見届けねばなるまい。

今日は、盛岡駅から南・西部に多く存在するパチンコ店のうち、〈雫石川〉よりも南側の、地元強豪店舗の多く存在する広域エリアをざっと観て廻る。
この【南部・西部地区】の強豪店らが、「メガGAIA盛岡みたけ」の影響をどの程度蒙るのか?この点こそが、実は前【186号】、今【187号】の最大のテーマとなるのである。

 

 

❶ まずはこのエリアの店舗名を一覧してみようぞ。

➀「メガステージUNION本宮」(602台)    ※㈲宮崎商店の旗艦店舗
②「ユニオンザ・プライム8盛岡南」(588台)
③「WINS本宮」(678台)           ※㈱公楽の旗艦店舗
④「SLOT HITS」(255台)
⑤「アポロ盛岡西」(720台)        ※金盛商事㈲の旗艦店舗
⑥「GOLD RUSH APOLLO」(612台)
⑦「JAM FRIEND盛岡」(804台)       ※㈲鳩林商事の旗艦店舗
⑧「JAM FRIEND盛岡南」(346台)
⑨「カネマン津志田」(560台)
⑩「カネマン盛岡南」(600台)       ※㈲カネマンの旗艦店舗
⑪「夢屋盛岡」(448台)
「INDY都南」(338台)

以上の12店舗という事になる。
まさに(岩手を代表する)企業の「格」といい、店舗規模といい、まさしく盛岡最大、いや【岩手県最大】の激戦地と言って良かろう。
特に➀メガステージ③WINS⑤アポロ⑦JAM FRIEND盛岡の4店舗は車で10分圏内で行き来が可能な事から、お互い“負けられない”大型店どおしであろう。

大雑把な云いかたかも知れぬが、【本宮地区】という2000年以降に再開発された(イオンモールを中心にした)“新市街”に位置し、整然とした道路付けといい、郊外型店舗の集積度合いといい、大型遊技場には絶好のエリアである。
ワシも全国を廻っておるが、県庁所在地でここまで見事に大規模開発に成功したところを見たことが無い。
さすが原敬首相を輩出した土地柄。ものごとを纏めるのがお上手な国柄じゃ!

いっぽう➀③⑤⑦以外の残り8店舗は国道4号線と東北新幹線とに挟まれた広範な範囲に渡ってほぼ南北に並んでおり、昔から盛岡一の激戦区じゃ。

 

 

❷ Grand open前の事前情報によると、メガGAIA盛岡みたけ」は1249台という巨大な規模らしいのぅ。

これまで盛岡最大台数の⑦「JAM FRIEND盛岡」の約1.5倍、③「WINS本宮」の約1.8倍、⑤「アポロ盛岡西」の約2倍のデカさであるぞぇ。
これだけの規模であれば、この盛岡南・西部からも相当広範囲にお客が市北部の「メガGAIA」に集まって来るのは“理の当然”というヤツであろう。

問題は市西部の【本宮エリア】と市南部の【国道4号南部エリア】との、どちらに「メガGAIA」の影響度合いが大きいのか?という事じゃあるまいか。
この最大の問題点に関して、ワシの所感を述べさせてもらおう。

ⅰ)【本宮エリア】に関しては〈雫石川〉を越えて北の【みたけエリア】に向かう流れを極力少なくできるかどうか、が最大の“戦略”となろう。
その為には、➀③⑤⑦の地元大型店が“上手に”連携して“GAIA包囲網”を構築していけるか?ここはひとつ、地元勢の“時差協調”ができるかどうかが問われるのではあるまいか。

 

ⅱ)【国道4号南部エリア】に関しては、一応国道4号を走ってストレートに「メガGAIA」までは行く事が可能である。
但しストレートとは云っても、GAIAと一番遠い②の「ユニオン」との距離は16kmもある。
同じ盛岡市内とは云っても、これくらい離れているのである!国道4号の慢性的な渋滞状況を考えると、江戸感覚ではとてもじゃないがこんな距離を走って多くの顧客が流れるなど考えられん。
なんせ江戸じゃと16kmもあれば、新橋から川崎まで行ってしまうからじゃ(笑)。

しかし、江戸の常識は陸奥東北では全く通用しない事も、また事実である。
一例としてイオンモールの例を取り上げてみるか。

平成の初め頃、ジャスコがイオンに変わり、全国に巨大なイオンモールが次々に出来ていった頃、この陸奥では土日の〈商圏範囲=50km〉などという、考えられぬ遠方からお客が集まって来るという現象が、当たり前の様に見られたのじゃ。
この伝からすれば、ⅱ)の【国道4号南部エリア】もウカウカしちょれぬ!という事に成るかも知れぬが・・・

 

 

❸ とは申しても、平成の初め頃と、あれから二十数年経って恐ろしくスマホの活用が普及した今日とは、世の中の常識も真逆のように変化してしまっておる。

アマゾンに代表されるネットショッピングの普及は、ここ岩手でも“異常に”進んどるのではあるまいか。
さすればヒトの移動距離も以前ほどには異常に長いということは無く成りつつあるのではあるまいか。
パチンコ遊技に関しても同様じゃろう。

問題は「SLOT客」の方じゃ。
Grand openの成否は相変わらずSLOTの機種構成と人気機種の設置台数に大いに左右される今日この頃じゃ。
ガイア殿もその辺りを十二分に知悉されておって、この4年間の全国各地での1100台超の「メガGAIA」の“成功”パターンはいずれもSLOT500~600台の圧倒的なSLOT集客力で、Grand openを満台にしてのスタートであったことが思い出される。
さすれば恐らく今月27日~正月明けまでの期間にあっては、「メガGAIA」以外の店のSLOTはけっこう影響が出るであろうことは覚悟した方が良かろうのぅ。

 

 

❹ 先にも記した如く、この“盛岡パチンコ戦争”を“活用”して、市場全体のパイを増やすのかどうか?に関しては、ひとえに迎え撃つ地元勢である「公楽」「鳩林商事」「宮崎商店」「カネマン」「金盛商事」などの地元勢の頑張り具合に懸かっておると云っても過言ではあるまい。
地元勢が、来年1月以降に次々と“時差迎撃”の仕掛けが出来るのかどうか、しかと見定める事に致そう。

江戸ではほぼ起こりえぬが、盛岡は大雪は降らぬ代わりに、氷点下で路面凍結することがまま有る。
ガイア殿も最北の地に於ける年末グランドオープンを始めて経験される事になるわぃ。ヤレヤレ・・・

 

▼㈱公楽の旗艦店舗「WINS本宮」

▼㈲鳩林商事の旗艦店舗「JAM FRIEND盛岡」

▼金盛商事㈲の旗艦店舗「アポロ盛岡西」

▼㈲カネマンの”前線基地”「カネマン津志田」

▼青森2店、秋田1店、岩手1店の計4店で陸奥を守る「夢屋盛岡」

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

2s Comments

  1. いつも楽しみにしております。
    重箱の隅をつつくようで申し訳ありません。

    「メガステージUNION本宮」(602台)    こちらは飛鳥商事
    「ユニオンザ・プライム8盛岡南」(588台) こちらは元メガステージUNION盛岡南、現在は飛鳥商事から宮崎商店です。

    確か、先代の社長様がご兄弟で法人は別々で経営されていると思います。
     また来年も貴殿の記事を楽しみにしております。
    良いお年を!

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    • 千葉様
      この度はコメントありがとうございます。
      また、ご指摘の頂きました件、小森黄門ちゃまへお届けさせて頂きます。
      今後とも宜しくお願い申し上げます。

      返信

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