第191回 【伊豆の国=駿東郡&三島市 篇 地元強豪高稼働店の勝負勘】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第191回

【伊豆の国=駿東郡&三島市 篇 地元強豪高稼働店の勝負勘】

 

 

 

思えば沼津を取り上げたのが1年3カ月前の《漫遊記(138)》であった。

あの時なにげに〈静岡もこの鰻にかこつけてたまに巡回に参らんといかぬのぅ〉と書いたことを記憶しておるが、こんなに早く再び静岡県東部に参る事になろうとは予測だにせなんだ。

何を隠そう、あん時感動した超優良店=「ABC清水長沢」(当時560台)が、店の奥を増築為され昨年末に872台へと変身された!との一報が箱根の関所からもたらされたからじゃ。
普通一般には、超優良店でも1.5倍に拡張すると稼働率がけっこう下がると云われるもんじゃが、ABC殿はよほどの自信で拡張を決断されたものと見ゆる。

そうこうする裡に、ABC清水長沢から500m北に行った国道1号沿いの「GAIA沼津」(373台)が閉店して解体工事に入ったとの続報がもたらされた。
はてはもしかしたら?と一瞬思ったら、案の定やはり『メガGAIA』に造り直すとの確認がとれたわぃ。
失礼な言い方かもしれぬが、「GAIA沼津」はほぼ“死んでおった”店じゃ。
もともと何故か静岡県とGAIA殿は相性があまり宜しゅうない。

故にワシも前回(138号)の際の巡回では、正直、撤退もアリ得るとみておった。
ところがじゃ・・超優良店の「ABC清水長沢」と真向勝負に向かわれる事に成るとは、今をときめくGAIA殿の魂魄たるや想像を絶するものが有る。

という訳で、東京駅からこだま号に飛び乗り、三島まで急行じゃ。

 

 

❶当然早速駆け付けるのは「ABC清水長沢」じゃ。

Pは360➡552台へ、Sは200➡320台へとバランスの良い増台じゃ。
正月明けの平日の昼前というに、872台の店で600人は入っとる!やはりこの清水町とABC殿は抜群の相性なんじゃろぅ。
単に560➡872台への312台の増台が当たっていたかどうか?だけの問題ではない。
先述したように、“死んでいた”「GAIA沼津」が➡(おそらく)1000台超の「メガGAIA」として、今年の年末にはgrand openしてくるであろう!ことを予想しての増台戦略として見ないと、物事の本質から離れてしまうとワシは感ずる。

このあたりABCの富田殿の勝負勘は抜群じゃな。
ちょうど昨年10月grand openした「メガGAIA越谷大里」に対抗して、「楽園南越谷」がその1年前(2016年)11月に1177➡1642台に早々と増台し大成功を修めたことが思い出される。
ABC殿と云い、楽園殿と云い、共に静岡県の大手ホール経営者じゃ。
なにかしみじみと考えさせられるものがあるのぅ。

今回「ABC清水長沢」を再訪して気付いた事じゃが、店舗敷地の北側の平面駐車場がどうやら拡がっとる気がするわぃ。
調べると以前は525台分だったものが、拡張して591台の駐車台数と成っちょる。
はは~ん、因って増台を自信を持って断行されたという事なんじゃろう。
いずれにしても近年稀に見る増台成功事例を観させてもろうて、伊豆の国まで来た甲斐が有ったというもんじゃ。

 

 

❷次には、問題の発端と成った「GAIA沼津」の跡を検分に参ろう。なあに歩いて行ける距離じゃ。

ヌヌ、完全に旧店舗は解体され更地に成り、既に造成用の車両が入っておるではないか。
しかし何より富士山の雄姿がマル見えじゃのぅ。
この富士山の姿を見ておると、GAIAの良原オーナーでなくとも、力いっぱい精を込めて頑張らねばならぬ!という気持ちにさせられるわのぅ(笑)。
旧店の名前に“沼津”と付いておったが、GAIA殿の敷地はまごうことなく、ABCと同じく《駿東郡清水町》じゃ。

さてさて、今年の年末辺りに【メガGAIA】としてgrand openする際にはどういう地名が付くのか楽しみじゃ。
唯一の心配はGAIAの敷地の裏が黄瀬川であることから、地盤が軟弱ではなかろうか?との懸念だけじゃ。
越谷の時も予想外の軟弱地盤のせいで追加工事が発生し、去年盆前の開店が出来ず、10月半ばまで2カ月も開店が遅れたという前例が有るからのぅ…

ま、いずれにしろ、今年の年末は「ABC清水長沢」と「メガGAIA」のバトルで、より一層この清水町に客が集まり、その結果周辺の三島市、沼津市、長泉町、更には裾野市にまで影響が及ぶことは避けられまいな。
なにせこのGAIA殿の敷地は、天下の国道1号の脇じゃけんのう。

 

 

❸前回の【漫遊記(138)】ではここより西側の沼津の大型店を廻った故、こたびは東側の三島市ホールと、長泉町の代表的な店を1軒ずつ覗いて江戸に戻ると致そう。

先ずは「ABC下土狩」(324台)から。
う!来てみたら入替前の店休ではないか…残念じゃのぅ、自社の「清水長沢」がgrandした事で、如何ほどの影響が有るか検分したかったのに…ま、又の機会に致そう。

次に、三島市を拠点に裾野~伊豆まで6店舗を展開する『㈱フジコー』の代表的なお店「フジコー長伏」(706台)を観に参ろう。
う!ここも今日は入替前の店休日。とほほ、よほど神様は早くお腹に食料を補給しろ!と命じておられるのじゃな。
しかたあるまい、写真だけ撮らせて頂いて、三島の中心街まで戻る事に致そう。

 

 

《三島》と云わば《鰻》と相場は決まっておる。
江戸でも有名な鰻屋はたんまりあるが、三島の鰻はどこが違うのじゃろうのぅ。
鰻屋の亭主に尋ねると、三島で出す鰻は、富士山の伏流水に何日か泳がせておくそうじゃ。
すると伏流水のマイナスイオンかなにかの働きで鰻の身が更に柔らかくなり、美味しさも増すそうじゃ。
なるほどなぁ。こりゃ江戸の鰻屋が逆立ちしても叶わぬ訳じゃ(笑)。
ま、今日は小春日和でホントに気持ちの良い巡察が出来、しかも絶品のうな重とくるから、満足満足である。

 

▼超優良店を更に312台増台した「ABC清水長沢」

▼建築工事が始まった「メガGAIA沼津」(仮称)

▼ABC清水長沢の増台の影響を受ける事に成った「フジコー長伏」

▼商圏内にもう1軒ある「ABC下土狩」

▼今回の商圏からはちょっと離れる「楽園沼津」

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