第192回【下総の国=浦安市 篇 近隣に大型店出店も影響軽微な優良市場】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第192回

【下総の国=浦安市 篇 近隣に大型店出店も影響軽微な優良市場】

 

 

 

気が付けば《浦安》については、これまでこの漫遊記で取り上げたことが無かったわぃ。
それほどに浦安は江戸湾の干潟の如く“穏やかで”大きな変化が無かったということなんじゃろぅ。

じゃが、今回東西線「西葛西」駅前に1007台の「メッセ西葛西」が昨年末に新築openした。
聞くところでは葛西駅はおろか浦安駅にまでも盛んにティッシュ配りをされておるようじゃ。ご苦労様というしかあるまい。

そこでふと気に成って、近頃の浦安は、どない成っちょるんじゃ?と思い参った訳じゃ。
ディズニーランドに参るわけでは無いから、遊びではござらんぞ(笑)・

 

 

❶浦安市には遊技場は7軒しかない。
人口16万人の典型的な東京のベッドタウン都市にしてこの軒数じゃけん、マーケットは相当“ユルイ”と云えようか。

《浦安駅周辺》
➀「ウエスタン浦安駅前」(356台)
②「ウエスタン浦安SLOT館」(Sのみ122台)※20円スロのみ
③「マリオン浦安駅前」(368台)      ※名古屋のマリオンではなく、千葉のマリオン
④「パーラー21」(Pのみ200台)     ※4パチのみ。ここが本店でもう1店は南行徳駅前
⑤「プリンス浦安」(310台)       ※系列店として八千代台駅前の「ピーナッツ」

《浦安郊外》
⑥「ウエスタン浦安やなぎ通り」(522台) ※低貸し無し!
⑦「夢屋浦安」(478台)          ※低貸し無し!

とまぁこんな面子じゃ。
オモシロいのは⑤のプリンス浦安と⑦の夢屋浦安は元々愛知県の企業による出店ということじゃ。

とは申せ、何と云っても江戸川区葛西駅前が本社の『㈱ウエスタン・コーポレーション』の3店舗のドミナントというのが凄かろう。
それと千葉、栃木、群馬で計6店舗ある『夢コーポレーション』の旗艦店舗が、この⑦である!というのも見モノじゃろう。

 

 

❷さて廻ってみようか。駅前にかたまっておる5店舗についてはまとめて観れるから楽じゃが、郊外の⑥ウエスタン浦安やなぎ通り、⑦夢屋浦安の2店舗については脚の運動も兼ねて歩いて行ってみようか。
なにせ浦安駅前は江戸の時代にも存在しておった土地であるが、郊外の⑥⑦のある場所など、市内の3/4の土地は(ディズニーランドがそうであるように)、全て昭和40年代に入ってからの埋め立て地じゃけんのぅ。
歩いてみんことには街並みが分からぬわぃ。

いやぁ、駅前は➀②の「ウエスタン」殿が強いわぃ。
やはり昭和の時代より〚ウエスタンレーン〛の名のボウリング事業で地域貢献なされてきた企業さんだけのことはあるのぅ。
多分お客さんから過分に粗利をとらない営業手法でここまで長く生き残り、発展してこられたからじゃろうと、おおかた推測できるわ。
➀の浦安店など5年前に遊んだ時など、13台あったパチンコ〚ヱヴァンゲリヲン〛がフル稼働で4万発は玉が飛んでおった事を今更想い出すわ。
つまり看板機種については薄利で末永く運用するという営業スタイルじゃな。

③マリオン浦安、④パーラー21の2店舗は浦安駅の正面からすぐという好立地じゃが、イマイチ頑張れておらぬなぁ。
④などは系列店が南行徳駅前の『MAX ONE』という繁盛店なのに、この“本店”はイマイチ力が入っとらんのぅ。
是非とも地元千葉県勢の意地とやらを見せてほしいものじゃ。

⑤のプリンスの伊藤社長は昔からよう知っとるんじゃが、今どうされておるのじゃろうのぅ。
八千代台の『ピーナッツ』を出店された2001年の時は勢い有り過ぎて“バリバリ”の超高稼働店だったもんじゃが、あん時のパワーを取り戻してもらいたいものじゃ。

 

 

❸さて、いよいよ郊外の2店舗の番じゃ。

なにが驚きかと云って、⑥ウエスタンやなぎ通り、⑦夢屋浦安とも《低貸し無し!》の営業で頑張っておられる事じゃ。
⑦は低殿貸しに非常に長けておられるイメージが有るにもかかわらず、ここ浦安ではバリバリの4円20スロ営業であることよ!こりゃ余程浦安郊外は良い商売ができるとみゆる事よ。
東西線の浦安駅から(JR京葉線)新浦安駅にかけては人口の多い一帯で、しかも用途地域の規制が厳しく、風俗営業の許可される場所がほぼ無いという、この街の構造が、大手資本の浦安参入を阻んできたという事なんじゃろう。

ところでこの「夢屋」殿、非常に固定客の比率が高く、しかも高稼働と来とる。
きっとこれまでのストアマネージャーが地元客の期待を裏切らぬ上手な営業をしてこられたからに相違あるまい。
低貸し無しの強気の営業スタイルであることからも、決して粗利率は低くは無いだろうと推測できるが…

⑥の「ウエスタン浦安やなぎ通り」は、ま、実に見事な外観の店である事よのぅ。
道幅の広い《やなぎ通り》に面して接道間口も十二分にとられて実に入り易い店じゃのぅ。
もしかしてここは元々〈ウエスタンレーン〉というボウリング場の跡ではあるまいかのぅ?
700台は優に入るスペースを522台で抑えられて、駅前の狭い空間で打つのが窮屈に感ずるヒトにとっては、最高の環境の店とも云えるじゃろぅ。
⑦の「夢屋」の方が“パチンコ屋らしく”て、稼働もココよりチョイ上じゃが、ワシならば個人的にはこの⑥を選ぶな…

ま、いずれにしても⑥⑦の2店舗とも世にも恵まれた立地環境で非常に良好な営業が長いことできておられるのは羨ましい限りじゃ。
ホンマに浦安の郊外まで多少脚を延ばして実り多かったわぃ。

 

 

❹泣いても笑っても浦安の遊技場は以上7軒だけな故、視察はこれにて終わりじゃ。

どうも気に成るのは、昨年12月22日の「メッセ西葛西」(1007台)の影響を、⑦の「ウエスタン浦安やなぎ通り」が少し受けておるような気がせんでもない。
こんどここの営業部長からそれとなく聞いて見る事に致そう。

もう一駅千葉寄りの〈南行徳〉のパチンコオーナーから聞いた話じゃと、案外「メッセ西葛西」の影響はさほど蒙ってはおらぬようじゃ。
“幸い”と云うべきかは分からぬが、「メッセ竹の塚」の時の様な巨大な“渦”というものは、今のところ、東西線沿線には起こっておらぬ可能性が有る。

それにしても浦安市は名にし負う《TDL》《TDS》を抱え35年にもなる。
おかげで市の財政は極めて潤沢なようで、恐らく公共福祉サービスも何かと充実しちょる事は間違いあるまい。
市内を歩いてみても、寂しい暗い影のようなものは全く感じられぬ。《TDL、TDS》のせいでホテルも慢性的な不足が継続しちょるが、東西線沿線に関してみても、有望なホテル用地なるものは見受けられぬ。
それほどに景気の良さがハチきれておる、と云って良いのかもしれない。
100ヘクタールにも及ぶ巨大なテーマパークが、これほどまでに浦安市を栄えさせる原動力になるとは、35年前に誰が予想し得たであろうか・・・

 

 

▼昔から主力機を長期稼働させる名店「ウエスタン浦安駅前店」

▼浦安駅前の老舗「プリンス浦安」

▼低貸無しの「ウエスタン浦安やなぎ通り」

▼夢屋の中でも最も稼ぐ店と思われる、本格的立駐付の「夢屋浦安」

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

メッセージを残す

メールアドレスが公開されることはございません。