第195回 【相模の国=川崎溝の口 続編 激戦区に誕生した箱舟】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第195回

【相模の国=川崎溝の口 続編 激戦区に誕生した箱舟】

 

 

一昨年の11月末に溝の口を巡回してまだ15カ月しか経っておらん。
あん時は10年後の溝の口を再び見たらどう変わっているのか?で結語と致した。
ところが10年後どころかこんなに早く再訪するとは想いもせなんだ。

溝の口にまた異変アリ!と云う事で、2月22日のゾロ目の日に急遽駆け付けたしだいじゃ。
平成の初め頃より25年程ここ溝の口で盛業であった「P-ARK」➠「MAXパチンコ」が1月末で閉店した跡どうなるんじゃろう?と思っておった。
すると近くの「NOAH」殿がその跡を借りて新店=「NOAH ARKS」としてgrandされおったわぃ。
所謂ドミナント戦略ちゅうヤツかな。
やはり溝の口は、期待に違わず“熱い”わぃ。早速歩き廻ると致そう。

 

 

❶ 目下最新の〈溝の口〉の状況は以下の如しである。

 ➀「エスパス日拓溝の口駅前本館」(890台) 駐輪・駐バイクが計200台が圧巻
 ②「エスパス日拓溝の口駅前新館」(854台) B1F~3Fの4フロア構成
 ③「楽園溝の口」(775台)          ドン・キホーテの地下1Fワンフロア
 ④「NOAHアークス」(399台)       ワンフロア。立駐200台保有
 ⑤「NOAH溝口」(668台)         2フロア
 ⑥「ニューパレス/M&M」(568台)     楽園の真向い角の最高立地
 ⑦「パチスロミラージュα」(144台)     ⑥の系列スロ専
 ⑧「キコーナ溝の口」(337台)        東急電車の線路下店舗で元「こがね会館」
 ⑨「SLOT ACT」(284台)

なんと川崎市高津区の10カ所の遊技場のうち、9カ所が〈東急「溝の口」駅〉周辺にカタマッテおるという、高津区独特の事情があるにしても、やはり〈溝の口〉という所は人の集まるところなんじゃのぅ。

 

 

❷ どれどれ早速新店の④「NOAH ARKS」から覗いてみるか。

なにせ今日がgrand open当日じゃからのぅ。おぅ399台がほぼ満席じゃ。
パチンコもSLOTも玉・メダル積み無しである。最近はすっかりこのスタイルが不思議でもなんでもなくなってきたのぅ。
改めて通路に玉箱を並べずに“普通の人”が店内をウロウロしてもらえるのは良い事じゃわぃ。
店員の体にも良い事だし、店員の数も少なくて済むし、お客も玉箱を持って台の移動をせずに済むし、万事良いことだらけじゃ。
あとは玉箱を見ないと出てる気がしない(!)と感じる人が多いかどうか(?)だけじゃ。

「NOAH」殿と云えばたしか横浜の本牧が本社店舗の企業さんで、この店の50m手前には⑤の“本館”が668台の規模で盛業中じゃな。
「MAX(=P-ARK)」の撤退後、直ぐにそこを押えられた!と云う事は、〈溝の口〉によほどの“手応え”を感じておられるんじゃろうのぅ。
あとは自社の2店舗で、如何に客層を上手に分けられるかの課題じゃな。

《溝の口》という“特別な”遊技場集積をマクロに眺むれば、ここは“溝の口全体”で盛り上がって集客するのか!の方が肝心で、ミクロな視点で“客を取った、取られた”という観点は、むしろ重要ではあるまい。
左様な意味で本日(2/22)の溝の口周辺を歩き廻ると、ある種“異常な”盛り上がりじゃな。
特に「楽園溝の口」と「エスパース日拓溝の口駅前本館」の客入りは凄い事になっておるわぃ。
ワシのみるところ、「NOAHアークス」の溢れ客が流れたからというよりも、「NOAHアークス」のグランドに“便乗して”溝の口にみんな集まって来た!と云った方が当たっているのではあるまいか。

いくら今日が〈2・22〉のゾロ目の日じゃからと云うても、平日の金曜にこの3店がほぼ満台に成るというのは尋常ではあるまい。
やはり普段から「日拓」と「楽園」がしっかり“強い”営業をしておるという基盤があればこその今日の賑わいであろう。

 

 

❸ そこで課題と成るのが、④⑤の「NOAH」2軒に挟まれた格好になる⑥「ニューパレス/M&M」の今後の出方じゃろぅ。

ドン・キホーテの真ん前の三差路交差点角という最高立地の⑥であるが、さすがに今回は警戒態勢発動であろう。
⑤の「NOAH」が一軒だけの時は、⑤⑥はほぼ対等に集客できておったもんじゃが、相手の「NOAH」が2軒と成っては話は全然違ってくる。
という訳で⑥は二週連続でリニューアルオープンを仕掛けて、必死に頑張っておられる。
たしかこの⑥には知りあいの優秀なコンサルタントが付いておる筈じゃから、流石じゃのぅ。
「楽園」「日拓」のようなBIGブランドではない⑥からすれば、この“徹底対抗”の姿勢こそが、お客にアピールする最上の策である事は、業界通ならずとも解るわのぅ。

かたや⑧の「キコーナ」殿はどうじゃ?1年半前に元:「こがね会館」を吸収分割された当初から、キコーナさんらしい“マイペース”じゃな。
東急の線路下という制約の中での337台という規模のためか、当初からマアマアの稼働でそれで良し!というスタイルである。
なんでも聴くところによると、いまや神奈川県下20店舗の県下最大手になったとは云え、川崎では唯一の店としての“テスト店的”意味合いが強いようじゃのぅ。
337台の台数で以って、道路向いの「エスパース本館・新館」合計1700台超に対抗する事は最初から考えず、利益を確保しながらのマイペース営業と思えば、それで良いのじゃあるまいかのぅ。

 

 

❹それにしても、問題は《どうしてP-ARK殿は溝ノ口から撤退されたのか?》という素朴な疑問じゃ。

15年間の定期借家権が期限を迎えたから!と云ってしまえば身も蓋もないじゃろう。
契約更新しようと思えばいくらでも出来た筈であろう。
と云う事は、今後契約を延長して営業を継続していくには、家賃が高過ぎたという事しか他に理由は考えられぬ。

この点、既に1店腰を下ろしておる「NOAH」殿とすれば、2店での“挟み撃ち”ドミナントが成立するという訳で、まさに渡りに船という事じゃったんじゃあるまいか?と想像する次第である。

店名をよーく見てみぃ。『NOAH ARKS』とは、ずばり『ノアの箱船』という意味じゃ!
おそらく今から6000年程前に月から想像を絶する大量の水が、この地球に半年間以上降り注いで、当時の地球上の陸地の殆どが水没したとワシは思うておる。
聖書(bible)の『創世記』に記されておるノアの箱船の話しは、まっこと真実であったとワシは思うておる。
さすればこの「NOAH ARKS」という店名は、まさに生き残りを賭けた出店であるという事が申せよう。

「日拓」「楽園」という“巨人”が居るなかで、今後10年以上先を見据えた時に、《今!ここで出店しておくべきだ》という判断は、極めて正解なのじゃあるまいか。
外目で見るほど“楽ではない”巨大マーケット=溝の口の一端を垣間みた気がする、今回の溝の口巡察であった。15カ月ぶりに来て良かったわぃ。

それにしてもどうして、駅からドン・キホーテに向かう通りが【ポレポレ通り】と命名されておるのか?助さん格さん、至急調べて参れ。

 

 

▼2/22のゾロ目の日にgrand openした「NOAH ARKS」

▼以前から営業している「NOAH本館」

▼ドン・キホーテの地下の「楽園溝の口」

▼歴史と伝統を誇る「エスパス日拓溝の口駅前本館」

▼4フロアの「エスパス日拓溝の口駅前新館」

▼「NOAH」2軒と「楽園」」に挟まれた格好になる「ニューパレス/M&M」

▼マイペースの「キコーナ溝の口」

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

メッセージを残す

メールアドレスが公開されることはございません。