第196回 【常陸の国=水戸市・北部 篇 黄門ちゃま水戸に凱旋】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第196回

【常陸の国=水戸市・北部 篇 黄門ちゃま水戸に凱旋】

 

 

 

またまたワシとしたことが、自分の城のある水戸市を取上げるのをスッカリ失念しておったわぃ。

なんせスッカリ江戸小石川住まいに慣れてもうて、故郷に戻るのはこの観梅の季節だけじゃからのぅ。
ま、遊技業界で最近の話題となるのは、水戸より北の〈ひたちなか市〉〈那珂市〉ばっかりじゃけん、仕方が無いのかも知れんがのぅ。

ところが去年末に茨城大学より東の、那珂市との境あたりに「MGM水戸北」(494台)という店がgrand openしよった。
1.1円、2.2円のパチンコ、そして11円SLOTというまるでダイナム殿の様な店じゃが、これがなかなかよう流行っておるという情報じゃ。

そう言えばここ5年の間でみれば、水戸でもマルハンが水戸初進出を果たしたり(「マルハン赤塚店」)、旧「金馬車」が➠「キコーナ」に一斉に替わったりと、知らぬ間に変わっておったわい。
今日は観梅かたがた久しぶりに故郷の水戸を散策して参ろうぞ。

 

 

❶ 今日見て廻るのは、観梅の偕楽園を中心としてほぼ北側にあたる水戸市の北半分じゃ。
観て廻らねばならぬ店は、以下の通りじゃ。偕楽園から南寄り順番に、

➀「BIGマーチ河和田南」(525台) ※ジョイパックの河和田エリアでは、3番目に出来た店舗
②「キコーナ水戸」(352台)    ※2015年秋に「金馬車」➠「キコーナ」に
③「ルート50」(270台)     ※河和田エリアで現存する最も古いお店
④「BIGマーチ河和田東」(793台) ※河和田エリアで一番気合いの入っておる店舗。98年末grand
⑤「BIGマーチONE河和田」(300台)※ジョイパックの河和田エリアの初代店舗で、今は低貸し館
⑥「マルハン赤塚」(932台)    ※マルハン水戸市内への初出店店舗
⑦「ファンタジー渡里」(336台)
⑧「MGM水戸北」(494台)     ※元「さくらんぼ」
⑨「BIGマーチクラブ渡里」(227台)※ジョイパックの水戸市内で最初の店舗で、今はスロ専

ざっと見てどうじゃ。
「BIG MARCH」の屋号で元気一杯の『㈱ジョイパック』がこの水戸北部だけで4店舗も展開しておるではないか。
水戸は“ウチのシマだ!”と云わんがばかリじゃな(笑)。

ここに業界最大手の『マルハン』が約4年前に参入を果たしてきた。
実は今回の巡察の第一の“重要ポイント”は、この点となるのである。

 

 

❷ マルハンが最初に茨城に出店したのは、県の北西端の〈古河市〉である。

2002年の新海物語と云う名機が出たこともあって、当時のマルハンの中でもTOPと言ってよい店であった事は、未だに記憶に焼き付いておる。
その後〈土浦〉〈筑西〉〈石岡〉と来たのはよいが、何故か県都=水戸市への出店は無かった!聞くところによると、これにはチト“深~い”ワケがありそうじゃ。
〈水戸〉と〈ひたひなか〉には当時「747」という強力店舗が3店舗あって、「BIGマーチ」と並んで県中央部に強力な陣を張っておられた。
この「747」の金嶋会長と、マルハンの韓昌佑会長とは親しい関係らしく、金嶋会長の店の近くにはマルハンは出店しないという“当然の紳士協定”のようなものがあったと聞き及ぶ。

その意味では「マルハン赤塚」(932台)は嘗ての「747河和田」と微妙な近さながら、“何らかのお許し”があったのじゃろう。
ワシが勝手に推測するに、どうやら2012年頃から金嶋会長サイドに、何らかのパチンコ業への情熱の薄れというものが有ったんではなかろうかのぅ。
そして遂に2016年~2018年にかけて、嘗ての強力3店舗を皆閉めてしもわれた。
案の定、旧「747水戸けやき台」は解体され、今は「マルハン水戸けやき台」(768台)となって、マルハンの“水戸2店舗体制”の一方の基軸となっておる。

まっこと、時の流れというモノは不思議なものじゃ。
6年前までは、「747」が“頑張っているウチは”当分の間マルハンの水戸への出店は無い!と思われていたのものじゃ。
それがこうも急転するとは、ワシも正直予想がつかなんだ。

それがどうじゃ、今は「マルハン赤塚」とバッティングすると思われていた「747河和田」も昨年6月に閉店したし、金嶋会長の“本丸”と思われていた「747水戸けやき台」は逆に「マルハン水戸けやき台」となり、「BIGマーチ水戸本店」(960台)と“ガチ・バトル”を演じておる。
まっこと時の流れは速いものよのぅ。

 

 

❸ ところで昨年末ギリギリにgrandした「МGМ水戸北」(494台)はその後どんな具合じゃろうか。

ここの場所は茨城大学のキャンパス横を過ぎ、那珂川を越した、那珂市との境あたりに在る。
国道118号で那珂市を通って常陸大宮市に抜ける沿道交差点という好立地じゃ。
店名に“水戸”が付いておるもののほぼ那珂市の店舗と申しても良かろう。

もともと「さくらんぼgroup」という、昭和時代には日本で一二を争うビッグチェーンじゃった店じゃ。
福田実という当時のオーナーは昭和のパチンコの“怪物”だっただけあって、実に良い場所に店を出しておられたものじゃのぅ。

『MGM』=㈱一六商事はここん処、茨城の守谷市の「さくらんぼ」を買収される等、積極的に動いておられるのぅ。
今回の買収も非常にgoodな買収であったとワシは思うぞ。

水戸の激戦区で、マルハンやBIGマーチらと徒に張り合わずに、ダイナムの如く低貸し専門館として水戸北部で一番店と成っておるし、立地的に那珂市や、一部は常陸大宮市からもお客を引っ張っとるのではあるまいかのぅ。
一六商事の黒木オーナー殿は茨城の北浦、霞ケ浦を見下ろす豪邸にお住いと聞き及ぶし、この水戸の地理に関しても相当な見識をお持ちと見ゆる。
こういった〈吸収分割〉によるオーナー交替はもっともっと積極的に進められることが、遊技業界の為にも良い事である事を、まざまざと見せつけてくれる良い事例と成ったな。

 

 

❹ 気になる、②「キコーナ水戸」(352台)についても見ておこう。

わが茨城県内で四指に入る大手チェーンであった『金馬車』が➠『キコーナ』に吸収されてより、はや3年半が経過した。
従業員もそのままキコーナ=アンダーツリー株式会社に吸収された事で、一切混乱は起こらず、万事平穏な買収劇であった。
『キコーナ』殿は水戸市内に2店舗、ひたちなか市に3店舗、そして那珂市に1店舗を展開されておる。
「水戸駅南店」の560台以外は皆、360台未満の“小型店”ばかりである。

じゃが、この時代600台以上の大型店にお客を集めることは、非常にカネと多くの人材を必要とするじゃろぅ。
よって『キコーナ』殿の“中・小型店戦略”は、ある意味、今の時代にマッチしたやり方なのかも知れぬ。
このエリアの「キコーナ水戸」にしても、『BIGマーチ』の➀④の2店に挟まれる中型店として、決して楽な生き方ができるものではあるまい。

されど全国第4位の店舗数を保有する『キコーナ』というチェーン店の傘下に『金馬車』が入った事で、このキコーナ水戸店も当分は充分生きてゆける目処が立つのではなかろうか。
水戸に於いても、大型店ばかりしか生き残れないという“変なジンクス”が成立しない様に、是非ともここはアンダーツリー㈱殿に頑張ってもらいたいものじゃ。

 

❹ 最後に、出来てやがて4年に成る⑥「マルハン赤塚」(932台)であるが、出来た当時は、神栖市の「パールショップともえ奥野谷」(1084台)に次ぐ、茨城県内有数の大型店として“思い切って勝負”に出てこられた。

決して水戸に“遠慮して”の出店形態ではあるまい。
常磐線のJR赤塚駅は水戸市内でも非常に人口が集まっておる地帯であり、ここにこれまで大きなパチンコ店が無かった方がむしろ不思議なくらいである。
まことに誰かにお膳立てしたもらった如き立地選定である。
唯一のネックは、前面道路との段差がキツイので、立体駐車場での出入りにやや難が有るという事ぐらいであろうか。

巡察した今日は月曜という事にも関わらず、昼間から非常に良く入っておる。
流石じゃのぅ。この大型店の成功が有ったればこそ、2016年末の「マルハン水戸けやき台」の出店へと“弾みがついた”とも云えるじゃろう。
この「マルハン水戸けやき台」いついては、いずれまた【水戸市(南部)篇】として稿を改める予定じゃから、暫しお待ちくだされ。

やれやれ、今日は午前中の観梅のあと、駆け足ではあったが我が故郷の空気を満喫できて誠に満足であったわぃ。
水戸の領民も、良民としてセッセと働いておるし、時間のある者はパチンコ店へと足を運んでおる。
天下泰平で何よりじゃ。

 

 

▼「さくらんぼ」を買って全面改装で成功している「MGM水戸北」

▼「BIGマーチ河和田南」たまたま店休日であった

▼金馬車から屋号変更で稼働上昇中「キコーナ水戸」

▼水戸市でのマーチの旗艦店舗「BIGマーチ河和田東」

▼国道50号河和田エリアの先駆けであった「ルート50」

▼「BIGマーチ河和田東」と共に水戸市北部で一番店の「マルハン赤塚」

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

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