【相模の国=藤沢湘南台 篇 G.W直前、3店当時開店の一角】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第205回

【相模の国=藤沢湘南台 篇 G.W直前、3店当時開店の一角】

 

 

 

先月は海老名を散策したというに、またまた湘南詣でじゃ。
前回は海老名から茅ヶ崎に向けて南下する〈JR相模線〉を使うたが、今回は“筋違い”の、相模大野から藤沢にかけて南下する〈小田急江ノ島線〉を利用することに相成る。

そうじゃ、〈相模大野〉と〈藤沢〉のちょうど中間に位置する《湘南台》がお目当ての地じゃ。
ここに12年以上繁盛店を続けた「イーグルR湘南台」が、こたび「パラッツオ湘南台」として“家主交替”することに成った故、急ぎ駆け付ける訳じゃ。
湘南台だけの話しならば、さほど大きく取り上げるまでも無いかもしれぬ。じゃが、『パラッツオ』殿が、この湘南台だけではなく、《秦野渋沢》と《横浜日ノ出町》を加えた3店舗を4月27日に【同時オープン】させたとあらば、急ぎ来てみぬわけには参らぬじゃろうて。
この3店とも皆、相模の国じゃ。さていざ出立である。

 

 

❶ 湘南台という駅は、或る意味珍しい駅であるのぅ。特別に昔からの交通の要衝とでもいう訳でない。されど〈相鉄いずみ野線〉と〈横浜市営地下鉄ブルーライン〉の終点駅であり、そこに〈小田急江ノ島線〉の快速も停車するというから、文字通りの【ターミナル駅】である。
実際のところ(乗換を含めて)一日何人がこの駅を利用するのかは正確には判別しない。
ただ3つの統計数字だけはひろうておくことに致す。

小田急「湘南台」駅          ……90,802人/日
相鉄「湘南台」駅           ……28,367人/日
横浜市営地下鉄ブルーライン「湘南台」駅……25,159人/日

このうち何割ぐらいが乗換え客かは解らぬが、仮に乗換が過半数としても、かなりの人が『湘南台』と名の付く駅を利用しとることだけは間違いござらぬ。

このターミナル性に眼を付けて、早くからこの湘南台には遊技場たるものが存在しておった。
最も早かったのは戸塚駅前の覇者である「東横会館」殿で、なんと昭和50年~の出店であるが、一昨年(2年前)に閉店された。
これ以外にも駅西口には「湘南球殿」「桃太郎」「GAIA西口」が存在しておったが、結局その計4店は閉店に追い込まれた。

また東口には「シャイネン」という小型店も在ったが、これも「アラジン」ができた年に閉店に追い込まれておる。結局湘南台駅周辺で残ったのは、

①〘西口〙「パラッツオ湘南台」(643台)  ※最近4/27に元「イーグル」から増台して変身
②〘東口〙「メガアラジン湘南台」(1080台)※ご存知GAIAの別ブランド店

の2店舗のみと成ってしまった。ちょっと湘南台駅から3kmばかしの距離で見渡せば、実は、

③〘長後駅前〙「ドキわくランド長後」(400台)※㈱オータから袂を分った太田の息子さんの店
④〘六会日大前〙「JNα藤沢」(641台)   ※ご存知厚木本社のジャパンニューαの店
⑤〘湘南台の西〙「クリエ湘南台」(960台) ※富山の永森商事から派生したクリエ㈱の大型店

の3店が存在する。
おそらく➀②のみを観ておったのでは湘南台の全貌も見えて来ぬというものであろう。

 

 

❷上記の概論に基づき、➀~⑤の各店を順次観て参ると致すか。

➀「パラッツオ」は、こたび旧「イーグルR」の遊技台と島設備等の内装譲渡を受け、地主の承諾を得て建物賃借権の譲渡をも受けられた。

その金額たるや相当な額と伝え聞くが、それだけの“大枚”をはたいてでも、この湘南台に出店する価値は充分にある!とみられたようじゃ。
元々ができて12年間稼働の良い店であったので、経営者が変わることでまた一段とパワーアップすることをお客も期待して当然じゃろう。
つまり“ダメになった店を買われた”訳では毛頭ないというところが今回のM&Aのポイントじゃ。

そして予想通りこの10連休を狙った開店の目論見はズバリ的中して、連休中は信じられぬほどの高稼働であったようじゃのぅ。
旧「イーグル」は絨毯敷きでは無かったが、パラッツオになって全店豪華な絨毯敷きとなり、しかも4円パチンコの一部は絨毯の上に玉箱積みときておる。
いやはや恐れ入った。

パラッツオ殿は、この1年間で5店舗を閉鎖されたのじゃが、こたび4/27に一気に3店舗のgrandを為された故、現在33店舗と、相変わらずの大手チェーンじゃ。
久々であるのぅ、かかる3店同時openというのは!業界に何気に元気を与えてくれる“気合い”が好ましい限りじゃ。

②「メガアラジン」の方はどうじゃ。

この4年間というもの、GAIA殿は(北海道を除く)全国各地に“攻め続ける”側であったので、今回の湘南台の様に“守り”の体勢になるのは何年か振りよのぅ。
5年以前のGAIA殿であれば、新たなる強豪の出現によって、既存GAIAは直ぐに稼働低下したものじゃが、最近のGAIA殿はチト異なるぞ。
さすがこの間、北は青森・盛岡から、南は熊本まで攻めまくってこられた組織力の蓄積たるやたいしたもんで、湘南台の“これしきの”ライバル登場では動じる気配は、ワシには微塵も感じられぬわぃ。
今後は、ちょうど駅の東西に分かれた両“巨頭”によって、せいぜい湘南台駅前を沸かせて頂きたいものじゃ。

 

 

❸ さて湘南台駅前はこれくらいにして、ここから半径3キロ圏内の③「ドキわくランド長後」④「JNα藤沢」⑤「クリエ湘南台」も廻ってみるとするか。

③「ドキわく長後」は、小田急長後駅の東口すぐ前の中型店で駐車場が90台ばかしあるものの、基本的には駅前店である。
長後駅前には遊技場が1軒のみ故、➀②の影響は受けるものの、充分に生き残っていくことであろう。
まして元「オータgroup」の戦歴豊富な幹部が居られると思われる故、踏ん張られるものと確信致す。

次に六会日大駅から東に歩いて3分の④「JNα」じゃ。
ここは国道467号におって適度な駐車台数も確保しておる“半・郊外店”である。
できたのは何と1982年というから、平成の前の昭和57年の事じゃ。
恐らく昭和56年からの“FEVERブーム”でそれはそれは繁盛した店なんじゃろう。
この④から南には殆どパチンコ店が存在しないので、いくら湘南台で“ドンパチ”が仮にあろうとも、これまた十分に生き残っていく事のできる店じゃろう。

 

 

❹ 最後に〈湘南台駅〉から神奈中バスに乗って、〈慶應大学湘南キャンパス〉に向かう途中にドーンと店を構える⑤「Creer(クリエ)」を覗いてみよう。

「クリエ」殿は兄弟店舗の「ジャラン」と共に、神奈川県内でも横浜緑区の〈クリエ十日市場駅前〉、〈ジャラン平塚〉など超“ドル箱店舗”を保有されている事で、知る人ぞ知る富山の古豪企業である。
ここ「クリエ湘南台店」も、慶應大学湘南キャンパスに向かうバス路線上にあり、店の真向いは〈イトーヨーカ堂〉ときておる。
湘南台周辺の郊外店舗としては最高の立地と云えよう。
いくら新店の②「パラッツオ」に駐車台数が約200台あるとは云うても、車で生活する人は、敢えて湘南台の駅まで行く必要も少ないので、慶應大学方面の住宅地に住む人にとっては、「Creer」が丁度適当なのではあるまいか。
駐車場も800台位あるらしいし、店の目の前にヨーカドーもあるからのぅ。
「パラッツオ」の開店に合わせるように何らかの“仕掛け”をすれば、店の客数は減る事はあるまいがのぅ。

 

 

❺ これで湘南台もうでもお終いじゃ、

やれやれ。湘南台と云うと藤沢市の北の優良住宅地のイメージが先行するかも知れぬが、実は駅から西側には広大な工業団地が拡がり、実は工業の街と云うべきなのかもしれん。
いすゞ自動車や日本IBМの工場等が圧倒的に拡がっておる。
この巨大な工業団地を通り抜けた所に、慶應大学湘南キャンパスが拡がっておるという構造じゃ。

ま、何はさておきパラッツオ殿にとって、関東では6年前の「パラッツオ三郷中央店」(1013台)以来の久しぶりの新規出店じゃ。
まずはおめでたく、上手くいくことを祈らねばなるまい。

これからの“見もの”はGAIA殿の「メガアラジン」が如何に“反撃”に出て参るか?の一言に集約されるじゃろう。
今月の後半には、話題のパチスロ『RE:ゼロ』とかも大量に増産設置が始まるらしい故、ホンマに楽しみじゃわぃ。
さてこれから、江戸への帰りしな、横浜鶴見中央にできた「キコーナ」殿でも覗いて参ろうかのぅ。
無性にシュウマイが食いたくなったわぃ。

▼イーグルR➡パラッツオに役者交替しグランドオープン「パラッツォ湘南台」

▼湘南台駅東口の古豪「メガアラジン湘南台」

▼慶應大学湘南キャンパスに向かう途中に在る「クリエ湘南台」

▼駅前ながら半郊外の要素も「ドキわくランド長後駅前」

▼創業37年の老舗店舗、六会日大前の「ジャパンニューα藤沢」

 

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