第213回 【武蔵の国=青梅線沿い 篇 いぶし銀の老舗揃うエリア】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第213回

【武蔵の国=青梅線沿い 篇 いぶし銀の老舗揃うエリア】

 

 

 

 

年号も「令和」と替わった事であるし、多摩川上流の奥多摩地方の空気でも吸いに行きたくなったわぃ。
家康爺様の時より多摩川の上流は狩り場としてもよく馬を走らせたものじゃ。

昭島から奥多摩街道を西北に進め、福生、羽村を過ぎると青梅に辿り着く。
まさしく江戸東京の西北の極みで、東京で一番雪の多く降る所でもある。

この辺一帯はスーパーozamの経営なさるパチンコ『トワーズ(TOWARS)』のドミナント地域としても、夙(つと)に有名じゃ。
殊更このエリアになにか大きな新店ができるというわけでもない。
じゃが、千代田からは遠いこの地には滅多に来れぬ故、今日は青梅線沿いにたっぷり歩くと致すか。

 

❶ 今日廻ってみる店をざっと羅列すれば(多摩川の上流から順に)。

《東青梅駅》周辺

➀「サンフラワー千ケ瀬」(555台)※ショッピングセンターの真横の好立地で駐車場も広い

《河辺(かべ)駅》周辺

②「トワーズ河辺駅前」(184台) ※河辺駅南口にへばり付くような小型店
③「ORIENTヴィーナス」(688台) ※ORIENTグループの基幹店で駅前イオンの真裏

《小作(おざく)駅》周辺

④「トワーズ小作駅前」(200台) ※駅南口の真向いで目立つ、低貸し無しの店舗
⑤「ORIENTインペリアル」(406台)※広々とした休憩スペースを持ち、青梅で最も豪華な店

《羽村(はむら)駅》周辺

⑥「オゼック羽村」(224台)※地域密着を地で行くごとき良店
⑦「トワーズ羽村」(504台)※スーパーozamとくっついた本格的な基幹店舗

※青梅市と云わば、当然の如く
「マルハン青梅」(720台)
「マルハン青梅新町」(666台の大型スロ専)
「トワーズ青梅I.C.」(720台)
の“激突”場面ばかりが取り上げられると思われるが、今日はワシのテンションが“穏やかモード”なゆえ、これら有名店についてはまたの機会に譲る。
また時間の関係で、青梅線沿線ではあるが「トワーズ野上」と「トワーズ羽村駅前」は廻れないことをご容赦頂こう。

青梅を始めとする三多摩地区で頭に浮かぶのは、東京の賞品買取所がまだTUCに成る前のこと、いわゆる“業界等価”を真っ先に始めたエリアだという想い出じゃ。
今は適正な賞品買取りに是正がなされておるが、当時は今と違って、“そこまで”しないとお客を繋ぎ留められなかったちゅうことなのか?今となっては当時を語る人間はホンマに少のうなってもうたのぅ。

 

 

❷ 思っておった通り、今は賞品の買取り事情もすっかり整備され、適正化もなされたおかげで、朝イチ我を忘れてお目当ての台に突進するなどという危ない事は無くなった。

今日全体的に見た感じでも、山あいの青梅らしい穏やかな営業をどこも為されておってホッとする。
と同時に、機械情勢も穏やかになったためもあって、朝から店の前に大勢並ぶと云った光景が失せてしまったのは、チト寂しい気もするが…

まず訪れた➀「サンフラワー千ケ瀬」であるが、これは良い店であるな!
東京の西北の文字通り端っこに位置する大型店で、まず今後ともライバルらしきライバルは出現しない場所であろう。
ここにこんなゆったりとした店を持っておる『サンフラワー』(=㈱アクティベート)はホンマに幸せな会社じゃ。

もともと本店は、西多摩郡瑞穂町の国道16号線沿いで最初に超高稼働の店をやられておって、この本店をターゲットにして「ダイエー」[➡倒産して現「FACE1100」]や、「ジャラン」[➡現「クリエ」(880台)]が“攻め込んできた”という業界伝説をもつ老舗店である。
元はと云えば100年以上続く『桝屋』グループから発した地元の老舗企業である。
そういう意味では、この三多摩を盤石な地盤としておる『ozam』(=トワーズ)グループよりも、実は古い老舗企業であるのじゃな!いや恐れ入ったわぃ。

この「サンフラワー千ケ瀬」も2005年のgrandというから、本店である瑞穂町に次々と強力ライバルが出てくるのにタイミングを合わせて、2号店として戦略的生き残りを賭けて造られたのじゃな。
たいした企業じゃわぃ!

次に③「ORIENTヴィーナス」を覗きに参ろう。
ここは経営する《㈱ニューオリエント》の本店で、青梅線の中核駅とも云える〈河辺(かべ)駅〉からも近い。
立体駐車場をビルの上に乗っけたスタイルは東京都では先駆けとも云えるスタイルじゃったのではあるまいかのぅ。
嘗てはこの店の表には東急百貨店があったもんじゃが、残念ながら撤退して、いまはイオン系のショッピングビルとなっておる。
③も嘗ての様な話題店ではなくなったが、相変わらず良い固定客は摑んである。

 

 

❸ 次に〈小作駅〉界隈の遊技場に移ろう。

小作駅は、河辺駅と較べると、小ぶりで小さな駅である。
それでも④トワーズ小作駅前、⑤ORIENTインペリアルの2軒が営業しておる。
この小作も、先ほどの河辺駅と同じく《トワーズ VS ORIENT》と云う構図である。
200台VS 406台というカタチで、⑤「ORIENTインペリアル」が⓸「トワーズ小作駅前」の2倍の規模であるが、どちらも平日日中の営業はかなりキツそうじゃ。

そもそも〈小作駅〉というのは、気が付くともう青梅市ではなく、羽村市に入っちょるのじゃのぅ。
昔、遊技業界の雑誌で④などが喧伝され、視察も多かったろうけれど、いまはその面影すら感じられぬのはチト寂しい気がする。
じゃが、激しい“業界等価営業”はもう終わったのじゃから、約15年以上前の当時、そんな変化に一喜一憂したワシらが愚かじゃったのかも知れぬ。

 

 

❹ 最後に江戸に向かってもう一駅、〈羽村駅〉で途中下車してみむ。
目指すは⑦「トワーズ羽村」じゃ。

この店こそスーパーozamがパチンコ店を経営しているぞ!ということを明々白々に世に示しておる典型例である。
周辺にはSUPER AUTOBACSもあるから、まさに産業道路沿いで羽村市最高の立地であろう。
⑦も外観に工夫を凝らしており、㈱オザㇺ殿の意気込みが感じられる。

ただこの店も“業界等価時代”には今よりもお客の熱気は高かったであろうが、東京都下全域が適正な賞品買取りシステムに是正された最近では、人気機種の大量導入店を好むお客は、1000台クラスの大型店とか、666台の大型スロ専である「マルハン青梅新町」等へ車・バイクで移動する客も多いのではないかのぅ。
でも以前より出玉性能の“落ちた”遊技機の時代になってきつつあるいじょう、もっと本来の“遊び”のあり方を追求する事も必要なのではあるまいか。
かつて“激しかった”であろう青梅・羽村エリアの“今”を観るにつけ、このことをシミジミと感ずる今回の巡察であったわぃ。

あぁそうじゃ、羽村駅前に戻った所に⑥「オゼック羽村」があるのを忘れるところじゃった。
外観こそ今風の言い方じゃと“ボロい”店に見えるが、中へ入ってみると実にマッタリとした多くのお客の姿を目にするぞょ。
この店は決して低貸し専門館ではない。むしろ1.2円P、4.31円P、21.27円Sの“本格的な”高貸し玉レートのお店じゃ。

じゃがよく低貸し専門店でみられるようなマッタリした年配客が中心であるから、不思議な光景じゃ。
あ~良かった。こんな224台の小型店で、フツーに頑張っている姿を観られて。もしかしたら、再来年以降の近未来の遊技場の姿を暗示しとるのかもしれんぞ。

それでは、暫し青梅・羽村にオサラバじゃ。
聞くところによれば、南隣のあきる野市に『デルパラ』殿の大型店が出来るやも知れんという噂も有る。
それがもし事実とすれば、年末の寒い時期に改めてこのエリアまで参らねばならぬかも知れんのぅ。
冬の三多摩奥地も一興かと思う。

 

 

▼建物も個性的な「サンフラワー千ケ瀬」

▼青梅線では中核駅と言える河辺駅前店「トワーズ河辺駅前」

▼河辺駅北口の「ORIENT ヴィーナス」

▼かつて業界誌でも取り上げられた「トワーズ小作駅前」

▼スーパーのオザムと一体となった「トワーズ羽村」

▼400台の規模ながら600台店舗に見えてしまう「ORIENTインペリアル」

▼小型店のお手本のような「オゼック羽村」

 

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