第235回【武蔵の国=東大宮周辺 変化激しい地域に根ずく老舗の底力】

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第235回

【武蔵の国=東大宮周辺 変化激しい地域に根ずく老舗の底力】

 

 

 

武蔵の国の〈埼玉県域〉では、相変わらず遊技場が動く“地響き”が続いておるのぅ。

昨年8月の「メガGAIA越谷大里」(1468台)に続き、
「ワールド幸手」➡「ガーデン幸手」へ
『TAKARAJIMA』草加と荻島が➡『キコーナgroup』入り
更に今年に入っても「イーグルR-1春日部」➡「新!ガーデン春日部」に
「ニューセンチュリー大宮」が、➡『ガーデンgroup』入り
と、激しい動きが連続しておるわぃ。

つい最近でも旧:「Miri南越谷」跡が➡「THE CITY南浦和888」(268台)へと変身を遂げておる。
やはり埼玉という県は、関東の一都六県の中では最も動きの激しい県と断言して相違なかろう。

そうした中、「リッチランド鴻巣」(263台)が12月1日を以って閉店したという知らせが飛び込んで参った。
すは!されば「リッチランド上尾」(P館S館併せ814台)もか??? と,業界人をザワザワさせたもんじゃから、ワシも気になって今日、駆け付けて参ったという次第じゃ。
なにせ、上尾とは申せ、実際は〈さいたま市見沼区〉の商圏と申した方が適切で、仮に此処が撤退とでもなれば、「やすだ」「メガGAIA」を含めて“ひと波乱”が持ち上がる事は確実じゃからじゃ。
さぁて、久々に東大宮から上尾南部にかけて、歩いてみようではないか。

 

 

❶ という訳で、今日廻る範囲は比較的限られておって、「りっちらんど」殿から順に、時計回りにて、

➀「りっちらんど上尾」(814台)※元々:貿易商社の富國物産が始めたP+Sのツイン店舗。創業は②より少し早いらしいので1982年ほどか。
②「アリーナ上尾」(386台)  ※埼玉県遊協の理事長の店で1P,2P,5S,10Sの店。ここでの創業は1983年という古豪。
③「アリーナ丸ケ崎」(277台) ※2010年末に居抜きで入店。
④「メガGAIA東大宮」(1304台)※3年前の2016年末に「岩槻店」とほぼ同時にメガで出店。
⑤「チンジャラ会館」(380台) ※1987頃の創業。
⑥「やすだ東大宮」(542台)  ※1994年頃の処女オープン。
⑦「一番舘東大宮」(532台)  ※2008年に東大宮駅前のメイン通りに出店。
⑧「スロット BONBON CLUB」(122台)

以上の8店舗じゃ。
このエリアは、〈上尾市〉〈さいたま市見沼区〉とに跨るが、一つの商圏とみるのが適切であろう。

実は上記の店舗で一番古くて伝統あるのは、①なのじゃ!正確には解らぬが、おそらく〈昭和の時代〉の1982年頃に、もう出店しておるらしい。
場所は東大宮から久喜・栗橋に向かう《埼玉県道3号線》沿いでヘタな国道よりも交通量の多い、北行きの“弾丸道路”じゃ。
一世を風靡した「ダイエー鷲宮」(1320台)や「メルヘンワールド鷲宮」(745台)、「janjanデルノザウルス久喜インター」(720台)などは皆この県道3号沿いにあるのじゃ。
それを思うと、平成の時代より前にこの県道沿いに店を出された!と云う事は、よほど先見の明がお有りじゃったと感嘆するほかあるまい。

②「アリーナ上尾」も同様の発想で、➀の斜向かいに出店為されておるが、大きさに於いては、②<➀であって➀の約1/2の規模となっておる。
それ故、もし仮にこの➀が撤退するなどと云う事になれば、確かに皆ザワつくのも無理なかろうというものじゃ。

ま、今日「りっちらんど」殿を覗かせて頂いた印象では、35年以上の長きにわたって地域一番店として愛されてきた“味わい”をしっかり残しておる印象じゃ。
更に禁煙化時代を先取りして、P館はガラスの仕切りで、キッチリ禁煙と喫煙可との2スペースでの分煙化を先取りしておられる。
S館に於いては、1階禁煙、2階喫煙可という区分になっとる。
稼働的にも充分黒字を確保されておる事は明白で、特に(客付きは今一つながら)S館はオール20スロで、低スロを導入されておらぬ。
この点、ちょっと商圏からは微妙にハズレるが「ヤマフジ日の出」(485台)と好対照をなしておる。
願わくば更にこの建物に改装など施さずに、あと10年程は“名物店”としての名を残し続けて頂きたいものじゃ。

 

 

❷ 次に国道16号に沿って「丸毛崎・深作エリア」にある③「アリーナ丸ケ崎」(277台) ④「メガGAIA東大宮」(1304台)⑤「チンジャラ会館」(380台)の3店舗を順次見て参ろう。

何と申しても、ちょうど3年前に④「メガGAIA東大宮」が2フロア=1304台の規模でこの16号沿いにgrand openして参られた時は、正直度肝を抜かれたものじゃ。更に東方向へ5km行った岩槻区にも「メガGAIA岩槻」(1430台)をその一週間前にgrandなされたばかりじゃと云うに。
当然の如く、④は➀の「りっちらんど」を強く意識して出店されたであろうことは、想像に難くない。
グランド当初は、東大宮駅前の⑥「やすだ」にも相当“深刻な”影響を及ぼした④である。
今日改めて覗いてみて、“平常の”営業で、特段驚異を感ずる状態ではないものの、それでも台数が1304台ということで、数えてみたら300人以上は集客しておる。
やはり“規模のメリット”ちゅうもんは存在する事を実感致したしだいである。

③の「アリーナ丸ケ崎」は、④の直撃を受けた感じではあるが、②の「アリーナ上尾」と共に、《低貸し小型店》の旗を鮮明にすることで、しっかりと生き残る事は出来た!さすが岩槻、見沼、上尾の地盤の事を良く知り抜いた『アリーナ』の趙社長であられる。

⑤「チンジャラ会館」殿も、よく健闘されておるのぅ。
大宮駅西口の「どんじゃら」の方が世間では有名かも知れぬが、⑤もなかなかのもんじゃ。
大宮駅前の「どんじゃら」も、「楽園大宮」という3000台超のメガトン級店舗の“降臨”に対して、耐え忍んだ実力の持ち主である。
④の1300台の出現に対しても、大宮駅前での“耐え忍ぶ”経験が生きたからであろう。

 

 

❸ 最後は《JR東大宮》駅前である。

JR宇都宮線の“フツーの”駅で、JR高崎線には《宮原》という、これまた“フツーの”駅があるが、パチンコ屋の集積と云う点では、この《東大宮》駅前の方が断然昔から圧倒的に有名じゃな。
なんでじゃろう?よう解らぬが、昔から東大宮駅前には、東口にも西口にも計6軒以上の遊技場が存在しておった。
その中でも⑥「やすだ東大宮」は断トツの稼働で、90年代後半には関東での視察の定番店でもあった。
ところが3年前に東大宮駅から車で10分ばかしの16号線沿いに④「メガGAIA」が1300台の規模で出て来てからは、相当お客を引っ張られたもんじゃ。
特にSLOTに甚大な影響が出てたことが鮮明に記憶しておる。

しかしどうじゃ。今日久しぶりに店を覗かせてもろうたら、すっかり元の素晴らしい稼働に“復活”しておるではないか!さすが安田屋殿じゃのぅ。
客のココロのツボを摑むコツをようわかっておられる。

かたや⑦「一番舘」殿。東大宮駅東口から真っすぐ伸びるメイン通り沿いに、立駐が建物上に乗った素晴らしい店を構えられたのが、11年前のこと。
じゃが、⑥「やすだ」殿の“牙城”を崩すには至らず、チト“苦戦ぎみ”の営業で推移されておるようじゃな。
ここはひとつ、一層の奮起を期待すると致そう。

⑧「SLOT BONBON CLUB」はというと、東大宮駅のプラットホームから丸見えのエラい派手なスロ専じゃ。
わずか122台のスロ専としてよくぞ生き残って来られたものじゃ!と感心するほかあるまい。
じゃが、今後SLOTの人気台がどんどん市場から消えてゆくなかで、この一年間は“勝負”の年となろう。頑張って頂きたいものじゃ。

どうじゃ助さん、大宮も近い事じゃし、「楽園大宮」の裏手で超人気の《相席屋》の店にちょこっと顔を出してみぬか?ワシの様なジジイでも、ひょっとして相席しくれるオナゴがおるやもしれぬ。ガハハ…

 

 

▼PS別棟に分かれている「りっちらんど上尾」

 
▼「りっちらんど」の斜向かいで頑張る「アリーナ上尾」

▼国道16号沿いの「メガGAIA東大宮」

▼東大宮のヌシたる「やすだ東大宮」

▼駅前メイン通りにある「一番舘東大宮」の威容

カテゴリー: パチンコ,マーケティング,注目ホール,注目市場

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