【下総の国=千葉市:続編】、AMUSEの東千葉進出に急きょ小森黄門ちゃま出動

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第106回

【下総の国=千葉市:続編】、AMUSEの東千葉進出に急きょ小森黄門ちゃま出動

今年のGW前に千葉を巡回してよりはや7カ月の月日が経ったわぃ。前回の巡察の折り、東千葉のパラッツオ殿がどうも出店を取りやめられ大阪に「低玉新台専門館」を2軒出されたのと引き換えに、あろうことか、その大阪から逆にAMUSEの岩谷殿がそこに乗り込んでこられる? という密偵の未確認情報に接しておったが、やはりその情報はまことであったのぅ。という訳で急遽また千葉市に馳せ参じた次第じゃ。ただし、ここの東千葉以外は基本的にはこの半年余り、大きな変動は見られぬ。拠って今回の特命は東千葉にできた1,111台の“超”大型店が今後どう伸びていくのか、あるいは下って行ってしまうのかを良く吟味する事と心得よ。よいな。

「AMUSE千葉店」、事前の下馬評は8割かたの論者が“苦戦必至”かと…!?

❶ それにしてもアッパレと言うか、11月11日に1,111台でグランドオープンしてくるちゅうのも、さすが大阪風と言うか、吉本風というべきか(笑)。あとで小耳に挟んだ話じゃが、本当は南側にできた立駐を待たずして、8月盆前に開店する予定じゃったとのことである。されど丁度折悪しくパチンコ機の「第三次回収・撤去リスト」なるものがメーカー団体から発表された時期と重なってもうたゆえ、そこのリスト掲載機を大量に含んだグランドオープンが一旦水泡に帰したという“悲劇”に遭遇されてもうたという事らしいわぃ。その結果、拙速に9月とかに開店するよりも、ひと通り主力新基準機が出そろったこの11月に開店の照準を当てられたというのが事の真相らしい。

人生万事塞翁が馬という中国の諺もあるが、AMUSE殿、結果的に盆前に開店せなんで良かったんではなかろうかのぅ。グランドオープン当日、1パチ以外は何とか満台に成ったようじゃし、その後2週間経過した今日でも非常に良い稼働というべきではないか!

以前この「漫遊記(95)」の水戸市・那珂市篇でもクローズアップした「メガGAIA那珂店」(966台)はグランドオープンから3カ月経過も順調に良好な稼働を維持しておるようじゃし、今回の東千葉の「AMUSE」殿も、一旦上昇気流に乗れれば案外そのまま成功裡に行かれるのかも知れぬぞ。

事前の下馬評では8割かたの論者が“苦戦必至”と見ておったようじゃそうで、アメリカの新しい大統領と言い、最近の下馬評は当たらんのぅ(笑)。何が「苦戦必至」の下馬評の論拠じゃったのか?

ⅰ)既に千葉では<湾岸エリア>での「マルハン千葉みなと店」(1,117台)と「スーパーD’station千葉みなと」(1,115台)の両巨艦対決と、「メガCYBER」(930台)の存在
ⅱ)<稲毛北部>での「マルハン千葉北」(1,273台)と「パールショップともえ稲毛長沼」(1,168台)の両巨艦対決
ⅲ)千葉市南東部<千葉寺・蘇我エリア>での「キクヤ千葉店」(748台)と「123蘇我」(828台)と言う陣取り
ⅳ)<幕張エリア>で優勢をほしいままにする「やすだ幕張」(960台)と、「ミリオン幕張」(720台)

という四方を大型店で固められており、今さら千葉市栄町にも近い“千葉市中心部”でAMUSEさんが頑張られても所詮限界があるだろうという見方が大勢を占めておったと思われる。

東千葉における“AMUSE不利に非ず”!

❷ いっぽうワシは、トランプの大逆転劇ではないが、“AMUSE不利に非ず”と見ておった。その根拠は、これまで「やすだ」「メガCYBER」「スーパーD’ステ」「マルハン千葉みなと」「123蘇我」など、余りにも<湾岸エリア>にかたまり過ぎた大型店はいかがなものか?! と前から思っておったからじゃ。地政学的にヒトの生活様式というものを虚心坦懐に見てみるとき、いくら遊びの為とはいえ、ヒトはわざわざ湾岸エリアまで車で出向かねばならぬのか? という素朴な疑問である。

地図をよく見ると、千葉市中心部から四街道市、八街市、成田市方面へ抜ける場合、けっこう今回のAMUSE殿の前を通って車で抜けることが多いと思われるし、また店の北には「みつわ台」「都賀(つが)団地」の様な広範囲なベッドタウンも広がっていて、さほどの渋滞も無く、けっこうワシは良い立地条件と見ておったのじゃ。げんに本新店舗の僅か500m北はすぐ若葉区であって、そこに在る直近のライバル店と見られる「HAPS東寺山」(596台)は、極めて優良な営業を永年積み重ねて来られておることからも、ここは決して“空洞化”しつつある市内中心部と見る事は出来んと思われるはずじゃ。

前回4月の第71回の漫遊記でも取り上げたが、千葉市は人口減少トレンドに有ると言われながらも、遊技場の方は何だかんだと言えど、周辺都市からの集客も含めて案外“平常”を保っておる。激戦区と言われ続けながらも、ここ5年間は案外閉店数も少ない方じゃ。さすれば、市内中心部に本格的な立体駐車場を備えた大型遊技場が存立し得る余地はまだ有ると言うべきではなかろうか?

「AMUSE千葉店」に弱点はあるのか!?

❸ 「AMUSE千葉店」の問題点を探すとすれば、

ⅰ)千葉駅方面からの右折での進入について、特に信号が有る訳でもないので、うっかりすると素通りしてしまって、たしかに右折にて入りづらい。
ⅱ)南側隣接地をパラッツオ殿から購入されて建築された立体駐車場についても、思ったより狭い目で、ワンフロアにたくさん駐車させるわけにはどうもいかぬ事じゃ。

※パラッツオ殿が最終的に出店を断念されたのは、この立駐の案外な狭さと、駐車場が、本館と別棟とで2ケ所に分かれてしまうというマイナス点が決定的であったとワシは見ておる。

今のところはこの立駐面の問題点は前面には出ておらぬようじゃ。何よりもこれだけ客を寄せ集めておるという事は、

ⅰ)“大阪流”にスロットにも設定を積極的に使い、ぱちんこも良く回る営業を続けておられるからじゃろう。これは茨城・那珂市のメガGAIA同様、目が離せなくなって来そうじゃな。業界の活性化と言う観点からはおおいに結構な事と喜ぶべきではあるまいか。それと、
ⅱ)営業フロアを2フロア形式にして、1階ぱちんこ(616台)、2階スロット(495台)という様に分かり易い区分にしたこと、
ⅲ)2階スロットフロアの島の導線づくりがけっこう巧みで、奥への誘導が比較的スムースにいくことじゃ。

さてさて、千葉のお客たちにどこまで巧妙に出し続け、かついつごろから上手に利益路線に転換されるものやら。

「AMUSE千葉店」の競合を考察すると…

❹ ライバル店と思しき有名店を2軒取り上げて一旦巡察を終了と致そう。一つは、今回のAMUSEに一番影響を受けやすく近い繁盛店である「HAPS東寺山」(596台)である。7カ月前と基本的には大きな変身もなく、案外淡々と日々の営業に勤しんでおるようじゃ。以前と比べ変わった事と言えば、スロットコーナーに上質な絨毯を敷いたことぐらいかのぅ。噂ではAMUSE殿が来られて“臨戦態勢”との事じゃったが、案外冷静沈着じゃ。おそらく40年もこの場所で地域に密着してやって来られたという、地域の顧客に対する信頼感を固く保持しちょるからではなかろうかのぅ。

ただ今後のAMUSE殿の客入りの状況推移によっては、ここも大幅なリニューアルとかも有るやも知れん。

もう一つは、AMUSEの南に約2km所にある「KIKUYA千葉」(748台)じゃ。このキクヤ殿を理解するキーワードは〈千葉寺〉周辺という事なんじゃ。〈蘇我〉というよりは、京成電鉄「千葉寺」駅周辺の住宅密集地という見方のほうが適切であろう。このキクヤから千原台、四街道方面までには大型の強力店が無い! という事もあって、昨年4月のグランドオープン以来絶好調を保って来て居る。元はたしか400台前後の中型店で37年間も優良店で知られていたが、この4~5年の間にさすがに「マルハン千葉北」「マルハン千葉みなと」「D’ステーション千葉みなと」「123蘇我」の出店が相次いだので、さすがに従来の規模では今後“闘えない”と感じ、約2倍に拡張されたという訳じゃ。

如何にしてかかる2倍増が可能となったか? は、東京の日拓エスパスの例のごとく、〈隣地は必ず買い足していけ〉と言う不動産の王道である。11月11日に「AMUSE」殿が(キクヤ殿から見れば)約1.5倍の規模で出て来られたにもかかわらず、もともとこの周辺の住宅地に強固な地盤を築いてきておるので、影響は最小限に抑えられるものと見ておる。

❺ それよりかは、AMUSE殿がこのまま5割稼働位で500人以上のお客を集めることに定着したとして、❶で見たような千葉市の他の3つのエリアに逆にどのような影響を与えていくのか? に関心が移って来ると言うものじゃ。それはまた年明けの楽しみとして今日はこれ位に致そう。

千葉市は、浦安、船橋、鎌ケ谷などの、東京に近い都市に関心が移り、あまり注目されなくなった街のようにも感じるが、やせても県庁所在地じゃ。これからまた何が起こるか分からんから、目を離すでないぞょ。

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大阪から関東初進出したAMUSE

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新店のアミューズに最も近い優良店のHAPS東寺山店

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昨年4月の規模2倍増から絶好調を維持するキクヤ千葉店

カテゴリー: パチンコ,注目ホール,注目市場

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