【信濃の国=松本市:(その後篇)】、激変“最終章”ともいえる「KEIZ」出店からその後の松本を巡察

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第110回

【信濃の国=松本市:(その後篇)】、激変“最終章”ともいえる「KEIZ」出店からその後の松本を巡察

ちょうど3ケ月前に松本・安曇野を巡回してから年を越した。あの時の本稿にも予告しておいたように、「KEIZ」殿の大型店が1,185台の規模で年末27日に南松本エリアで開店為された。前編にも記したように、過ぐる3年間の松本・安曇野エリアの激変ぶりには目を見張るものがあったと思うが、遂にその激変“最終章”とも云うべき大型店の出店じゃわい。さて晴れ渡る天空のもと、この日本が誇る奈良井川の景色を見つつ、“その後”の松本市内を巡察に参ろうぞ。

「KEIZ」と「マルハン」、“松本最終章”のドラマ設定は整った!?

❶ 「KEIZ松本店」の出店場所は、かつて大型温浴施設の在った跡地じゃ。されどその経営者が経営不振で行方不明となって債権者の管理と成っておった土地である。幹線道路の国道19号の合流点にも近く、まずは一等地と云うべきじゃろう。しかも松本市内では“大先輩”とも云うべき「マルハン松本」(560台)とは直線距離で300m位と近く、これだけでも“松本最終章”のドラマの設定にはもう充分と云うべきじゃろう。思い起こせば、富山市でも田中町の「マルハン富山店」(800 ➡ 960台)近くに1年半前に自店を出店されて、マルハン殿をして《ゼロからの挑戦》と言わしめた御仁じゃ。と云うか、事の発端は岐阜市の“六条戦争”と言われた、ちょうど10年前の両社の“直接対決”であったろう。そう考えると“因縁”というものはこうも永く続くものかと改めて嘆息するばかりじゃ。

台数規模では「KEIZ松本」が「マルハン松本」のちょうど約2倍の規模であるから富山の“田中町戦争”の比ではない。これはいよいよ尋常ならざる事態に突入か? と思わせる現象である。

❷ あいや待てよ、松本商圏を激変させた最大の要因は1年半前の「VEGAS1200」という巨艦店の安曇野出店であったはずじゃのぅ。それはあたかも信州の山岳地帯に宇宙から隕石がマッハのスピードで突入したかの如き衝撃であったわけじゃ。ただその巨大隕石の突入は松本の北西端の安曇野市の梓川べりで、市内中心部を外れておったのが“不幸中の幸い”とも言え、市内の遊技場を壊滅的な状況に変化させたとは云えないかも知れぬ。じゃが、今度の1,185台のKEIZ殿は市内中心部とも近いため、今後ここで600人位の集客を続けるとなると、松本市はおろか南の塩尻市商圏にまで影響を及ぼしかねないだけに、監視を怠るでないぞ。

さてこのKEIZと国道を挟んで“対峙”するのが12年前から暖簾を出している天下のマルハン殿じゃ。まともに真近くに寄って来られたマルハン殿が、今後どう動かれるか? 大いに着目せねばならぬじゃろうな。富山市でもKEIZ殿に“寄られた”のち1年半後には大幅改装で「ゼロからの挑戦」の旗を挙げられたからのぅ。でも流石マルハン殿じゃ。今日の巡察でも凄まじい稼働じゃわい。店内人数ではさすがにKEIZ殿には敵わぬまでも、稼働率では明らかに上回っておるではないか! 待てよ、今日は何日じゃ? うっかりするところじゃった。7日ではないか(笑)。今はさすがにイベントはできぬが、当時和田アキ子殿の顔がどアップで電波が全国に流れ、それはそれは、泣く子も黙る日であったからのう。

考えたら2004年に松本にマルハン殿が出て来られた頃は「海物語」を中心にパチンコもスロット4号機も最高調の時代であったな。さすればこのマルハン松本店殿は過去12年間で一度も辛酸を舐めた経験のない超エリート店としてここまで参ったという訳じゃな。さて、この超エリート店がその2倍の規模で“攻められて”、仮に今後苦戦するような事態になれば、黙っておられる韓昌祐どのではあるまい。そん時はこの松本に次の嵐が訪れることは必定じゃな。

長野県内のつわ者「チャンピオン」もカギを握るP商圏の方向性

❸ ここまでは多少の目利きの者であれば容易く分かる道理であろう。じゃが事はそう単純なものではない。「VEGAS」「KEIZ」「マルハン」という信州国外から出店された県外大手だけで商圏の方向性が決定づけられるとはワシには到底思えぬ。と申すのも、この松本と安曇野には「チャンピオン」の江本殿という県内つわ者が居られるからじゃ。「チャンピオンANNEX」(548台)、「チャンピオンOZ」(630台)、「チャンピオンDELZY」(450台)の3店が具合よく商圏の三隅の「要」の場所に城を構えて居られて、それぞれが優良店じゃ。DELZY(「でるぜぃ」と読むのかな?)の方は例のVEGAS殿のまともな風圧を受けて、今は低玉貸店に変更されておるが、実に個性的な店ゆえ今後更なる高稼働が見込め得るとワシはみる。

またOZ店の方は、松本市内の西部の要の場所として渋い存在感を示しておる。もうこれからはかかる半円形の店を造るヒトは多分居なくなると思われるゆえ、近年の定番である“大型で箱型”のライバル店に対して、“自身を極めた”営業を展開して地元の意地と云うものを思う存分発揮してもらいたいものじゃ。

ANNEX店の方は市内北東部の戦略的な要の場所に展開されておる。近くには信州大学のキャンパスも在り、また優良住宅地も周辺に多く充分に“闘える”場所じゃ。(※信州大学と云うのは実は長野市と云うよりは、この松本市が医学部を含めてメインキャンパスなんじゃな。知らなんだわぃ)。

もう一社巡回しておきたい県外からの出店企業「ABC」

❹ これでお終いとせずに、やはりもう一社、県外から出店しておる「ABC松本白板」(714台)をも巡回しておかねば失礼と言うものであろう。昨年10月の巡察の時は、「VEGAS1200」の影響を受けて入客が明らかに減っておったが、イヤ頑張って元に戻しとるではないか! 上手に低貸しコーナーを増やして、ソツのない営業じゃ。さすが東海地方最大手だけのことはある。最大手として、同じ東海のベガス殿に負けるわけにはいかぬという意地とプライドというヤツかなぁ。正直ホッとしたわぃ。とにかくKEIZ殿の進出により、市内の他の店がみんな影響受けて閑古鳥が鳴くという事態だけは避けてもらわにゃならんけんのぅ。

❺ やれやれちょっとホッとして、やっと戸隠そばが食えるわい。それにしても松本市内を流れる奈良井川はなんと癒される川であろうか。橋の上から見える白馬連峰の雪景色のなんと美しい事か! 江戸から見る富士山も格別であるが、この連峰の見事さに較ぶればいささか劣るやもしれぬ。この奈良井川が安曇野市との境を流れる梓川と合流して「犀川」と名前を変えるのは如何なものか! しかもこの犀川が長野市に入って「千曲川」と、また名前を変え、最後に新潟に入って「信濃川」とまたまた変名するのじゃから、江戸者にはこの命名の理屈が、なんかよう分からんわぃ。

また松本は長野市の南方80kmに在るせいか、長野市と違って案外雪は降らないようなんじゃ。これも江戸者にはピンと来ぬが、そうであれば余計別邸を構えても良い街かもしれんぞ。江戸の玉川上水の水よりかは、こちらの方がうんとミネラルも多くて良さそうだし。ま、叶わぬことを呟いても始まらんから、松本城近くの老舗蕎麦屋で天ざる二枚でもすすり込んで、あずさ号とやらに揺られて江戸に戻るぞ。

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松本市内最大台数のKEIZ松本

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12年前から松本一番店だったマルハン松本

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長野県強豪のチャンピオンOZ店、意地を見せられるか

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東海地方最大手のABCの松本白板店

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松本盆地の原風景とも云うべき奈良井川と白馬連峰

カテゴリー: パチンコ,注目ホール,注目市場

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