【武蔵の国=朝霞、川越、所沢:篇】、M&Aで勢いのあるガーデングループ店舗に沿って、黄門ちゃま行脚(あんぎゃ)

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第56回

【武蔵の国=朝霞、川越、所沢:篇】、M&Aで勢いのあるガーデングループ店舗に沿って、黄門ちゃま行脚(あんぎゃ)

今日は日柄もよい故、川越街道を走った後、時間が許せば所沢にまで脚を延ばしてみようかのぅ。なんでも、数年前にチュニジアで起こったような静かな“オレンジ革命”のような出来事が有ったと聞き及ぶ。ではいざ参らん。

助さん、格さんも知りおろうが、この川越往還と云うのは、板橋宿から中仙道と分かれて川越まで行き、さらにそこから寄居、児玉を通って上州(群馬)の藤岡で再び中仙道と合流する、いわば中仙道の脇道である訳じゃが、中仙道よりも江戸への距離が短くて済む故、非常に便利で賑わっておるようじゃのぅ。

どうじゃ今でも三芳町あたりには立派な松並木が残っておるではないか! 大正の世となって池袋~川越まで東武東上線ができて、いまや急行電車で30分で川越まで行けるようになって便利この上ないが、たまには2日かけて歩くのも健康に良いものじゃ。ささ旅の旅情はこれくらいにして仕事の役目じゃ。

昨年話題となった朝霞のM&A案件

❶ 東武東上線で和光市を過ぎてJRの武蔵野線と交わるターミナル駅が「朝霞台」「北朝霞」じゃ。ここにいつの間にか「ガーデン北朝霞」(400台強)と「ガーデン北朝霞W」(200台)の2店舗が去年12月にオープンしておるではないか! 調べてみれば以前は「Y’zスタイル」「センチュリー」と言う店名であった。ははん、これは買収、いやもといM&Aとかいう奴じゃのぅ。で、元の持ち主殿はと詮索すれば「武蔵野フーズ」と言う、パン、惣菜、加工食品の製造会社で、セブン&アイなどに卸しておる立派な会社ではないか。

更に3店舗めは、東武東上線「朝霞」駅前の「オータカ」(256台)、4店舗目は朝霞の隣の新座市の「Y’zスタイル新座」(436台)である。金属・アルミ加工を主に、パチンコに参入した企業とか、家具屋がパチンコにというのはワシも4社ほど知っておるが、食品会社系列のパチンコ営業と言うのは珍しいのう。

いや待てよ、そう云えば昔、宇都宮のステーキ宮が「マドンナ」というパチンコチェーンをしておったし、福島の藤越もいわき市で数店舗やっておったなぁ。お、そうそう熊本のニコニコ堂の林(リン)社長も松野明美を広告塔にしてやっておったなぁ。また神奈中バスも副業でやっておったし、そうじゃ! 東武鉄道も関連会社で「ラ・フェスタ」という駅前一等地で営業しておったことも思い出す。

じゃが、こうした上場会社や名のある会社は、みんなパチンコ部門を売却するか、廃業してしまった。極め付きは平成初めまで売上2兆6千億円を上げておったスーパーダイエーグループの「パンドラ」じゃろう。しかしこれも早々に長野の百万ドルグループに売却してしもうた。という訳でいまや残るは、家具の島忠=HOME’Sだけになってしもうたかのぅ。おそらく「コンサートホール」も、いまやクレディセゾンとは無関係、「エスタディオ」も旧サティ=イオングループとは無関係になっておるのじゃろう。

かつて名のある企業のパチンコ事業は…

❷ どうもこうしてみると名のある会社殿は世間ていで、パチンコやっちょるというのが、何かと具合悪いと見ゆる。残念なことよのぅ。衣食住・交通サービスからレジャーまで幅広く事業展開し、その中にパチンコが入っておっても一向に構わんとワシは思うが、どうじゃ助さん。なにぃ、やっぱりマズいというのか! こう客単価が上がってしもうては、社会的に何を言われるか分かったもんじゃないというのか! ま、それも一理あるやもしれん。今年からは警察当局からも相当客単価を下げた営業への強力な指導が入る故、徐々に是正されていくことじゃろう。

ところで、問題のY’z、センチュリーをM&Aした会社がどこかと言うと、これが同じ埼玉県内の有名企業の「ガーデン」=遊楽グループという訳じゃ。聞くところによれば両社の主要取引銀行間でサクサクと話が進められたようじゃ。どおりで世間の噂には一切ならずいつの間にかM&Aができてしまっておったわけかのぅ。

M&Aで勢いのある「ガーデン」=遊楽グループ

❸ 遊楽グループはといえば、昨年末に神奈川の逗子市内にも中型店を出されておるし、今年~来年は、千葉の流山おおたかの森駅前にも大きいのを出店されるぞ。昨年春の「金馬車」の会社更生手続きでも、スポンサーとして名乗りを挙げられ、最後までキコーナ殿と競り合われたと聞き及ぶ。しかし、今回のM&Aで一挙に7ケ所増やされ、よほど蜜山社長は勢いと運があるとみえるのぅ。

※最後の7ケ所目は、今回取り上げないが、横浜・戸塚の「メガガーデン」である。

という訳で、朝霞・新座に次いで5店舗目の「ガーデン川越」に向かうぞょ。ここは、元々センチュリーの名で永らくやっておられたものじゃ。周辺には嘗て「川越プラザ」とか「レックス254」「チャンピオン」「アミューズメントパーク」とか言う店も在ったが潰れてもうた。沿道は川越街道から続く国道254号線で、群馬の藤岡まで繋がっておる。川越はもともとマーケットが良い故、ここのガーデンも中型じゃが安泰じゃろう。

耽々と出店、我が道を行く「ダイナム」!?

❹ さて、これから一路南西に向け所沢へと向かうが、途中に年末にオープンした「ダイナム埼玉所沢店」(480台)があるから立ち寄ってみよう。なんとここは元々無借金企業として名にし負う「トワーズ」殿の新所沢店(277台)という小型店じゃった。この敷地をダイナム殿が新たに借りられ、以前の小さいトワーズ店は解体し、480台の新たなダイナム店舗を建てられたものじゃ。最近こうした既存店の跡に出店するダイナムと言うのも散見するようになったわい。1年前に山口宇部に出店して大成功されておる560台店も、元はと言えば「楽座」という地元店であったことが思い出される。

ところでこの埼玉所沢店、よく見るとこれまでのダイナムよりも細長い!? 普通は1BOX40台×12BOX=480台となるところ、この店は48台×10BOX=480台なので、総台数は変わらぬが、BOXの数が2つ少ない分、スリムで細長い。何故こうなるのか探索するに、答えは簡単。外の駐車台数を十分に確保するためには、敷地の形状上、建物を細くするしかなかったと見た。これは凄い事じゃ、のう格さん。なに、意味わからぬと。うつけ者めが(笑)、ワシと何年一緒に旅をしておるのじゃ。

つまりこう言う事じゃ。通常のダイナム理論では480台の遊技台に対しほぼ400台以上の駐車場を是が非でも確保される。しかるにここは元々277台のトワーズだったことからも、敷地がちと狭い。そこで1台でも多くの駐車台数を確保することが最優先され、建物の形状はその次という事になったのじゃ。恐るべし、ダイナム理論。という事じゃよ(笑)。ま、健闘を祈ろうではないか。

ところでこのダイナムから1.5km南には「マルハン所沢」(790台)が盛業である。つまりは、ダイナム殿がマルハン殿に“ぶつけになった”格好なのじゃ。どうも最近のダイナム殿はたとい近くにマルハン殿が居られようとも関係なく、我が道を行き耽々と出店されるようじゃな。実はマルハン所沢店は元々870台で出店されたのじゃが、80台減台されて790台にしておるのじゃ。この隙を見逃さぬダイナム殿、これまた、恐るべしと言うべきか…。

西武所沢駅前の「ガーデン」旋風!?

❺ さて、最後の目的地、西武所沢駅前に到着じゃ。この駅前では再び「ガーデン」旋風である。所沢駅の西口は「メガガーデン所沢店」というW店舗で529台と407台の計936台で独占されておったわけじゃが、今回のM&Aで6店舗目として、東口の「Y’zスタイル」(465台)も手に入れられたゆえ、所沢駅周辺は“完全制圧”と言っても過言ではあるまい。これまで所沢、狭山、入間と言えば、トワーズ=オザム殿の店舗展開が一番目立っておった。げんにガーデン殿は所沢・小手指の店をパラッツオ殿に売却された後だけに、この所沢駅周辺の“上四方固め”はひとしお感慨深いのぉ。

所沢市には、ヤスダ、マルハン、ガーデン、ダイナム、トワーズ、パラッツオという強豪ぞろいにゴープラを加えて、一大“戦場”と成った観があるわい。

たいそう疲れたのぅ。いまから歌舞伎町にでも帰って、アナゴかスッポンででも體を暖めるしかなさそうじゃ。いやー、武蔵の国はつくづく見どころが多いわい、ガハハ。

カテゴリー: パチンコ,注目ホール,注目市場

2s Comments

  1. いつも拝見させていただいてます。異業種からの参入組の昔は無懐かしいです。先生はご存知ですが、新潟のサトウの切り餅のサトウ食品、小田急母体の立川バス(TBKホール、シャルム)、西武バス(リッチ)、ヘラルド映像(名古屋スタジアム1100)、現在も焼き肉安楽亭(T-NET)、マツモトキヨシ(松戸バロン)、もやってましたね・・・川越のレックス254は武蔵野フーズだったと思いますが・・川越プラザは飯能プラザ、箱根ヶ崎ホールをやってて(後に増嶋企画、レーザーグループに売却しました、相模原のルート16(サンキー)の真向かい、東大和、日野などで展開してた法人です。先生、今度多摩地区を視察した時は大石商事のサンプラザなど書いてください。失礼しました。横からすみません。

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