【安芸の国=広島市:篇】、「業界等価」が姿を消して早くあの“遊べる”時代に立ち返ってくれることを願いつつ広島を探索

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第61回

【安芸の国=広島市:篇】、「業界等価」が姿を消して早くあの“遊べる”時代に立ち返ってくれることを願いつつ広島を探索

今日は毛利の国じゃ。織田、豊臣だけでなく徳川にとっても西国最大の大名=毛利一族(毛利、橘川)は御し難く、遂には幕府を滅ぼす主力となったのは長州藩ゆえ、どうもこの広島も膚(はだ)にしっくり来ん(笑)。なぁに、徳川の世ではこの安芸=広島は浅野本家が守ってくれよったが、鳥羽伏見の戊辰戦争が起こるや長州、薩摩に恭順しおったわぃ。ま、致しからぬとは思うが、どうも日和見のきらいが在ってワシはイマイチじゃ(笑)。

そんなことはどうでも良いが、いつ来てもこの広島と言う街は6本に分枝した太田川の扇状地として、海軍を以ってして大海原に出ていくには絶好の地と感ずるのぅ。そうじゃ、波は穏やか、瀬戸内海の隠れ小島は五万と有り、海賊の拠点にはうってつけの港じゃ。故に広島と言う街は新幹線で降りるのは邪道で、海から街に入ってゆかんと何も分からぬ。毛利は徳川の世においては毛利本家を、萩の指月城に押し込めておいたが、この広島に置かせておったら徳川の世はもっと短かったやもしれぬ。

現在1,007台の「ナショナル会館=パラッツオ」が1,400台超の店舗に…!?

❶ さて広島駅前からじゃ。ここの「ナショナル会館」は(それまでの600台規模から変身して)昨年3月に1,000台規模でグランドオープンしてから、はや1年になるのぅ。見てみぃ、1年前はほんの5階部分くらいの工事じゃったビルがもう50階位まで工事が進んじょるではないか。今流行りのタワーマンションちゅうヤツじゃのう。

広島は太田川の支流で区分けされた狭い扇状地ゆえ平地がすくないでのぅ、いきおい懸かる高層ビルに成らざるを得んわけじゃが、それにしても、おったまげるわい。100万都市で新幹線の駅前のタワーマンションというのは、そうは滅多に無いもんじゃ。まして人類初の原爆の投下を受けたかつての軍都=広島の駅前じゃぞ。幼少期をここで過ごされたあの張本殿もびっくらこかれるのではなかろうか。

今営業して1年の「ナショナル会館=パラッツオ」(1,007台)も相変わらず盛業じゃが、この50階を超える高層マンションの1・2階にも入居され、いまの店とくっついて1,400台超の更なる大型店になると伺っておる。いかに成るものか待ち遠しいのう。

広島に強固な店舗網を築く「HOLLYWOOD」

❷ 広島の遊技場と言えば「HOLLYWOOD」殿が海側を4店ガッチリと抑えておられる。ハリウッド=成通グループと言えば元々は岡山なのじゃが、実は本社を広島に移しても良いほど広島に強固な店舗網を築いておられる。「スーパーハリウッド1000観音」(1,040台)、「スーパーハリウッド宇品&アルファー」(888台)、「ハイパーハリウッド(舟入)」(740台)、「スーパーハリウッド矢賀」(737台)など9店舗を広島県内に展開されて、広島県勢の『プローバ』『ビクトリー』両大関と肩を並べる一大勢力じゃ。

わしゃ昔ハリウッドの長男殿と鳥取のゴルフ場の仕事をしたことが懐かしいが、いつのまにか広島の一大勢力に成ってしもわれたわぃ。広島駅前の「ナショナル会館」殿は一軒の巨艦店ではあるものの、この広島湾側に張り巡らされた「HOLLYWOOD」網に対して、どこまで影響力を与えられるのかが、大いなる見ものとなろうわい。

栄枯盛衰の波は広島にも…!?

❸ さて市の郊外に目を転ずると致そう。広島と言う街は扇状平野を取り囲む山のカタチから、北西に巨大な団地が丘陵沿いに展開しておる。そして、テキサス殿が3軒(祇園、中筋、八木)、プローバ殿が実質4軒(アンジェロ+レオーネ、AQUA、JOY、ZERO)、JJ自由時間、コンバット、メデール等、“純粋”な広島勢が国道54号線を中心に展開しちょるわい。かつてV1というチェーンも存在したが、全部店を売却してしもうて今は存在しておらん。ここ広島は激変の少ない土地柄とみておるが、やはり栄枯盛衰の波は広島にも押し寄せてきておるのかのぅ。

ただ20年程前に(富山の2,000台のノースランド・ジャンボ山室店に刺激を受けたか?)「FIELLA di PROVA」(今のAngelo+Leone)が突如としてこの広島の山あいに登場したときは腰を抜かした思い出があるわい。なんせ我が国にまだワイン文化というものが入ってきちょらん時に、いきなりイタリアのトスカーナ地方をコンセプトに! と言われてもなぁ。99%の人間がトスカーナのワイン丘陵を見たこともないのに、突然ヨーロッバ中世の城内の内装だもんで、意味がよう分からなんだもんじゃ。これを創られた先代の平本社長は2年程前にお亡くなりになられたが、今から思えば天才過ぎたのかもしれぬ。

注目している「SUNSビクトリー」と「VITAプローバ」の戦ぶり

❹ そしてこの2年間ずっと着目しておるのは、安佐南区の「SUNSビクトリー」(1,116台)と、佐伯区の「VITAプローバ」(1,040)の両店の戦いぶりじゃ。3年程前になるが、当時VITA殿は中四国NO.1と言ってよい高稼働店であった。そこに東広島(府中)が本拠の伯和殿がラスベガスのサンズ(SUNS)というネーミングで3.3km北に出店された。広島修道大正門の前じゃ。当初「海」で失敗してかなり苦戦されたようじゃが、先日覗かせていただいたところ、見事に復活されて上々の客入りであった。やはりこの辺りはアストラムラインの沿線でマーケットが良好なのじゃと見ゆる。こうした両店を見ていると、ああホントに広島は地元勢が元気で良いなぁと感じる。ここには全国ベスト3のマルハン殿も、ダイナム殿も、ガイア殿も存在せん。

全国的に異常ともいえた「業界等価」が姿を消し、やっとほんのチョッピリ大衆娯楽に一歩踏み出しかけたこの遊技業界である。もともとここ広島は消費税が導入された当時から43玉交換で余裕のある営業のお手本であった県じゃった。早くあの“遊べる”時代に立ち返ってくれることをワシも懇い願うものである。

❺ 今回は時間が無うて、もっと西の廿日市まで脚を延ばせなんだ。残念至極。されどこの前のと或るセミナーに「マルハン廿日市」の店長様も来られて熱心に質問されておった故、ワシも簡単にコメントさせてもろうたわい(笑)。ながらくマルハン殿は広島県内1店舗のみであるが、今後どうなるものじゃろうか? 物騒なことは言いっこなしで、さ、これから牡蠣鍋で冷えた体を暖めようぞ。当然、酒は清酒賀茂鶴にきまっておろうが。あわせて、今年のカープの活躍も期待しておるぞ。

カテゴリー: パチンコ,注目ホール,注目市場

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