【摂津の国=大阪市旭区、城東区:篇】、視点を改め、気になる大阪城辰巳の方角を巡察

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第74回

【摂津の国=大阪市旭区、城東区:篇】、視点を改め、気になる大阪城辰巳の方角を巡察

この前、月初めに大阪北河内に来たばかりだというのに、またまた大阪じゃ。しかもこの度のミッションは大阪城の辰巳の方角の旭区と、その南側の城東区。丁度NHKの大河ドラマの真田丸で、真田源次郎信繁(=幸村)が上杉と共に大阪城に来て、猿めに、えらい好かれてもうたあたりを放映しとる。前回(70)号では“パチンコ屋のバミューダ海域”と銘打って、大東、四条畷、門真、寝屋川を巡察したが、今度のミッションでは、また違った大阪の実像が見つけられるやも知れぬ。それにしても人口過疎の僻地ならいざ知らず、人口800万人超の大阪府下にて、かかる経営者の交代が頻繁に起こる地域も有るものじゃな~と改めて驚嘆するばかりであるなぁ。

“淀川偏重”に待ったをかける「KING OF KINGS関目高殿店」

❶ さて、今回注目すべきなのは4月22日、「キング・オブ・キングス」(日本オカダエンタープライズ)殿が旭区に1,060台の巨艦店を開設されたことじゃ。こりゃワシに言わせれば、なんばの「楽園」殿の開店に匹敵する出来事ではないか! と思われる。と言うのも大阪市24区内では(難波のある中央区を除けば)過去5年間くらい『淀川区』にかなり集中しておって、例えばこうじゃ。

・FACE1111淀川店(1,111台)
・べラジオ西中島店(460台)
・スタジアム2001豊中店(1,220台) [※豊中じゃが、川一本挟んで淀川区じゃ(笑)。]
・パラッツオ三国店(元1,024台→現768台)
・イーグルR-1十三駅東口店(346台) [※4月28日グランドオープン予定]
・キコーナ西淡路店(640台) [※東淀川じゃが、半分以上、淀川区と見てよい。]

どうしてこんなにも淀川区周辺に新店ができるのかはよう分からんが、たしかに何か流れのようなものはあるわのぅ。

❷ ところが「KING OF KINGS関目高殿」は、こうした“淀川偏重”に待った! をかける様に久方ぶりの旭区への出店である。こう言っては何かとは思うが、千林(センバヤシ)に代表されるように、旭区は繁華街か駅前立地の300台クラスの中小店舗が殆どで、しかも面白いのは、圧倒的に“パチンコ偏重”傾向で、slotの台数・比率が総じて低いエリアであることじゃ。

旭区、城東区、都島区の3区(守口市の一部を加え)の約30店の中で、スロットが200台を超えているのは5店だけと、スロ専1店のみ。遊技台の台数も330台以下の店が30店中15店と言う報告が上がってきておる。つまり、〈旧き良き大阪スタイル〉を色濃く残している地区であるということであるな。

大阪と言えば、たしか去年まで通天閣の在る新世界に、「三共」とか言う50年前の機械なども置いてくれて、レトロな大阪を味わわせてくれておったのが懐かしいのぅ。今回巡察するエリアは、市郊外のロードサイド銀座ではなく、大阪市内中心部に近い住宅地立地であることも、こうした中小店舗が生き残ってこれた大きな要因ではあるまいかのぅ。因みに各区の人口をとってみると、

・旭区   9.1万人(人口密度14,490人)
・城東区 16.5万人(人口密度19,660人で日本第2位)
・都島区 11.1万人(人口密度17,230人)

という事であるから、恐らく広大な敷地を必要とする立駐付の大型店はなかなか出来なんだのであろう。ここに「KING OF KINGS」殿が現れられたモノじゃから恐らく青天の霹靂ということではあるまいかのぅ。

「KING OF KINGS関目高殿」出店に奥深き宿命的背景があるや否や…!?

❸ ここでワシが勝手に、オカダエンタープライズ殿の御出店の意図を詮索するに…、直接に張り合う事に成るのは、

ⅰ)『HOLLYWOODハリーズ高殿店』(650台)という事に成ろうが、実は…、
ⅱ)『AMUSE』殿が「関目店」(605台)、「城東店」(500台)、「いちご店」(307台)、「プラス店」(508台)、「深江店」(372台)と、ドミナントで5店舗を展開されておるのが、どうも気になる…。

なにやら、オカダ殿とアミューズ殿との間には、“宿命的な”確執とでもいうべきものが有るのではなかろうかのぅ。そう言えば、堺市の大和川近辺でも、AMUSEの近くにKING殿が“ぶつけて”おられたしのぅ…。

❹ さてと、主な巡察はこれにて終了じゃが、折角じゃから千林商店街をブラコモリしてみようではないか。いまの若い人たちは全く知らんと思われるが、実は千林商店街はかつて大阪有数の商店街として名を轟かせておったのじゃ。かつて、昭和35年頃、ここに「主婦の店ダイエー」というのが全国1号店として開店したのじゃ。そうじゃ、バブル期にグループ全体で2兆6,000億円の売上を誇って日本一の小売業に輝いた『スーパーダイエー』の1号店と思えばよい。経団連副会長まで上り詰めた中内㓛(いさお)会長の執念のお店がこの千林に有ったのじゃ。肉の激安を目玉に、薬も安く売る主婦の店は、周りの商店主から目の敵にされ、ヤクザの襲撃も予想されたことから、開店前日まで日本刀を準備して店の防衛を図ったという逸話も残っておる。

その中内殿が東京でどうしても出店したかった場所が、銀座ではなく「浅草」じゃそうだ。いまは浅草にはダイエーは無く、ダイエーが作ったぱちんこ「パンドラ」だけが絶好調で残っとるというのも、時代の悪戯かもしれぬ。栄枯盛衰、ヒトの隆盛は久しからず。万事が空(くう)なのかもしれぬのう。

カテゴリー: パチンコ,注目ホール,注目市場

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