【蝦夷の国=札幌市南部:篇】、先進的モデル店舗としての地位復活へ願いを込めて…

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第78回

【蝦夷の国=札幌市南部:篇】、先進的モデル店舗としての地位復活へ願いを込めて…

奥から解放されたと思ったら、今度は奥の方が里帰りしてくれたので、こういう時しか遠出はできんので、今日は思い切って札幌遠征じゃ! 3月以来2ケ月ぶりじゃから、今度こそ毛ガニをたらふく頬張るぞよ。いやワシらはあくまでも仕事で来とるのであって観光ではない。巡察が優先じゃ。

さてこの2年の間に「ベガスベガス発寒」(1,500台)、「ダイナム東雁来」(480台)、「ベガスベガス狸小路」(1,068台)、「ベガスベガス狸小路二丁目」(1,262台)、が新店として出来た他、既存のイーグルアートシティが➡スロ専「クラブイーグル」(544台)に業態変更といった動きが有ったわけじゃが、新規出店も一段落で落ち着きを取り戻したかと思っておった。然れど、このGWとかやらに、意外な所に、意外な企業がまたまた大きな店を開店しおったので、早速その状況視察が主たるご下命じゃ。

驚きの立地に大型新店「MEGA M’S 1121 西岡店」

❶ 「MEGA M’S 1121 西岡店」、場所は豊平区の羊ケ丘通に面した、西岡という所である。豊平区の人口は21.9万人。区の人口でみると、北区28.5万 → 東区26.2万 → 中央区23.8万に次いで4番目の人口じゃなぁ。しかるに遊技場の数は中央区の1/2と言うから、競合環境は比較的厳しくないと言えるんじゃろうな。

そこで調べさせてみたんじゃが、そもそも遊技場を出店できる場所が、まず基本的に無い!という事が分かったのじゃ。

そこで、一体どういった立地に出店されたのか? と来てみたところ、なんと! 西側側面は10m程切り立った“崖”ではないか。そして羊ケ丘通に面した南側には入出場口が無く、30m程奥に歩いた建物“裏”に2か所あると言うつくりに成っておる。しかも遊技場棟と立駐棟との境目は網フェンスで仕切られておる。こういうのを見ると、ハハ~ン、前面道路から30m程までしか遊技場の許可が出ない場所なんじゃ、とすぐに分かるものじゃ。

しかし、まあこんなギリギリによくぞ造られたもんじゃのう…。ある意味天才的な設計施工であるぞよ。ということで調べみたら、なんと! 島根県益田市の徳栄建設の安田社長殿ではないか! いや懐かしいのぅ。ワシも昔、千葉のホールの施工を紹介してやってもらった御人じゃが、まさか益田から札幌にまで人足を動員してこられるとは驚きの一言というものじゃ。しかしこの新店、裏から入るとなると実に入り易く上手く出来ておる。そういった意味で1,121台の大型店ながら風除室が2ケ所と言うのも、あながち有り得ない話ではないのかもしれんぞ。

周辺のライバル環境じゃが、一番近い「月寒ひまわり」(649台)殿までは約1㎞、南は「クラブJ」(351台)まで約2㎞、西は南区・澄川駅前の「CUBE」2店(合計517台)までも約2㎞ということで、案外離れとる。そう考えると、化ける立地条件かもしれぬぞ。

ライバル店が出てこれない場所!? 「クラブJ」の立地

❷ さ~てと新店の検分はこれくらいにして、広い豊平区を北から南までこの際じゃから巡回してみようぞ。

豊平区と言わば、『マンモス21=M’S』の柳川殿の店が3店、『ひまわり=合田観光商事』が2店というのが、まず目につくわい。「ひまわり」殿は北海道、東北、関東に計37店出されておるのに対し、「M’S」の柳川殿は札幌に5店舗じゃから、企業力からすれば合田殿にかなわぬかも知れぬ。しかも豊平の「イーグルパーク」を合田殿が吸収分割で取得されたようじゃから、この豊平区では、柳川殿:合田殿=3:3のタイと成るわけじゃな(笑)。

ぐっと南に2㎞下って「クラブJ」という店がぽつーんと1軒ある。この店こそは昔から周辺にライバル店が全く出てこれない場所として何十年も栄誉ある孤立を保っておる店じゃ。こういう立地ちゅうのも全国的に珍しいわのぅ。いやはや、何といっても『北海道農業研究センター』という5平方キロメートル(約150万坪)にも及ぶ日本一の農業試験場がある。これにより、豊平区と、その南の清田区とは完全に分断されておる。こうした奇跡的条件によってこの「クラブJ」殿は“守られて来た”と言えるのかもしれぬ。まあ1軒くらいこんなお店が有っても良いではないか(笑)。

平岸から澄川にかけての地域は「利のある地域」!?

❸ ちょっと目を転じて、南区の澄川駅前をぶらぶらして帰ろうぞ。駅を降りると目の前に「CUBE」と「CUBEアネックス」という白亜の店が2軒見える。おいおい「CUBE」の方は昔「グランビア・サンヨー」という滅茶苦茶流行っておる店じゃった筈なのに、ワシに断りもなくいつの間に店名を変えよったんじゃ。しかも隣の「大和」も買い取ってしまって、澄川駅前完全制圧じゃ。オーナーの文田殿は今も生きておられるとすると90歳を優に超えておられるはずじゃが、叶うものならもう一度会ってみたいのぅ。いやぁ~、この執念、江戸で言わば日拓の西村会長の様なもんじゃわい。ワシもまだまだ頑張って見習わにゃならぬわい。かくほど左様に、平岸から澄川にかけての地域は札幌市内でも最も“オイシイ”地域なのじゃ。

そういう意味でも、隣接する豊平の西岡に1,121台で勝負をかけられた柳川殿は、札幌をよう知っておられると見た。先ずは成功を祈ろうではないか。それにしても、1,121台の「21」にこだわられた気持ちも忖度(そんたく)致そうぞ。『イーグル=正栄プロジェクト』の美山殿がイーグルR-1の「1」に、亡き父上の一郎の「一」の意を込めたのにも似たものを感ずるわぃ。じゃが、ちと待てよ。目下、美山殿の強敵手と成っておられるハッピーの新井殿のお父上の名前の弘一にも「一」が付くぞよ! さすればいずれ「HAPPY-1」なる店が現れるやもしれぬかのう、ガハハ。失礼仕った。

失われた7年を取戻し、先進的ホールの復活を…

❹ いま思う事がある。かつて20年前は、北海道のパチンコ屋は日本で最も先進的なことをやっておって、全国のモデルとされたことも有った。広い土地を活かした大型店、札幌だけではなく、道東の釧路、北見にもビックリするくらい面白い優良店が仰山有った! ところが7年程前からぱちんこの方も「業界等価」に揃えてしまってからは、すっかり個性が薄れてしまって、みな横並びの風潮で個店の個性とやらを無くしてしもうた気がしておった。北海道も基本的には2年前からこの「業界等価」を止めて、やっと0からの再構築が進行しとることを見るにつけ、これからが楽しみじゃ。“失われた”7年間を早う取り戻して、日本の遊技場のモデルとして復活するよう、みな頑張ってもらいたいものじゃ。

15年前には全道で861店舗有ったものが今は570店舗程と聞き及ぶから、20年で約300店舗が廃業されたという計算に成る。蝦夷の地は広大ゆえ、道民の娯楽の殿堂として遊技場が無くてはならぬ筈じゃと、ワシは確信しておる。どうか今後これ以上減らぬ事をこいねがうばかりじゃ。

ささ、楽しみの旬の毛蟹じゃ。700g位の旨いのを2匹は食べてみたいのぅ。

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5月1日にグランドオープンした「MEGA M’S 1121 西岡店」

カテゴリー: パチンコ,注目ホール,注目市場

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