【上総(かずさ)の国=市原市:篇】、「マルハン」「D’ステ」“宿縁の対決”緒戦の地、市原を巡る

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第87回

【上総(かずさ)の国=市原市:篇】、「マルハン」「D’ステ」“宿縁の対決”緒戦の地、市原を巡る

久方の千葉じゃ。と言っても三月程前には千葉市中央区に出来るであろう「AMUSE」殿を中心にして、千葉市緑区、若葉区の散策に留め於いた訳じゃが、いよいよこの秋~年末にかけて話題のHOT SPOTエリアになるのぅ。その時はまた改めて分析を書くと致そう。

という事で、今日は最近よくゴルフで使わせてもらっておる市原市の散策と参ろう。市原と言うと、房総半島中央部の上総の国の中心であったところで、足利尊氏の血筋を引く足利義明殿が「小弓(おゆみ)城」(※現在の千葉市緑区おゆみ野)を拠点に、房総半島一帯を「小弓公方(おゆみくぼう)」として治めた時期が有った。幕末期に出版された『南総里見八犬傳』で有名になった里見家も、この小弓公方の家臣であった時期もある。みんな余り房総(安房の国、上総の国)については、歴史に注目される事が少ないが、実は海路を使うと上方、西国から江戸・関東を攻めるには、この房総が間違いなく上陸地点と成る故、軍事的には極めて重要な位置づけと成るんじゃ。ま、いずれ追々、木更津や、館山などに漫遊することもあろう故、その際には詳しく書き記そうぞ。

「マルハン」「D’ステ」激突による市原市周辺店舗への影響は…?

❶ 市原市の遊技場の歴史は、2011年8月に(千葉市中央区)浜野の国道16号沿いに「D’ステ」(925台)が出来てから語り始めるのが一番分かり易かろう。当時D’ステ殿はまさに日の出の勢いで、明くる2012年6月には同じ中央区に「スーパーD’ステ千葉みなと」(1,166台)を、ことも有ろうに「マルハン千葉みなと」(※当時800台)の真向いに出店されて、関東中の視線を一手に集めさせたものじゃった。あれからはや4年が経ったんじゃのぅ。

ここ市原については、2011年のGWを待たずして「マルハン市原」(※当時720台)殿は即刻店を閉め、直ちに“反撃”否、“韓(ハン)撃”体制に突入されたのが強烈に印象に残っておるわぃ。結局、韓殿は2011年のGWとお盆商戦を犠牲にして、その年の11月から“逆襲”にかかられた。マルハン千葉みなとでも全く同様。800台の旧店を直ちに解体されて12年のGWとお盆を犠牲にして、その年の年末には800台→1,117台に大増台なされて、D’ステ殿と“真っ向勝負”じゃ。

こうして振り返ってみると、ここ市原市はM殿とD殿との“宿縁の対決”の緒戦となった記念すべき場として後世に名を遺す事に相成ったわけじゃな。

❷ 問題は、両雄の“激突”の煽りを受けるカタチになる周辺店舗の影響や如何に? である。ところが意外なことに2011年以降、この市原(及び隣の千葉市緑区)で閉店した店は殆どと言って無いのじゃ。閉めたのは「臨海ジャンボ」「ニュー浜野」「ドラゴン五井」「デルーサ」と言った300台以下クラスの店が4軒ほどじゃ。市原市だけに限ってみても、3店閉めて25店舗が営業中であるから、全国の事例から見ても閉店は少ない方じゃあるまいかのぅ。

特筆すべきは“両雄”の争いの渦中、両社のど真ん中に、2011年暮れにグランドされた「フラミンゴ浜野」(960台)殿の去就であったが、おおかたの“心配”が杞憂となる程、頑張って営業なされておる事じゃ。普通、どう見ても真ん中に挟まれたポジションと言うものは“挟撃”と言って絶対不利なもんじゃが、「フラミンゴ」殿の場合は、結果的に2者の間に飛び込むカタチと成った事が却って幸いしたという稀有な事例と成ろうのぅ。

※ 当初フラミンゴ殿がこの場所を買われた当時は、D’ステ浜野の場所はカー用品の「オートウェーブ」であって、まさか地主がオートウェーブを追出してD’ステを誘致するなど“想定外”であったし、また「マルハン市原」も720台→1,100台へと1.5倍の増台をしてくる事等も“想定外”であったろう。しかし、歴史はどちらに微笑むのかは、全く分からんもんじゃ…。

市原で忘れてはならないホール企業群

❸ 市原と言うと決してなお去りにできないのが、「HINOX」グループの千葉日の丸殿であろう。五井駅前に堂々と自社ビルを構えられて“市原の主”を自認しておられる。市内だけで6店舗を展開され、神奈川の茅ヶ崎にも出され計18店舗と成っておるから、立派なもんじゃ。いまは密かに新規出店も視野に入れておられるようじゃから、実に元気印じゃのぅ。

もう1社、「クレスト」「ユートピア」「百万弗」屋号で千葉県内4店舗を展開している三徳実業も記憶しておく必要がある。問題の2012年のGW前に四街道で昔“ブイブイ”言わせておった「キクヤ四街道」跡を買われたことで注目された会社じゃ。ここ市原では「クレスト姉崎」(526台)と「ユートピア」(311台)と言う具合にJR姉ヶ崎駅周辺で頑張っておられる。

更に、「メトロ」殿も忘れてはならぬじゃろう。古くより古市場で店をやっておられたが、やはり2012年に「パルク」(インターナショナル交易)の店を買われて「メトロ潮見通店」(640台)として開店為された。木更津でも「メトロ清見台」(480台)を盛業されておるので、やはり上総の国をようけ知っておられるようじゃ。

最後に、千葉県内のトップ企業である「ともえ」殿も、やはり抜かりなくこの市原に760台の大型店を展開為されておるわい。場所は国道16号沿道の京葉工業地帯ではなく、市原市役所のある歴史の旧いエリアである。「ともえ」殿と言えば、低玉貸しを導入されずに4円パチンコ、20円スロットのスタイルで“頑なに”営業されるチェーンとして、つとに知られておるが、ここ市原店もやはりそうで、未だに1円や5スロ無しの分かり易い店じゃ。

さて、そろそろ探索も終了じゃな。なにせ市原は千葉県でも一番広い市じゃから、馬に乗っても相当時間がかかる。まだ南総里見八犬傳に由来すると思われる小湊鉄道の「里見」駅あたりには、とても脚が伸ばせてはおらん。里見氏の祖先の真里谷氏は甲斐武田の分家筋に当たり、足利義明を「小弓(おゆみ)公方(くぼう)」として表に立てながら、茨城県古河市にあった足利本家の「古河公方」と対立しつつ、戦乱の上総、下総を闊歩したと聞いておる。

いまは千葉市緑区の「おゆみ野」と平仮名表記に成ってしまって、人気住宅地の「おゆみ野」に住む人は、そんな小弓公方なんぞ、とんと知らんと思われるが、実に楽しい馬での探索旅行であったぞぅ。さてさて、今から栄町へでも繰り出して、一風呂浴びて生気をいれようかのぅ(笑)。

カテゴリー: パチンコ,注目ホール,注目市場

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