【武蔵の国=上尾市:篇】、街は平凡!? パチンコ店は個性イッパイ!? 小森黄門ちゃま、上尾をゆく

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第93回

【武蔵の国=上尾市:篇】、街は平凡!? パチンコ店は個性イッパイ!? 小森黄門ちゃま、上尾をゆく

肥前・備前と、西国の方を遠征して参ったが、久々の関東じゃ。お盆直前には我が領国=常陸でも「メガ・カイア那珂」もめでたく開店する様じゃから楽しみじゃのう。その前に先週上尾で「玉三郎上尾」(344台)がリニューアルオープンした故、ちょい覗いてみようぞ。上尾と言えば、中山道の上尾宿が思い浮かべられるが、特にこれと言った歴史的ドラマの舞台は無い。強いて言えば大宮、浦和のベッドタウンと言ったところじゃな。埼玉県によくある〈住宅と工場・倉庫が混在する景色〉という個性のない街というヤツじゃ。ところが、埼玉には東京よりも“個性”の強い遊技場が多いときとるから不思議なもんであるのぅ。この“ギャップ”は埼玉を少なくとも100回以上は巡察せんと気が付かんぞよ。

この上尾という街も〈街は平凡、パチンコ店は個性イッパイ〉という意味で、今日の巡察もまた楽しからん。

個性溢れるホール「ヤマフジ」と「りっちらんど」

❶ 上尾と言うと真っ先に思い浮かぶのが『ヤマフジ』であること、論を待たないであろう。島忠家具センター殿が25年以上前に「ヤマフジ日の出店」(当時280台)を始められたのを皮切りに、「中妻店」「平塚店」を次々に開設されて、上尾市内3店舗、更には北本市にも進出されて、完全に他の追随を許さない独自の“ぱちんこ文化”を守り継続発展されておる。元が小売業の企業さんとあって、細かい仕入れチェックがルール化されているようで、機械の“無駄に多い”購入は一切許されず、空調配管の設備等も「段ボールで手づくり」と来ておる! これは決して“ケチ一辺倒”という事ではなく、高い設備費をかければそれがお客に転嫁されて、価格競争に負けてしまう! という愚直なまでの哲学によるものじゃそうな。こんな変哲の無い景色の埼玉に、かかる“個性的な”遊技場ができるという事じたいが、ワシには不思議に思えてならん。

また上尾には『りっちらんど』という実に楽し気なお店も有る。上尾にW店舗、更に同じ埼玉の鴻巣市、坂戸市と、県内4カ所に展開されておるが、元々が貿易会社である富國物産という経営じゃそうな。富國=rich landという訳じゃ。どういう経緯で遊技業界に入られたのかは詳(つまび)らかではないが、なんでも聞き及ぶところでは、貿易の利幅と比べて遊技場の利益率が“異常に”高いことにビックリされた様で、昔から薄利でやっておられるとのことじゃ。じゃからこうして30年も前から長い商売を展開されて来られたのじゃろうのぅ。ところがこの富國物産どのは東京千代田区の会社ときておるから、またまたビックリ。埼玉の不思議の一つじゃ。

“よい事は真似ろ!”で〘低貸新台専門店〙、「玉三郎上尾」店リニューアルオープン

❷ そんな中にあって、更に古くからこの上尾で遊技場を始められた「ミナミボウル」という企業さんが有るわい。「パチンコミナミ」と言う名で30年以上前から遊技場をやられておった様じゃが、うまく行かずか、新潟の「玉三郎」(㈱エム・アイ・ディージャパン)殿に経営を委譲されたという経緯と心得ておる。最近まで4円P、1円P、20円S、10円S、2円Sの“普通の”営業でやられておったものを、この度〚低貸 新台 専門〛店に営業スタイルを一新して、この6日にリニューアルオープンをされたよし故、一度覗いてみようではないか。県内では朝霞の玉三郎も「MiDガーデン」に店名変更と共に大幅リニューアルされたのが、一昨年の10月じゃった故、ここ上尾もさては「MiD」に変わるのか? と思いきや、玉三郎の店名はそのままながら、今密かに“ブーム”の〘低貸 新台 専門〙店に業態変更の試みじゃ。以前書いた“新潟ジンクス”の中に在って地元新潟で生き残り上昇してこられた三井殿だけに、決断は早いのぅ。因みに1.25Pは210台、6.25Sは134台の単一パターンで計344台である。

〘低貸新台専門店〙という用語は、パラッツオ東京プラザの徐会長殿が初めての使用と覚ゆるが、三井殿も“よい事は真似ろ!”の精神ですぐに追随されたというわけじゃな。しかもパラッツオと違うのは〘1.25円P、6.25円S〙の各一種類の貸し玉で、至ってシンプルであることである。344台という台数からすれば至極順当な選択ではあるまいか。

店を覗いたところ、6.25円スロットの方は非常に客付きが良いようじゃ。同じ北上尾の「ヤマフジ中妻店」殿の5スロ台数が僅かであることを勘案すると、非常に納得のいく状況であろう。さりながらパチンコの方は、ヤマフジ殿の方が低玉の大先輩であるだけに、如何に今度の玉三郎殿がオール1.25円と言えど、ヤマフジ殿の壁を崩すのは一定程度時間を要するのではあるまいか? ただ、地元新潟ではとっくに低玉路線に慣れておられる玉三郎殿であるだけに、何も心配はいらんと覚ゆるが(笑)。

いずれにしても新業態を始められる以上は、大坂、三重、千葉のパラッツオ殿の先例をしっかりチェックされる三井殿であろうから、今後のこの展開が楽しみではある。

上尾と言えば無視することのできない「UNO」の存在

❸ かかる意味合いに於いて、上尾の新たな“試み”は極めて注目すべきかと思うのはワシだけじゃろうか?(新台を低貸しにガンガン入れていくという玉三郎殿 vs. 新台投資を極力抑えていくというヤマフジ殿)という、明確な“対決”構図が出来上がったわけじゃから。いやはや、まさかこんな“対決構図”が展開されていくとは、2006年に北海道で低貸し営業が一斉に花開いたときには考えられもせなんだもんじゃわい。

※ 更に埼玉には「ゴープラ」という1円、5スロの専門家も居られ、この度入間、所沢、川越、飯能の次に春日部にまで出て来られると噂で聞いておる。いやはや、埼玉は街の景色は“凡庸”で見るべくもないが、遊技場に関してはスタープレイヤーが目白押しの感があるのう。この“ギャップ”は、如何様に理解すれば良いものじゃやら。

❹ あ、そうそう、上尾と言えば『UNO』(東和産業㈱)殿の存在を無視することは許されまい。上尾駅西口と、北上尾駅東口のショッピングセンター「PAPA」の一角に2フロアで展開されておる。このUNO殿、この度横浜線中山駅近くの旧「カナイ」殿を買われて「ZoRoN」(600台)という新ネームで一昨日8月8日にグランドされた様じゃから、改めて参らねばならぬのぅ。UNO殿は元々、低玉貸しが“大嫌い”とみえて、元祖4円20円の“正統派”であられるが、この北上尾に関しては、他企業と並んで1円5スロも取り入れておられる。こちらは、玉三郎の業態変更リニューアルを特に意識されることなく、ゴーイングマイウェイでやっておられるようじゃ。

さてさて、この35℃での“地獄の”巡察はこれにて勘弁してもらおう。空腹と喉の渇きで死にそうじゃ。おお、玉三郎のハス向かいに「元祖いなかっぺうどん」という何やらゆかしき店があるではないか! ちょっと酒は呑めなさそうじゃが、そんなことはどうでも良い、助さん格さん、スグに席を確保して参れ。中山道の宿場の味がしそうで嬉しいわい。

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おそらく以前は島忠家具センターだったと思われる造りの「ヤマフジ中妻店」

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ヤマフジ中妻店の隣に、やはりウエアハウス型で営業する「遊人館」

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大リニューアルした、玉三郎上尾店

カテゴリー: パチンコ,注目ホール,注目市場

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