【常陸の国=日立市:篇】、一番店へと“勝負”をかけた「ニューフェイス」に目を向けて、小森黄門ちゃま日立へ…

小森黄門ちゃまの業界漫遊記 第94回

【常陸の国=日立市:篇】、一番店へと“勝負”をかけた「ニューフェイス」に目を向けて、小森黄門ちゃま日立へ…

今度から3回連続で、我が常陸の国=茨城である。月曜に上尾まで出かけて次は常陸じゃと予告しておいた通りじゃ。以前より茨城は関東の日が立つ=「ひたち」所でありながら、何故かあまり注目されん。関東以外から出店する者らに聞いても、茨城は関東ではないかのような扱いを受けておって、毎回ハラが立っておる。ところがこの7月から8月にかけて「石岡」「那珂」「日立」と三都市に於いて連続の新店ラッシュじゃ。更に来年にかけて「水戸」けやき台にもマルハン殿が出てこられるという話しで、我が領国は久々に遊技業界の話題を一手に集めておるわ、ガハハ。どんなもんじゃ。水戸藩28万石の実力を見せつける良い機会じゃ。

遊技台1台当たりで支える人口は27人の日立市、超激戦区ではない!?

❶ さてどこから順番に見て回ろうかのぅ。こういう時は遠くの土地から先にと決めておるので、まずは陸奥との国境の「日立」からとしよう。この日立にやって参ったのは隣国=陸奥いわきから勿来関(なこそのせき)を越えて越境せられた「ニューフェイス」殿である。末広がりを祈念されてか「八八八台」というこだわり様である。

ここいらで日立市の事を少しく調べておこうかのぅ。昭和の高度成長期には県都の水戸をも上回る人口が有ったこともある日立であるが、日立製作所が東京丸の内に本社を移してからは人口は減り、現在は18.3万人と減る一方である。この日立市には遊技場が24店舗も有って随分多いように思えるが、実は昔ながらの160~300台未満の店が17店舗も有ってのぅ、遊技台1台当たりで支える人口は27人も有って、案外それほど超激戦区とも言えんのじゃ。これまで市内の最大台数は「ダイエー」(840台)、次が「MGM」(700台)であった故、今度の「ニューフェイス」の888台は一気に一番店へと“勝負”をかけてきおったな(笑)。

設置台数で云えばこれまでじゃが、一つ課題がある。それは7月半ば以降の新規店では、従来のような1/399のMAXタイプのぱちんこ機の設置が認められない事じゃ。前回の〘肥前の国=神埼〙の「つかさ神埼」(808台)でもそうじゃったが、既にかかる〖新しい遊技場の時代〗へのテープは切られておる! という事を実感できるのぅ。

激動期、新しいビジネスモデルに幹部の多くは反対する

❷ 思うに、この“新しい状況”は実は2008年GWまでの新店建設状況に比定することができるのではあるまいか?…。あの頃たしか「大海物語」「大海物語スペシャル」の海シリーズが絶好調で、(金沢殿の肩を持つわけではないが)「海」にしっかり客付けできる店が成功すると言う“鉄板の法則”というモノがあった事が不意に思い出されたのじゃ。

この頃一部の“業界人”は、MAX機の年内撤去によって、ますますパチンコ離れが加速するし、閉店する店が続出すると予想する。たしかに過去8年間の「経験則」によれば、射幸心がここまで抑えられると、パチンコする動機が益々下がっていくと予想せざるをえないじゃろう。会社と言う組織においても全く同じことが言える。激動期にあって、従来のビジネスモデルでの稼ぎが大きな壁にぶつかっている時、それまでのモデルで成功してきた“忠臣”の幹部ほど、新しいビジネスモデルの提案に反対するもんじゃ。

昔、90年代にセゾングループがLOFT、西洋銀座ホテル、クレディセゾン…、など時代を突き抜けた新生活提案を世に出した事はよく知られておる。総帥の故:堤清二(ペンネーム辻井喬)は、10人中9人が賛成するような提案は、悉く却下したそうじゃ。セゾングループが成功か失敗かは評論家に委ねるとして、新しいビジネスモデルには幹部の多くは反対するもんじゃ、という事は不滅の心理じゃと思うぞぇ。

そのうち見ておれ、ある時点を過ぎたあたりで、旧要件の機械に“しがみつく”店は、いつのまにか周回遅れの“トップ”を走ってるに過ぎない事にハタと気づかされる事になろう。

茨城に“初上陸”した「ニューフェイス」が注目される4つのポイント

❸ という訳で、北のいわき市から県境を超えて茨城に“初上陸”した「ニューフェイス」殿が四重の意味で注目されるわけじゃ。

(一) “衰退都市”日立に888台の思い切った最大台数で勝負をかけられたことが吉と出るか?

(二) 今年中はライバルの「ダイエー」「MGM」等がMAXタイプ機を保有している中で、MAX無しの新規店は、果たして“不利な”コンペを強いられるのか?

(三) スロット448台は全て20円貸し、しかも30φの「ハナハナ」だけで150台という“前代未聞”の度肝を抜く実験は、ぱちんこMAX機無しの“ハンデ”をカバーして余りあるかどうか?

(四) 福島県下では唯一「業界等価」を維持し続けたニューフェイスが、「業界等価」店が圧倒的に多い茨城県に出てきて、どこまでその“真価”を発揮できるか?

日立で思い起こされる県下有数企業だった「金馬車」の「アンダーツリー」への吸収

❹ さて、今一つ日立と言うと忘れてはならんのは『金馬車』の事じゃ。一年前まで県下17店舗を展開し、県下有数の企業であったが、旧オーナーの“放漫経営”によって会社更生法適用に追い込まれ、結果、大阪のキコーナ=アンダーツリー㈱に吸収された事はつい最近の事じゃ。旧オーナーはよほど日立市を愛しておられたのか、昨年は日立市議選にまで立候補されたが、あえなく落選されてもうたわい。

いまこの17店舗のうち12店舗は「KICONA」に看板を替えて次々とリニューアルをかけておられる。日立市内にあった金馬車の本社も今は無く、東京丸の内に移ってしまって「アンダーツリー東京」となっておるわい。ほんまに、一つの時代が幕を閉じたと実感させられるわのぅ。

❺ やれやれ日立の街は南北にえらい長いわのぅ。しかも太平洋に長く面しておる。5年半前の福島大地震では、この日立も福島との県境ゆえ相当揺れたことと思われる。福島原発が壊滅したせいで、相馬、小名浜の魚介類はまともには売れぬ状況が続いておる。ワシも小名浜へ行くたび舌鼓をうった「メヒカリ」ももう二度と食えんかと落胆しておった。ところがどうじゃ、日立ではまだメヒカリが捕れておるではないか! 〈放射能の危険性が、〉じゃと! 戯けたこと言うでない。ワシに付いておる神のご加護が、さような庶民的不安感など拭い去ってくれるわ、ガハハ。早う買い求めて参れ。水戸に帰って台所方がさぞ上手に炙ってくれようぞ。

それにしても、日立市役所のある中心街の助川の「銀座通り」は何たる衰退じゃろう。卑しくも「銀座」と名が付くにもかかわらず、30分に10人程しか人が歩いておらんではないか! 日立製作所の本社が在った頃には、夕方の帳と共に職場、工場から多くの酔客がここいら辺りを賑わわせたことであろうのぅ。我が水戸藩の経営も、格式ばかり見栄を張って放漫であることこの上なし! 他山の石として大いに慎まねばならぬ。なにぃ! 大日本史の編纂事業こそ金食い虫じゃと。タワケ。

味噌と糞を同じにするでない。このように混沌とした世の中で、いったい何が真実で、何が義であるのか、人々が判断する軸を喪失しておるような時なればこそ、国史の編纂事業は誰が何と言おうと完遂させねばならぬのじゃ! ワシも堤清二氏の心境に成ってきたわい。

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11日にオープンしたばかりのニューフェイス茨城総本店

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ニューフェイスから500mにあるニラク日立店

カテゴリー: パチンコ,注目ホール,注目市場

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