日遊協通常総会、全商協、回胴遊商が団体加入、庄司会長は役員改選で続投(行政講話全文掲載)

 

一般社団法人日本遊技関連事業協会(日遊協/庄司孝輝会長)が6月9日、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京において「第27回通常総会」を開催した。

冒頭の総会挨拶で庄司会長は、現在の業界を取り巻く環境について触れ、「非常に厳しい対応をしていくことになると思う」としながらも、これをひとつ越えなければ、次の新たなステージに進むことはできないと語った。また、ちょいパチなど、高射幸性を抑制した遊技機開発等にも触れ、「新たなパチンコのカテゴリーを増やしていかなければ、ファンのすそ野は広がっていかない。今はピンチだけれども、これをよい機会と捉えていかなければならない」と語った。

今総会では「平成27年度事業報告、決算」「平成28年度事業計画、収支予算」などが審議、承認および報告された。とくに「平成28年度事業計画」において重点推進事項を次の通り定めた。

● 平成28年度重点推進事項

1 パチンコ・パチスロ新時代にふさわしいビジネスモデルの創造等、安心安全な遊技環境の整備
(1)遊技産業活性化プロジェクトの推進
ア 多様な遊技機と遊技方法の検討
イ ファンのすそ野を広げるPR活動の推進
(2)健全化に向けた業界の在り方の研究
ア 不正に対する断固たる対応
・一般社団法人遊技産業健全化推進機構の活動への積極的な協力
・遊技産業不正対策情報機構(PSIO)の活用と、地域セキュリティーネット等との連携強化
イ 社会情勢の変化に対応した法令等の研究・改善の取組みの強化
ウ 依存(のめり込み)問題対策の推進
エ 業界の自主規制の在り方についての検討
(3)一般社団法人貯玉補償基金の整備充実
(4)店舗における防犯対策の強化
(5)訪日外国人の受入れ対策の研究

2 人づくり活動の推進
(1)店長等講習等体系的な人材育成システムの充実強化
(2)遊技機取扱主任者の講習・試験制度の充実強化

3 環境問題への積極的対応
(1)省エネに関する意識の改革とエコホール等の対策の推進
(2)遊技機リサイクルの積極的推進
(3)ホールにおける受動喫煙防止対策
(4)「みどりのきずな」「共生の森」計画の推進

4 社会貢献活動の推進と社会的評価を得るための効果的な広報活動の推進
(1)遊技産業に対する理解と社会的評価を高めるための広報・各種イベント活動の推進
(2)地域における各種ボランティア活動の推進と日遊協ボランティア派遣隊の充実強化

5 組織体制の整備と活性化
(1)会員増強方策の積極的推進
(2)委員会・プロジェクトチーム活動の整備
(3)本部・支部間、支部相互間の情報交流の推進

6 遊技産業の各団体間の連携強化
(1)団体間の各レベルの会議の充実強化
(2)団体会員等と連携した広報活動等の実施

この他、役員改選も行われ、庄司孝輝会長が再選された。また、昨年の日工組、日電協の団体加入に続き、全商協と回胴遊商が団体加入することとなった。調印式では全商協と回胴遊商とともに、すでに団体加入している同友会も、合意事項の見直しのため、改めて団体加入に関する合意書にサインをした。これで、日遊協にはメーカー団体2団体、販社団体2団体、ホール団体1団体の5団体が団体加入したことになる。

当総会においては、警察庁生活安全局保安課の大門雅弘課長補佐が、小柳誠二保安課長の講話を代読した。内容は「射幸性の抑制に向けた取組みについて」「のめり込み問題を抱えている方への対策について」「遊技機の不正改造の絶無について」「遊技くぎの問題について」「遊技機の流通における業務の健全化について」「ぱちんこ営業の賞品に関する問題について」「広告・宣伝等の健全化の徹底について」「ホールにおける置引き対策について」のそれぞれについて、迅速かつ真摯に対応するよう要請した。

とくに遊技くぎの問題については、「警察庁としては、年内に撤去対象遊技機が市場からなくなるよう、業界として最善の努力をすべきと考えている」としたうえで、「著しく射幸心をそそるおそれのある遊技機を設置して営業することについて、風営適正化法違反となることは言うまでもありませんが、仮に製造業者が出荷段階でそのような遊技機に該当する性能変更に関与していたとしても、営業者がそのような遊技機を設置し続けることは、営業者として風営適正化法違反となる行為となります」と語り、製造業者の関与があったからと言って、営業者の風営適正化法上の責任が免責されるわけではないことを明言した。さらに「今回のくぎの問題を通じて、業界としてきちんと襟を正すためには、単に撤去対象遊技機を回収して新しい遊技機を導入するだけでいいはずはありません。日工組によれば、今後販売される適正な遊技機のベース値は30台程度のものが想定されておりますが、この本来の性能を不当に変更することなく営業の用に供されることが、当然求められております」とも語った。

これから年末、そして来年に向け、業界の真摯な対応が問われてくるところだろう。行政講話の全文はPDFで全文を掲載するので、是非、目を通してほしい。

行政講話全文PDF

IMG_2691

小柳課長の講話を代読する大門課長補佐

IMG_2690

団体加入合意書調印式

カテゴリー: ニュース,業界動向

メッセージを残す

メールアドレスが公開されることはございません。