「2015年ぱちんこ依存問題電話相談事業報告書」、開設以来の総相談件数は17,771件

 

ぱちんこ依存問題相談機関・認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワークより、「2015年ぱちんこ依存問題電話相談事業報告書」が4月中旬にまとめられて発表された。その概要について、一部分を抜粋して以下に掲載する。

総件数

2015年1月1日から同年12月31日までの全相談件数は、2,967件であった。開設以来の総相談件数は17,771件となった。

2015年8月より全商協RSN支援室が開設され、依存問題の相談以外の電話は、全商協RSN支援室が対応している。相談件数は、RSN沖縄事務所と全商協RSN支援室の合計件数となっている。解析は、RSN沖縄事務所で対応した2,840件のみを対象として行った。

相談件数は、前年より110件減少した。月平均相談件数は、247.0件(2014年256.4件)であった。遊技参加人口が増加せず、店舗数も減少していること、高射幸性遊技機の撤去や遊技くぎ問題、カジノ議論の後退などの遊技業界を取り巻く状況に加えて、2013年にRSNの情報啓発が一気に広がった時のインパクトが、時間とともに薄れてきているのではないかと考えている。一方で依存問題の啓発に対する遊技業界の意識は高まってきており、多様な啓発方法に独自の工夫と協力を行っていただけるホールも増えてきている。RSNとしても啓発方法の改善を検討する予定である。

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相談内容

相談者の多くは「話したい」よりも「知りたい」が多かった。

● 話したい内容

「話したい」相談者よりも、「知りたい・教えて欲しい」相談者が多く、「話したい」という相談は、初回相談2,159件中303件(複数回答のため回答数は337)だけであった。「話したい」相談者は、昨年とほぼ同数であった。相談者のほとんどが、感情のはけ口としてではなく、知識や情報の入手を期待し利用している流れに変化はなかった。

相談者の「話したい内容」としては、「当事者に関する感情」(「話を聞いてもらいたい」「とりあえず電話をした」など)が最も多かった。次いで「グチ」であり、その内容は、「出ない」「勝てない」「遠隔操作されている」「自己排除プログラムを作って欲しい」など、昨年とほぼ同じであった。ぱちんこホール、機械、のめり込み啓発の方法などに関する意見や苦情、機械の不正を訴える内容は、昨年よりも若干減少したが、30件に上った(「ホールに関する苦情」)。

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● 知りたい内容

「話したい」相談303件に対し、「知りたい」相談は、2,007件(複数回答のため回答数は2,184)であった。相談者が最も「知りたい内容」は、「やめ(させ)る方法」(1,409件)であった。

借金の返済方法の相談は昨年とほぼ同様で、地域の相談先と家族の接し方は微増した。やめ(させ)る方法は、昨年より362件ほど減少した。これは、本人の相談件数が減少したのに反し、家族の相談件数はほとんど減少していなかったことが反映された結果と思われる。

相談件数の増減はあっても、ほとんどの相談者に、RSNの電話相談は依存問題の解決支援機関として認識され、利用されている。

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