新卒(定期)採用がもたらす企業への効果 ①

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新卒(定期)採用がもたらす企業への効果 ①

人事制度の改善にゴールはない!

私は、仕事上、企業の新卒採用のお手伝いをすることがあります。今年もある企業で、新卒第2期生の採用に関わらせていただきました。昨年同様、入社式にも参加しましたが、初々しい新入社員を見ていると、とても新鮮な気持ちになり、自分が社会人になりたての頃の夢や理想を思い出し、仕事の原点に立ち戻ることができました。入社式はいつもとても大好きなイベントです。

そこで今回は、コンプライアンスの話ではなく、番外編として「新卒(定期)採用がもたらす企業への効果」について数回に分けてお話ししていきます。先ほどの企業ですが、昨年、その新卒第1期生の採用に携わった時のことをお話ししましょう。

当初、企業としては、新入社員の受け入れ体制の整備を含む人事制度を、まず先に整えてから、新卒採用業務をスタートしたいとの意向がありました。何しろ企業としては初めての新卒第1期生の受け入れです。慣れないことに、企業が及び腰になってしまうのは当然かもしれませんよね。しかし私は、あえて人事制度の整備と採用活動を同時進行させましょうと提案しました。人事制度の整備を優先するなどと悠長なことを企んでも、実際には日常喫緊の業務に押され、優先どころか後回しになるのが目に見えているからです(笑)。そうなると当然、新卒採用のプロジェクトのほうも1年、2年とどんどん先送りになりますよね。

実を言うと、人事制度の改善にはゴールがありません。むしろ、常に時代の変化に柔軟に対応しなければなりませんので、これを完成してからと待っていたら、いつまでたっても新卒採用はできません。

だからこそ私は、あえて新卒採用活動を強行する提案をしたのです。すると、来年の4月には確実に新入社員が入ってくることになりますので、それまでにはどうしても受入体制を含む人事制度を整えなければならなくなります。つまり、思い切って退路を断ってしまったのです(笑)。

「新卒採用」というひとつのベクトルに向かって…

このように、一度明確な期限が決まると、会社全体が新入社員を受け入れるというひとつの目標に向かって急展開し始めます。そしてまた、新入社員の受け入れ体制を整えるということが、必然的によりよい職場環境を整えることに意識を向かわせるのです。

限られた時間の中でこそ、効率よくプロジェクトが進むような思いがけない工夫が生まれる可能性があります。集中的に企業理念や行動指針について考え、話し合いをすれば、当然会社全体にロイヤリティの意識が浸透してきます。また、新人教育のあり方について考えることが、新入社員だけでなく、既存社員やアルバイトスタッフに対する教育をも考えることに繋がります。

なんといっても、みんなで創り上げるそのレールに、初々しい新入社員をのせた列車が走り出す瞬間のことを想像することが、みんなの共通の楽しみとなるはずです。そして実際、その新しい列車が動き出した時、喜びをみんなで分かち合うことができるはずです。

このプロジェクト中、様々な整備に様々な社員が一生懸命取り組んでいる様子は、とても素敵な光景でした。この光景を目に焼き付けておき、5年後、新卒の社員から店長が誕生した際に、この光景を思い出しながら一杯やりましょうとお互いに話したほどです。そうです、私はいつかこの至福の一杯を飲むために、新卒採用プロジェクトをやっているといっても過言ではありません(笑)。

「新卒採用」というひとつのベクトルに向かって会社が動き出す結果、会社の役員・従業員全員が参加する、よりよい会社創りへの初めの一歩がもたらされるわけです。

カテゴリー: パチンコ,人材採用

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